こんにちは。とれふるです。
今回は、NICEHCK X39 のレビューをさせていただきます。
こちらの記事の執筆にあたり、NICEHCK(@NICEHCK Earphones)より製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
製品概要
「NICEHCK X39」は、2015年に設立した中国のブランド「NiceHCK」より登場したイヤホンで2000円台で購入可能な安価な製品です。NICEHCKブランドの中でも安価な価格帯の商品です。
「NICEHCK X39」は、6mmの振動板にチタンコーティングをしたダイナミックドライバーを1基搭載した、シンプルな構成のイヤホンです。
本体に設定されているカラーバリエーションは、シルバーとブラックの2種類で用意され、それぞれシルバーには銀メッキ線仕様のケーブル。ブラックには、高純度OFCケーブルが付属するようになっています。
本体はアルミ素材でCNC加工で各部が一体になったような作りになっていますね。バリなどもなく牢固で頑丈です。
Amazon:
NICEHCK X39 商品ページ
AliExpress:
NICEHCK X39 商品ページ
NICEHCK公式サイト商品リンク:
https://nicehck.com/products/nicehck-x39
NICEHCK公式サイト:
https://nicehck.com/
製品仕様について
製品名 | NICEHCK X39 カナル型イヤホン |
---|---|
ブランド | NICEHCK |
モデル | X39 |
カラー | ブラック/シルバー |
ドライバー | 6mmダイナミック型1基(チタンコート振動板) |
メタル筐体 | アルミニウム |
インピーダンス | 16Ω |
感度 | 105 dB/mW |
プラグ | 3.5mmステレオミニプラグ |
周波数帯域 | 20Hz-20KHz |
ケーブル | カラー:ブラック→ 無酸素銅ケーブル カラー:シルバー → 銀メッキケーブル |
パッケージと付属品等について
NICEHCK X39のパッケージは結構小さめです。箱を開けるとスポンジで支えられたイヤホンが美しく収まっています。
低価格帯のイヤホンはブリスターパックに収まっていることも多いと思いますが、NICEHCK X39はしっかりとスポンジを緩衝材に使用していますね。些細な部分ですが、安っぽさを感じさせないパッケージに好感を持てます。
付属品チェック
開封したのでパッケージ内容を見ていきましょう。
説明書、イヤホン本体、イヤーピース、ケーブルタイ…必要最低限のものが揃っていますし、ケーブルがあると嬉しいですね。
ケースやポーチは付属しませんが、価格帯が価格帯だけに仕方ないことでしょう。
イヤホン本体をチェック
今回ご提供頂いた「NICEHCK X39」のカラーリングは、シルバー仕様となりますので、ケーブルは銀メッキ仕様です。
本体にブランドロゴと製品名がプリントされています。LRの区別は、ケーブルが出ている部分のプリントを見れば判断出来ますが、L側のケーブルにシリコンリングが通っているので、自分がわかりやすい部分に移動させておくと良いかもしれません。
コンパクトな銃弾や砲丸のようなデザインなので耳からもはみ出ることがなく寝ホンにも使えそう…?
視聴した感想
「NICEHCK X39」は、低音~中音域が強めのニュートラルな特性だと感じました。
6mmの小径なドライバを採用していることを忘れるほど、しっかりと低音から中音域を聴かせてくるイヤホンです。
全体的にまとまりのある、自然な出音が出てくる部分がかなり好印象ですね。その自然で滑らかな音の中で低音域をより強く聴かせてくれるような音です。ベースやバスドラムが良く聞こえ、アタック感が強くメリハリがあります。とっても聞いていて楽しい!
ただ、かなり駆動力が必要なイヤホンだな~とも感じます。良い上流(DAC/DAP)を用意するとアタック感が心地良いのですが、安物のDAC/DAPだと貧相でこもったようなモッサリした音に感じる場合もあるかもしれません。
そして音量をしっかり上げて鳴らすと解像度も高音域も伸び、艷やかな音出せるようになります。
音の傾向について
先ほども申し上げましたが、ベースやバスドラムなどの音域がよく聞こえるような低音に振ったニュートラルなサウンドです。
ボーカルの距離感も近く、中音域の聞き取りやすさも良いですが、高音域にかけてとても滑らかに減衰していくような耳に優しい出音が心地良いです。とにかくウォームで耳当たりが優しいので作業用BGMをずっと聞き流したいような用途に合うかもしれません。
音域別の質量感
感想や音の傾向をグラフにまとめると、以下のような印象です。
音質の感じ方には個人差がかなり大きいので、あくまで参考までにご閲覧いただければと思います。
詳細な評価項目ごとのまとめ
これまで感想や音の特徴を述べてきましたが、さらに詳細な内容は以下の通りまとめましたので参考にしてみてください。
音の傾向 | ベース、ドラム等の中低音域が豊かなニュートラル。ウォームな音質で聞き疲れがしにくい。 |
---|---|
低音 | 6mmの小径ドライバですが、しっかり出ています。アタック感もあります。 |
中音 | ピアノやボーカルといった音が少し近めに聞こえるような感じです。 |
高音 | 優しくマイルドに出ている。決して弱いわけではない。シャリシャリ感が無いので耳に優しい。 |
ボーカル | 距離感が少し近めで、生々しさを適度に感じる。聞き取りやすいです。 |
解像度 | 高くはないが、低くもない。かといって音が濁ることが無い。低音から中高音域までの解像度は以外にも良い。中高音域以降の質量感が減衰しているのでその帯域については評価が難しい。 音量を上げると少し解像度が増す印象有り。 |
艶感 | 音量を上げれば上げるほど中音域に艶が出る。 |
音場 | 広くも狭くもないが、音量を上げると広くなる。出音のバランスが良いので、音場に関してはあまり気にならない。 |
定位感 | 非常に良好で、メリハリもある。音像がしっかりしている。 |
装着感 | シェルが小型で軽く装着感も良い。寝ホンにも最適で、真横を向いても痛みは出なかった。 |
タッチノイズ | ケーブルがツルツルしているので、そこまで気にならないが、無くはない。所謂耳掛けスタイルで改善可能。 |
音質の評価 B(2.4) | 中音域が豊かで聞きやすい角の取れた音なのでBGMを流すのに最適。 |
特筆点 | 定位感に優れ、低音寄りのニュートラルな特性なので映画やジャズ・クラシックからアニソン、POPSまで楽曲をあまり選ばない。 とても耳に優しく、寝ホンや作業用BGMなどにも最適だと思う。 音量を上げれば上げるほど、高音域と解像度が持ち上がる。 |
付属のケーブルについて
付属のケーブルは細くて軽く、ツルツルとしています。シルバーメッキ仕様のケーブルなので白く明るく輝いていますね!
表面はツルツルしているので、ザラザラしたようなタッチノイズは控えめですが、軽くて良く動くのでちょ~いとタッチノイズが気になりますね。耳掛けスタイルで使うとかなり改善します。
まとめ
「NICEHCK X39」は、低価格ですが低音域から高音域までニュートラルに出るイヤホンでした。
中低音から低音が豊かで、暖かく自然な出音が特徴なので、作業用BGMなどの聞き流し、寝る前の寝ホンとして最適なイヤホンだと思います。
寒色系でソリッドなカリカリした音質のイヤホンも流行しているように感じますが、それとは対極な存在で、こういったイヤホンも一本持ってると、イヤホンの理解がより広がるのではないかと思いました。
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免責事項:
本記事のレビューにおいて、レビュー用のサンプルとして製品を提供頂いておりますが、執筆に伴って金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておりません。以上の内容は全て筆者自身の個人的感想です。