Zisin-334 レビュー!リッチで立体感のある聞き心地の良いS級ケーブル

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今回レビューするのは、【Zisin-334】という2025年9月30日に登場した新型ケーブルです。
Zisinブランドの中では、Sクラスという最上級のランク付けに属したケーブルで、音質に期待が出来ますね~。

ivipQ-334
ivipQ-334
目次

製品概要

導体構造について

  • 芯線:単結晶銀(0.2mm×12本)
  • 中間導体:8N OCC銅(金メッキ5μm, 0.07mm×96本)
  • 内部導体:希土類合金銅(0.08mm×80本)

Zisin-334は、芯線に高純度の単結晶銀を用いており、歪みや損失を抑えながら高域の伸びと細やかな描写を支えてくれます。厚い金メッキを施したOCC銅が組み合わさることで、中高域に透明感と繊細さを加えているようですね。

構造面では、複数の導体を撚り合わせたリッツ構造を採用しており、表皮効果や近接効果を抑えることで高周波まで効率よく伝送できるよう工夫されています。外装にはTPUや医療用PVCが選ばれており、柔らかさと耐久性を両立した扱いやすい仕上がりになっています。

というか…金メッキ5μmって線材に施工するメッキ厚としては超極厚ですよ!?びっくり。 

外観など

外観

極太の2芯ケーブルで導体がたっぷり使われていることや、構造上の関係で重量感もずっしり!

ivipQ-334
ivipQ-334

プラグ周り

ここ最近で初登場した設計のプラグカバーで握りやすいです!

プラグ周り
プラグ周り

コネクタ周り

2Pinのコネクタ自体は既存のものと同じだと思いますが、以前から思っていましたがピンの精度が高い…!
写真で見てもわかる通りメッキも滑らかですね。

2Pin部分
2Pin部分

ケーブルの拡大図

写真の通りですがほんと見た目は綺麗で、まんま実物もこんな見た目してます

拡大写真
拡大写真

仕様(スペック)について

製品名 ZiSin-334
ブランドZisin
長さ約1.2m
コネクタ0.78mm 2ピン
プラグタイプ4.4mm プラグ
材質芯線:単結晶銀(0.2mm×12本)
中間導体:8N OCC銅(金メッキ5μm, 0.07mm×96本)
希土類合金銅(0.08mm×80本)

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • 超優秀な立体感
  • 引き締まったタイトな低音
  • 芯のある強いアタック感が気持ちいい!
  • 凄く優秀な奥行き感
  • ナチュラルな空間表現力
  • 明瞭なボーカル
  • 温度感もニュートラル~ウォーム

全体:ニュートラル~ウォームな立体感優秀なサウンド

うおお~~なんだこの自然な立体感は…!!聞き心地良いッ!!!
解像度だけ追求したり誇張したような空間表現を持つハイエンドケーブルとは明らかに違いますね、これは違和感全然無いです。

方向性はナチュラルを追求した先のハイエンドケーブルという感じ。

温度感はニュートラルから僅かにウォーム感のあるケーブルで、なんだかリッチな音がします。
音像の立体感や奥行き感が超優秀!立体感と奥行きがあるってことは、もうお分かりかと思いますが余韻もあるし抜け感もばっちりですね~。どの帯域も過不足なくしっかり聞こえてきます。

同グループのフラッグシップのIvipQ-01も過去に購入していて所有していますが、好みは明らかZisin-334ですね。
音の分離感が驚くほど高く、解像度も高いしどの帯域を見ても情報量の豊かさを感じます。

以上の特徴もあって、聞き心地がとても良いので音量を上げても刺さったりうるさくなりにくい感覚さえありますね。

IvipQ-01は逆にやや人工的で音が平面的に聞こえるものの解像度と空間の広さは半端じゃない特徴があって、本作とは正反対な存在。
IvipQ-01が演出してる感があるように感じるくらいには自然で立体感のあるサウンドです。Sクラスだからずっとこの2つで聴き比べてた(笑)

それにしても技術力が上がっているのか、最近は安価ながら音質が優れたSクラスケーブルが増えてますね…

※クラス分けは、Zisin,IvipQ,XINHS等のグループの独自の基準です。

低音域:ズシンと強いアタック感

低音は引き締まった響きですが、固くて無機質な感じは全くありません。ニュアンスで理解頂ければいいなと思うのですが、とても有機的で自然ながら体の芯にズシンと響くようなアタック感の強い歯切れの良い低音を鳴らしてくれます。こんな引き締まってるのに全くドライな感じにならないのが凄い。

やや低音は強めの鳴りですが、とても引き締まっててキレがあるのでぼやけ感は全く有りません。導体たっぷりの恩恵かな?と思うような情報の伝え方です。

以前、18AWG(0.75sqくらい)の太いスピーカーケーブルで無理やりイヤホン用のリケーブルを自作したことがあります。それに似た傾向の芯のあるずっしりしたリッチな音ですね…!!

中音域~中高音:明瞭感とリアル感の良さ

透明感高く明瞭感あり、どこか表情感のあるリアルな鳴りです。距離感は適切で、明瞭感が高いからといって近すぎな印象はありません。ピアノの筐体の響き、ギターの箱鳴り等の通常楽曲では聞こえづらい音も結構生っぽく拾えます。

ボーカルにはやや吐息や湿度を感じるウォーム感があり、距離感のちょうど良さも相まって全体によく調和しています。

高音域:余韻と表現力のあるディテール

よく伸び、シンバルの細かいニュアンスや、ボーカルの歯擦音も刺さらない範囲でならしてくれます。
奥行方向にすっと抜けていくような余韻と、普段気づかないような音を気づかせてくれるような感じ。アナログライクって表現が近いかも知れません。

空間表現:やや広め、それよりも奥行きと自然な空間表現

流石のS級ケーブル。

無理やり演出された空間のあるケーブルとは異なり、ケーブルの素材と沢山の導体で捻り出した自然で広い空間という印象です。IvipQ-01からの換装だと、あれ?狭くなる?と感じましたが、立体感やリアリティの面でZisin-334が圧倒的に強く、逆にIvipQ-01がかなり演出された感のあるケーブルだということに気づきました(笑)

IvipQ-01も解像度お化けな凄いケーブルなんですけどねw

使用感について

ケーブルは太い・ちょい固い・重いのですが重量感のおかげでケーブルが暴れずタッチノイズも少なめで使用感は良いですし取り回しも良好。そもそも太いから絡まったりしませんし…(笑)

総評

Sクラスケーブルとして十分に納得できる音質です。

世の中には解像度ばかりが高く、すべての音がやたら近くに押し寄せてくるような製品もありますが、本製品は音が自然な距離感で配置されているのが魅力。聴いていて肩の力が抜けるような、心地よいバランス感を味わえるケーブルだと思います。

いや~良かったな~。

長所と短所

長所

  • 全帯域引き締まった音へ
  • 納得感のあるハイエンドの音質
  • 全帯域の解像度の高さ
  • 自然な空間表現

短所

  • 太くてちょい重め

心地よさのある低音の深みとアタック感と自然な音の距離感が最高っす
太い!くらいしか短所が無い気がする。

購入先

Zisin-334:https://s.click.aliexpress.com/e/_c4k302oP
ZiSin Audio Store:https://s.click.aliexpress.com/e/_c4qZs4Gr


本記事の執筆にあたり、ZiSin Audio Store様よりPRのご依頼を受け執筆致しました。
このような素晴らしい機会をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

免責事項:
本記事のレビューにおいて、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておらず、内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

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この記事を書いた人

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