リケーブル「Zisin-40」レビュー ゴージャスな見た目と対極的に大人しく上品な音色を奏でるケーブル

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こんにちは。とれふるです。
今回はリケーブル製品の「Zisin-40」をレビューをさせていただきます。

※本記事にて紹介する製品は、リリース前のプロトタイプでプラグ仕様が製品版と異なりますが、採用されている線材は製品版と同一のものです。

こちらの記事の執筆にあたり、ZIsin様より製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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Zisinについて

ZIsinは、イヤホンのケーブルを主力に、イヤホンやDAC・民生用ケーブルを開発、販売するブランドです。
同社には他ブランドとしてXINHSやivipQも運用しており、これらは全て同一企業の製品ですが、XINHSは特に手頃な価格帯の製品を提供しています。

ZIsinのユニークな点は、銅・銀・銀といった一般的な素材ではなく、希土類(レアアース)、グラフェン、パラジウムなどの特殊素材を積極的に使用していることです。また、視覚的な魅力も重視しているようで、色彩豊かな被膜や個々の線材の編み方にこだわりを見せ、他ブランドとの差別化を図っているようです。

製品紹介

見た目はかなりゴージャスでギラギラ!明るく白く輝く銀メッキされた中央の線材の周りに、鮮やかな黄金色の線材が、中央の線材を取り囲むようにメッシュ状に編まれている風変わりなケーブルです。

Zisin-40 ケーブル本体
Zisin-40 ケーブル本体

線材は、「レアアース + 単結晶銀 + 金メッキパラジウム」とのこと…うん?どれがどれなんでしょう(;・∀・)
良くわからないけど凄い拘った素材を採用するのはこのブランドなので、細かいことは気にしないようにします。さて、ちょっと拡大してみましょうか…

Zisin-40 ケーブル拡大
Zisin-40 ケーブル拡大

いかがでしょう、なかなか珍しい構成のケーブルなのではないでしょうか。外側の金メッキは純度が高いのか、かなり美しい山吹色の金メッキに見えます。
ちなみに、CGで構成と素材を図解しているので紹介させていただきます。

…ってことは外側のメッシュはパラジウム線に金メッキ!?、いや銀パラジウム合金に金メッキなのかな…?純パラジウム線に金メッキだと価格が凄いことになりそうです。


仕様について

ブランドZisin
モデルZisin-40
導体(線材)レアアース + 単結晶銀 + 金メッキパラジウム
長さ1.25m
プラグ仕様4.4mmバランス
コネクタ0.78mm 2Pin

※コネクタ、プラグ仕様はレビューする製品の仕様となります。

音質の評価

視聴時の機材など

本製品のレビューにおいて、以下のDAC・イヤホン・ケーブルを使用して評価をします。

評価の精度を上げる為に、同時に複数のリケーブル製品も聴き比べた上で評価します。

試聴した感想

箇条書きでサクッと書き上げるとこんな感じ

  • 解像度の向上
  • やや音場が上下方向に広く変化
  • 低音の量感が少し増す
  • 低音のキレが強化
  • 高音が少し伸びやかに
  • ややドンシャリ傾向に音が変化
  • 透き通るようなスッキリした抜けのいい音に変化
  • クリア感、透明感のある音色に
  • ボーカルが少しソリッドに繊細な感じに

やや寒色でドンシャリ傾向な音色変化を感じられるケーブルで、一粒一粒の音の繊細感空気感、美しさを表現してくれるようなケーブルです。
ドンシャリ傾向硬質な音にやや変化するものの、迫力は変化せず以外にもダイナミクスは抑えられているような感じで上品かつ口数の少ないお姉さんのようなキャラクターのケーブルだと感じました。

詳細な評価

項目詳細な内容は以下の通りまとめましたので参考にしてみてください。

音色やや寒色方向に変化する印象があります。
クリア感、つまり透明感のある音色に変化する印象があります。
リケーブル
体感度
体感度合いとしては、普通に違いを感じ取れるレベル。
低音低音の量感が少し増し、キレの良い低音に感じます。
中音ソリッドでやや硬質な線の細い音色に変化します。
中音域のパワー感はやや控えめに変化します。
高音高音が少し伸びやかになる印象があります。
キレ
アタック感
音のキレが全体的に良くなります。アタック感はさほど変化しません。
むしろ僅かに押さえて上品な感じにも…?
ボーカル素性は変えずにややソリッドなボーカルに変化します。
線が細いような繊細感があります。
解像度全体的に向上しているように感じます。
音場上下方向に拡張され、やや腰高な感じで頭の上で広がるような感じです。
ビルドクオリティプラグとコネクタが製品版と異なりますが、特に粗が見つかるようなこともなく優秀なビルドクオリティに感じます。
タッチノイズしなやかで柔らかめの被膜で筆者は気になりませんでした。
コスト
パフォーマンス
セール時9,000円、通常時は1.4万円くらいで販売されているケーブルですが、セール時の価格相応の音色変化が得られるケーブルです。
特別コスパが良いと褒め称えるほどではありませんが、音のクリア感や繊細感を重視する方にはコスパの良い製品になりうる可能性があります。
まとめ
特筆点
全体的にドンシャリ傾向にしつつも美音で繊細な方向に音色変化をするケーブルでした。
音質評価
(点数)
A (3.6)
※総合評価の最高点は5.0

あとがき

私が過去に入手したケーブルの中で最も線材が良くわからないケーブルでした。(きっと物は良いけどw) それよりも見た目が美しくゴージャスな感じで何となく所有欲を満たしてくれます。

音色変化としては、ドンシャリ傾向がありつつも美音系への音色変化が得られる珍しいケーブルでした。

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免責事項:
本記事のレビューにおいて、レビュー用のサンプルとして製品を提供頂いておりますが、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておりません。以上の内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

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