1万円台のイヤホンで迷っているとき、「SIVGA Que」が目に留まったことはありませんか?SNS上でも十分なほど話題になる製品ですよね。
メイプルウッドををフェイスプレートに施されたデザインが素敵で、音質も良さそうだと気になっているあなたのために、このレビューでは「SIVGA Que」を実際に使ってみた感想をお届けします。
製品の特徴から音質、装着感、そしてコスパまで、私が感じたリアルな印象を軸に詳しく解説。「SIVGA Que」があなたの次のお気に入りになるかどうか、ぜひ一緒に確かめてみてください!

製品概要
「SIVGA Que」は、中国に拠点を置くオーディオブランドSIVGAが手掛けたエントリークラスのイヤホンで、2024年8月にリリースされました。
特徴的なのは、北米産ホワイトメープルウッドをSIVGAの培ってきた木材加工技術で亜鉛合金筐体のハウジングのフェイスプレートに採用しています。ベリリウムメッキ振動板を採用した10mmダイナミックドライバーで歪み、共鳴、倍音、ノイズなどを抑制し、木製素材と先進的な技術を組み合わせることで、見た目の美しさだけでなく、音質にもこだわりを感じさせる仕上がりになっています。
価格は約12,000円前後とオーディオに興味を持った方が入手しやすい価格帯になっています。
仕様について
3.5mmアンバランス接続に対応、ハウジングはホワイトメープルウッドと亜鉛合金が組み合わされたもので、重量は片側10.2gとやや重め。亜鉛合金筐体ですからね…(笑)
構成 | 10mmベリリウム振動膜ダイナミックドライバー |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz-20KHz |
感度 | 108dB ±3dB |
インピーダンス | 32Ω |
ケーブルコネクタ (プラグ) | 3.5mmプラグ |
THD | <0.2%@1KHz |
パッケージ外観と付属品について
パッケージ
パッケージは黒を基調とした落ち着いたデザインと存在感のある箔押し加工で美しいパッケージ。
とても高級感を感じさせるものになっています。

「鵲」という文字が大きく表現されていますが、日本語では「カササギ」と読みます。
「SIVGA Que」というイヤホンは「鵲(カササギ)」の名前を採用していますが、中国では鵲(カササギ)は縁起が良い鳥とされており、古くから幸運や喜びの象徴として親しまれきた背景があります。
このイヤホンの命名には、そんなポジティブな意味合いが込められているのかもしれませんね。
付属品
パッケージの中身を取り出して並べてみると必要十分な付属品が入っています。
木材を積極的に採用するSIVGAブランドらしく、キャリングケースのカラーリングも茶色系の合皮でオシャレを演出していますね。

- 本体
- イヤーピース2種類
- ケーブル
- イヤホンケーブル
- キャリングケース
- ユーザーマニュアル
革製のキャリングケースにはSIVGAのロゴが刻まれ、ふにっとした柔らかさで手触りも良く、この価格帯では珍しい満足感があります。
付属品は、ケーブルと2種類のシリコンイヤーピース(黒軸と白軸)が入っています。イヤーピースには細かく「SIVGA」の文字が刻まれており、細部へのこだわりが感じられます。
付属ケーブルもデザインとの一体感を感じられるデザインで質感の高さが好印象。初めて手に取る人でも「これはいいものだ」と感じるトータルパッケージングです。
本体
本体を手に持った瞬間に結構なずっしり感を感じるおかげで高級感を感じますね。工業製品としての作り、仕上がりは実際に手にしないと伝わりづらい部分ではありますが、「1万円で買えるの!?」と思うビルドクオリティを感じます。

ベージュとグレーの間くらいのやや黄色みがかかった艶のある本体カラーで、フェイスプレートの美しいメイプルウッドと見事な調和を見せています。

先ほど紹介したイヤーピースに刻まれた「SIVGA」の文字がここでお目見えです。クオリティの高さを感じませんか?

浅めではありますが、埋め込み2Pin仕様です。リケーブルを検討される方は完全なフラット2Pinの場合は最後まで刺さらなかったり、隙間が出来る可能性があることに気をつける必要があると思います。
イヤーピース
黒軸と白軸の2種類のイヤーピースが付属します。
黒軸は少し高さがあり軸が細く硬い印象で、白軸背が低く僅かに口径が広く軸が短いです。

音質の差は黒軸の方が中低音に腰があり芯のあるように感じ、白軸はバランス音の聴感バランスが良い印象だったのですが、妻に聞かせると逆じゃない?と言われてしまうくらいには個人差が大きいので参考程度にしてください。
付属ケーブル
3.5mmのシングルエンドプラグと0.78mm 2ピンのコネクタ仕様です。本体のデザインに合わせたと見た瞬間に理解出来る美しい配色です。

かなり拡大しても、作りの甘さは一切なく、工業製品としての仕上がりは良好です。
ピンも地金自体のクオリティが高いからこその美しい金メッキといった様相です。クオリティ高い。

ケーブル自体は取り回しは適度な重量感が相まって悪くは感じませんが、太さのあるケーブルで皮膜がやや硬いので、巻き癖がやや付く方かと思います。ただ実用上は全く気になるレベルではありませんので心配はないです(^o^)
キャリングケース
ケースはSIVGAカラーにも感じる明るい茶色です。美しいロゴも刻印されていますね。
ふにっとした柔らかさで手触りも良いし高級感も感じるケースでしたよ。


SIVGAブランドの統一感がいいね~(・∀・)!
音質について
「SIVGA Que」を一言で表すならば、「ふわっとした暖かさと余韻に満たされるイヤホン」ですね!
系統は…「やや低音強めのニュートラル~微ドンシャリ」の音色だと思います。
早速ですが聴覚上の音のバランスのグラフから見ていきましょう。
※聴覚上のイメージで、計測データを元にしたものではありません


音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※評価基準:1万円台の価格帯の製品として
視聴環境
- iBasso DC-Elite+外部給電 (AKLIAM EC02+ddHiFi TC09L)
- iBasso DX340 (参考程度に使用)
- 付属のイヤーピース
- 付属のケーブル
音色
音色は全体的に暖色系でふわっと包み込むような暖かさや柔らかさを感じる音色で、ベリリウムメッキ振動板らしいクリア感も両立していて透明感を感じます。聞いているとどこか落ち着いたトーンや雰囲気が本機の一番の特徴。
寒色系のシャープな音が好きな人には物足りないかもしれませんが、耳に優しいサウンドを求めるなら、この音色はかなり心を揺さぶられると思います。
寒色系でパリパリシャキシャキした音色を好むユーザーも一度聞いてみて欲しいと思うほどで、使えば使うほど本機の魅力を知れるようなスルメ的味わいを感じるような音色ですよ(^o^)ノ
低音域
低音は太く厚みがあり、十分な量感を持って空気をボフッと動かすような低音を感じられます。振動に近いサブベースは適度な量感。
低音の収束がやや遅めな印象ですが本機の音色としては、まったりしたチューニングが良い方向に働いているように感じます。
スピートの早い楽曲はEDMやヒップホップではもう少し速さやタイトさが欲しいと感じる場面もありましたが、ボヤけたり濁りはある程度抑えられている所が優秀に思います。
中音域
中音域はボーカルや楽器の両方が埋もれずに適度な距離感から程よく前傾姿勢に収まる塩梅で、しっとりした色彩感のある音を感じます。
過度に主張もせず、かといって引っ込んでもいない。でも普遍的ではなく前傾姿勢な時もある。そういった雰囲気です。
ボーカルの息遣いやニュアンスが自然に伝わり、聴いていて心地よい優しいチューニングで、価格を考慮すれば欠点という欠点もありません。
高音域
しっかり感もありながら、伸びやかなクリア感と気持ちの良い余韻で音が収束していく様子を感じ取れるような音域です。
シンバルやハイハットの金属音がリアルに再現されつつも、刺さるような鋭さはかなり抑えられいて、伸びやかさがありつつも耳に優しいという難易度の高いチューニングで再生してくれています。
長時間聴いてもストレスを感じにくい。
クラシックやジャズなど高音の余韻表現が重要なジャンルでもしっかり対応してくれます。
解像度
1万円前半という本機ですが、この値段を考慮すると解像度ではトップクラス。細かな音のディテールまで余韻しっかりと捉えられ、楽器の分離感も良好です。ベリリウムメッキ振動板の効果が存分に発揮されており、1万円台前半のイヤホンとは思えないクオリティに驚かされます。
やや収束が遅めな低音だということもあり、テンポの早い楽曲や同時発音数の多い楽曲だとやや解像度の足りなさが見えてきますが、1万円台の限界かなと感じました。しかし驚くほど善戦していると思います。
ボーカル
ボーカルは少し前傾姿勢に出てくる印象で、男女問わず優しい透明感のある歌声が楽しめます。女性ボーカルでは艶やかさが、男性ボーカルでは柔らかさと力強さが際立つバランス。特に中音域の自然な表現力と他の音域との調和具合が、ボーカル曲を聴く楽しさを引き立ててくれます。
音場
音場は左右と上に扇状に広く、前後の奥行きもまずまず。定位がわかりやすく、立体的な空間を味わえます。
1万円~という価格帯で実現出来た音場としては十分過ぎるほど広めという印象があります。
聞いてみた感想
低音から高音まで無理なく伸びる自然な音の流れが良いですね。バランスの取れた音質やや温もりと上方向に気持ちよく広がりのある音場や空気感に魅力を感じます。
低音域は適度に深みがあり、中低音を中心にやや膨らみつつ、ふわっとした温もりのある音が楽器隊を下支えします。 クラッシュシンバルやハイハットの金属音は鋭さはありませんが空気感が伝わるナチュラルな余韻を残すような艶めきのある音で、気持ちよく聞き流せるような塩梅。
クラシックではホール的な空間表現が際立ち、ロックやポップスではリズムのノリが心地よい。
長時間聴いても疲れにくい角の取れたウォーム系のチューニングで、リラックスしながら音楽を楽しみたい人にぴったりです。
やや温もりと空気感の感じる自然なサウンドシグネチャーに皆さん魅了されているんだなぁと、人気な理由に納得しました。
万人受けしそう音ですね~(^o^)ノ
装着感について
ノズルは長めで耳掛け式なので装着感は良好に思えます。 片側10.2gと重めではありますがケーブルの高い剛性感に助けられ、イヤホン本体の重量感はそれほど気になりません。
好みや感覚は人ぞれぞれなので、参考程度に…!
ノズルは標準的な太さで、概ね一般的なイヤーピースなら何れとも相性が良く装着可能です。


長所と短所
長所
- デザイン良し!
- バランス良好な音色
- 価格に対して高い解像度
- 高いコストパフォーマンス
短所
- 重量感
- 寒色系好きには合わない
- やや固めの被膜



とにかく聞き心地が良いユニークなサウンド。
個人的には敢えてリケーブルもイヤーピースの変更も行わない素の音が好きでした。
あとがき
「SIVGA Que」は唯一無二の優れたサウンドと見た目の美しさを両立したイヤホンでしたね、SNSでも度々話題になることにも頷けます。
イヤホン選びで迷っているなら、とりあえず持っていて損はない製品だと思います。一度試してみる価値は十分ありますよ。
製品購入先リンク
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