こんにちは。今回は2025年初頭に日本への展開がスタートした竹林鳥(Zhulinniao)が手掛けるイヤホン「Qingluan Z4」をレビューしていきます。
商品ページを見てもコンセプトや詳細が詳しく書かれていないこともあり、海外の情報やAliExpressに記載の情報を参考にしながら、執筆させていただきました。
製品概要
「Qingluan Z4」は、竹林鳥(Zhulinniao)が手掛ける日本円で約6~7,000円前後のイヤホンです。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、2種類のチューニングノズルで音の調整が可能。
本体は低価格ながらフルメタルボディを採用し、見た目にも高級感を漂わせています。海外の情報を参照すると、亜鉛合金とのこと。
日本のみならず海外の情報を調べてみると、エントリー向けのイヤホンを主として製造しているようですね。
仕様について
「Qingluan Z4」の仕様をざっと見てみましょう。情報が少なくて海外向けのECサイトから参考にさせていただきました。
構成 | 10mmDD |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz-20KHz |
感度 | 125 dB |
インピーダンス | 32 Ohm |
ケーブルコネクタ (プラグ) | 3.5mmプラグ |

パッケージ外観と付属品について
パッケージ
パッケージは黒を基調としたシックなデザインと存在感のある箔押し表現で、高級感を演出しています。

箱を開けた瞬間、「この価格でこの充実度…?」と驚きました。開けるとイヤホンやイヤーピース、キャリングケースがしっかり固定されており、まるで展示品のような雰囲気です。付属品も充実していますね。


…まるでスポンジが詰まったハードケースのようですね。
素晴らしい開封体験ですが、イヤーピースだけ固定が甘くて、ケースの中をころころと転がっていましたので、手直しして正常な状態に戻してから撮影しました。
付属品
豪華な箱の中にはたくさんの付属品が丁寧に配置されるように詰め込まれています。

- Qingluan Z4本体
- チューニングノズル
- ノズルフィルター(赤・透明5ペアずつ)
- 高品質シリコンイヤーピース(3種類のS,M,Lサイズ)
- イヤホンケーブル
- キャリングケース
- 各種説明書等
この価格帯だと「本体とケーブルとイヤーピース」の3セットだとしても一般的に思いますが、Qingluan Z4は付属品の充実度が高く、開封体験も満足度の高いものになっています。
強いて言えば、ケーブルの癖がもう少し改善されれば…
しかし、この内容なら十分すぎるほど満足できるセットだと思います。付属品にも拘るコスパ重視の人には、特に刺さる製品なのではないでしょうか。
本体
本体を手に持った瞬間「これがエントリーモデル?」と疑いたくなるほどの仕上がりです。シェルには亜鉛合金が採用されていてるようですが、その質感が素晴らしい!
光沢のある部分とザラザラな表面処理をされている部分のコントラストが美しく6-7,000円台とは思えない高級感を漂わせています。

フェイスにさりげなく入ったブランドロゴの刻印がアクセントに。どこか工芸品のようなる雰囲気があり所有欲をくすぐります。
重さは亜鉛合金ゆえに軽くはないですが、このずっしり感が逆に「しっかり作られている」という安心感(笑)


フェイス以外の部分はザラザラとギラギラした反射が目立つ仕上げ。シンプルながらも上質感のある表面加工で、どこから見ても「安っぽさ」とは無縁の仕上がりです。
全体として、Qingluan Z4の本体外観は、この価格帯では異例とも言えるクオリティ。艶やかなシルバーの色味と丁寧な作り込みが、カジュアルにもちょっとしたおしゃれな場面にも対応できる魅力を放って…いるかもしれない。
イヤーピース
シリコン製のイヤーピースが3種類(S、M、L)のサイズで3種類も付属しています。
一番右の緑色の液体シリコンのイヤーピースは、同社の「Zhulinniao Zhu Rythme 」ですね。単体で買うと結構高いです。


好きなものを選んで快適に使える点で高く評価したい所ですね。
付属ケーブル
3.5mmのシングルエンドプラグと0.78mm 2ピンのコネクターを備えています。透明の被膜越しにシルバーメッキ線材が除くデザインでイヤホン本体とデザイン的にも素晴らしくマッチングしています。

実際の使い心地としては、ケーブル自体は軽量で取り回しは悪くありませんが、少し硬めで癖がつきやすい印象です。というか工事からなかなか癖が取れない…!なんかクネクネしています。
しかし、ケーブルが擦れる音はほとんど気にならないレベルで問題はなさそうです。
その他の付属品について
ケースはグレー基調のもので、しっとりとした感触の合皮で作られているようで安っぽさはありません。
交換用ノズルは、透明と赤の2セットが付属し、音のカスタマイズが楽しめます。
※写真に写ってるノズルは赤リングのノズルで、デフォルトのノズルはイヤホン本体に装着されているので写っていません。


透明は自然なバランス、赤はちょっとドライな感じが強くなって高音が強調され、ボーカルや分離感がより際立つ仕上がりになってましたよ~
私の好み的にはデフォルトのノズルですかねえ。
音質について
Qingluan Z4を一言で表すならば、「明るくクリアな高音が際立つニュートラル的サウンド」ですね!
早速ですが聴覚上の音のバランスのグラフから見ていきましょう。
※聴覚上のイメージで、計測データを元にしたものではありません


音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
視聴環境
- iBasso DC-Elite+外部給電 (AKLIAM EC02+ddHiFi TC09L)
音色
ニュートラルに寄っていますが、透明感が強くやや明るくクリアで軽快なサウンド。とてもわかりやすく寒色系!という出音です。
低音域
低音はタイトで締まりがあり、量感は控えめなタイプ。ベースラインやドラムのキックが埋もれることはないものの、ズシンと響く重低音を期待するとかなり肩透かしを食らうかもしれません。
しかし、中低音付近に強いハリのあるアタック感を感じるので、スピード感やキレの良い低音が好みの人にはマッチすると思いますし、値段に対して比較的解像度のある低音でディティールそのものはハッキリしている出音です。
中音域
最も音が濁りやすい音域だと思っているのですが、楽器の分離感がしっかり感じられます。ギターのアルペジオやピアノの旋律が前傾姿勢で出てきて、艷やかな響きもあります。楽曲によっては前傾姿勢すぎると感じることもあるような塩梅です。
ただ時々ザラついたような質感や少し冷たいトーンに感じることもあり、もう少し温かみが加われば、さらに自然で心地よいサウンドになったのでは?と感じる部分もあります。
高音域
伸びやかでキラキラした音が特徴。シンバルの金属的な響きやバイオリンの響きも明るく軽やかな感じで表現されます。
クリアで明瞭感高く解像度も高いが、細かなディティールを再現するほどの表現力は控えめで空間表現にやや荒っぽさを感じます。音の数が増えるとより顕著に感じますが、まぁ…比較的安価な製品ですので目を瞑りました。
解像度
1万円以上のイヤホンと比べると少し落ちますが、6-7,000円台では十分満足できるレベルでディティールを表現してくれます。
ボーカル
艶めきを感じる美しいボーカル表現だと思います。中高音の明瞭感の高さが特に女性ボーカルの表現に良い方向に寄与しています。男性ボーカルだとやや冷たく乾いたような印象がありますが、音声にハッキリした輪郭がありますのでボーカル重視の人には嬉しい仕上がりです。
音場
全体的に並か、やや狭いといった所です。重心がやや上方向な印象があります。
音の奥行き感もやや物足りなさを感じます。
聞いてみた感想
初めて装着して音楽を流した瞬間、予想以上に透明感のあるボーカルや中高音に驚きました。J-POPからクラシック、ロックまで幅広いジャンルを試しましたが、どの曲でも「キレの良さ」が際立つ印象。
低音は控えめながら、中高音の明瞭感が高く高音方向へ伸びやかさを感じるサウンドです。
装着感について
Qingluan Z4の装着感は、重量感があるものの耳にしっかり装着さえすれば問題は感じません。ただしノズルが短めなのでイヤーピース選びがかなり重要になるかと思います。
付属のイヤーピースは3種類用意されていますが、時にはサードパーティ製を試すのも手です。


コストパフォーマンスについて
6-7,000円前後でこのトータルパッケージは、正直「アリ」だと思います。デザイン、ビルドクオリティ、音質のバランスを考えれば、同価格帯のライバルを上回る満足度。十分にコストパフォーマンスは非常に高いと評価できます。
既にたくさんのイヤホンやイヤーピースを所持している方にとっては魅力的に感じられないこともあるかもしれませんが、ポータブルオーディオに興味を持ち始めた方や初心者の方にとっては嬉しいパッケージングだと思いました。
長所と短所
長所
- 高音域の伸びやかさとクリア感
- 上質なビルドクオリティ
- 総合的にコストパフォーマンスが高い
- 付属品多ッ!!
短所
- 低音の物足りなさ
- わかりやすい寒色系
- ノズルが短い
- 人によっては中高音がピーキーかも?



個人的には、もっと低音が出て、暖色に寄せたしっとりした出音だと万人受けしそうな音になるし良かったかも~!?
付属品が多いのは良いことですね!
あとがき
突然の日本展開で一時期話題を集めた竹林鳥(Zhulinniao)ですが、今回のレビューを見ていかがだったでしょうか。
どんなブランドで、どんな製品を生み出しているのか、その魅力の一端をお伝えできていれば幸いです。
Qingluan Z4は、ポータブルオーディオ初心者の方から、ポータブルオーディオの世界にどっぷり浸かり始めた中級者、そしてこだわりを持つ上級者まで、幅広い層にぜひ試してみてほしい製品だと感じました。
私の個人的な意見としても、価格以上の満足感を得られたのは嬉しい驚きでしたね。
今後、竹林鳥(Zhulinniao)の日本展開がどのように進んでいくのか、私自身も大いに気になるところです。新たな製品やさらなる進化に期待しながら、引き続き注目していきたいと思います。
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