こんにちは。今回は、UGREENの話題のNASシリーズ「NASync DXPシリーズ」から、NASync DXP2800 を紹介します。
普段から外付けSSDやクラウドストレージを使っている方にこそ知ってほしい、“自分だけのクラウド”を手軽に持てるNAS です。

きっかけは突然のSSD故障から
実は少し前、メインで使っていた外付けSSDが突然故障してしまいました。
幸いデータ復旧はできたものの、その費用は約16万5000円…正直、かなりの痛手でした。頭を悩ませ、SNSにも悲痛の叫びを投稿しながら、「信頼性の高いバックアップ環境を作りたいけど何がいいか…」と考えていたところ、UGREEN様からNASのレビューの機会をいただいたという奇跡的な流れに。
NASの構築自体は経験があるので、特に心配はしていませんでしたが、改めて本製品を使ってみると驚くほど簡単で快適でした。
というか良い意味で自分の知ってるNASじゃない(笑)
UGREEN NASync DXP2800|製品仕様と特徴
NASync DXP2800は、家庭でもオフィスでも使える高性能NAS(ネットワークストレージ)です。
2つのHDD/SSDを搭載できる「2ベイ構成」で、RAID1を組むことでデータを二重に保存。
片方が故障してもデータを失わない仕組みがあり、大切な写真や動画の保管に最適なのです。もちろんRAID1意外も対応してます。

スペック要約
- CPU:Intel N100(第12世代 4コア)
- メモリ:8GB DDR5(最大16GBまで増設可能)
- ネットワーク:2.5GbE対応(高速転送)
- ストレージ拡張:M.2 SSDスロット ×2
- OS:UGOS Pro(日本語対応UI)
HDMI出力や複数のUSBポートなど拡張性も非常に高く、PCやスマホから簡単にセットアップできます。
アカウントを作成すれば、外出先からもアクセスできるので、クラウドのような便利さを実現出来るのです…!

📣 Amazonプライム感謝祭にて、UGREEN NASyncシリーズが20%オフ特別セール中!
NASを初めて導入する方にも嬉しい価格で手に入るチャンスです。
期間限定なので、この機会にぜひチェックしてみてください。(2025/10/10まで)
さらにHDDをたくさん搭載出来る『UGREEN NASync DXP4800』や、『UGREEN NASync DXP6800 Pro』もありますよ!


もともとUGREENはケーブルや充電器で有名なブランドですが、このNASyncシリーズはKickstarterで約13,000人から支援を受け、NAS部門で最優秀賞を獲得した話題作らしく、高品質な筐体と高性能を両立した“UGREENの本気”が詰まった製品って感じ。
製品の開封
まずは開封から。大きめの箱に専用設計の箱で到着! あっ…さらに中にパッケージが入っているんですね。中身がすぐ出てくるかと思いました(笑)




取り出してみると本製品の機能面やスペックを押し出した箱が内側に入っていました。ここまでパッケージから既に強そうな雰囲気醸し出してるNASも珍しいような…




付属品


- UGREEN NASync DXP2800 本体
- HDD用ねじ
- 電源ケーブル(3Pin式)
- 電源アダプター
- プラスドライバー
- LANケーブル
- 保証書/取扱説明書
※写真には写っていません。
外観とセットアップ
金属ボディの質感がとても良くて、シンプルなのにしっかり存在感があります。
フロントには2つのドライブベイがあり、工具なしでHDDを簡単に着脱できるのも便利。(SSDも2個刺さるよ。)
本体はゴム足と重量のバランスが絶妙で、軽く押したくらいでは動かないほどの安定感があります。どんな場所にも自然に馴染む落ち着いたデザインで、上品さと高級感を兼ね備えたNASといった印象です。


表面には、電源ボタンがありボタンとUSBコネクタ、インジケーターランプがいくつかありますね。


背面には HDMI・USB・LAN などの端子がずらりと並び、NASとしてはかなり贅沢なI/O構成。周辺機器の接続はもちろん、ディスプレイ出力まで柔軟に対応できます。
さらに、背面のメッシュダストカバーはマグネット式でワンタッチ着脱が可能。掃除がしやすく、長期間使ってもメンテナンスが楽に行えるのが嬉しいポイント。
大型ファンと放熱性の高い筐体設計のおかげで、熱がこもりにくく安定した動作を維持してくれそう。サイズは少し大きめですが、これだけの拡張性と性能を考えると、むしろコンパクトにまとまっている印象です。


HDDケース部分の取り外しはかなり簡単!
鍵穴と一体になっているボタンを押し込むと、パカッと画像にように開きます。


ストレージ用のトレイは、裏面にあるPRESSレバーを押すことで簡単に可動部を広げ、そこにHDDを挟むように装着できる仕組みですね。


ネジや工具を使う必要とせずにしっかり固定できますし、HDDの交換やメンテナンスのたびにストレスを感じない設計はユーザーフレンドリー。制振や音にも配慮されているのか、HDDの横のネジ穴に入る凸部分は固めのゴムのような素材でした。


HDDはどんなものを選ぶべきか…?
冒頭でも話したとおり、「データ復旧にあんなにお金をかけるくらいなら、最初からちゃんと投資しておけばよかったかも…!」と思いまして、今回はHDDにWestern Digitalの「Red」シリーズを使ってみることに。
WDのストレージっはBlueとかREDとかBLACKみたいに色ごとに用途が分かれているのですが、RedシリーズはNAS専用。長時間の連続稼働にも強く、まさに今回みたいな用途にピッタリ。
今回はNAS向けのドライブを選んで、RAID1でしっかりデータを守る環境を作ってみようと思いました。


とはそれでも壊れてしまう可能性がゼロになったわけではなく、2重複のバックアップさえ通り越えてデータが破損してしまうこともあります。それならば、万が一破損しても復旧率の高いHDDを選択した方が復旧率も高くデータの保全性は高そう…っていうアレです。
そういえば、先日のデータ復旧業者から、「だからHDDってSSDに淘汰されないし、無くなることが無いのかもね」みたいなことを言われました。確かに。
セットアップ
さて、お待たせしました!ここからはセットアップ編に入っていきましょう。
NASync DXP2800のセットアップは、正直想像していたよりずっと簡単でした。
公式サイトの手順も分かりやすいですが、せっかくなので今回は私の方でも PC版 と スマホ版 の2パターンで手順をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
個人的には、PCからのセットアップが一番スムーズでしたね。
スマホと行き来する必要がないので、サクサク進められました!
URL:find.ugnas.comにアクセスすると、同じネットワークに接続されているNASが自動的に検出されます。後は画面の指示に従って進むだけで基本的にはセットアップが完了します。
とはいえ、具体的な手順はあった方が良いのでご紹介しますね。
もしWindowsで、NASにアクセス出来ない方がいましたらこの手順を再確認してください。
①URL:find.ugnas.comにアクセス
URL:find.ugnas.comにアクセスすると自動的にNASを検出して選択画面に移動します。


②ローカル管理者アカウントを登録
デバイスに名前を付けて、NASを管理するためのローカルアカウントを登録します。


③設定を待ちます。
しばらく設定中の画面が続きます。


④ブラウザ上でUIが開く
自動的にOSのような操作画面になり、ストレージマネージャーが開かれているので、『次へ』を押して次の画面に進みます。


⑤任意の設定にします。
使用するハードディスクを選択して、任意の構成をここで設定してください。
データ保存としてのオススメは、HDDを2台選択してRAID1です。


⑥パスワードを設定します。
パスワードを設定したら、基本的な部分は完了です。
※WindowsOSで認識させてPC上でも使う場合は次の項目に進んでください。


⑦SMBサービスとwsddサービスの有効化
コントロールパネルを開き、左側のメニューから、『ファイルサービス』を選択し、『SMBタブ→SMBサービスを有効にする』にチェックを入れてください。


合わせて、『詳細設定タブ→wsddサービスを有効にする』にチェックを入れてください。


⑧共有フォルダの作成
画像のファイルから、共有フォルダを開き、任意のフォルダ名を作成してください。


⑨準備完了
ここまで問題ない手順で進んでいればWindowsのネットワークタブの中にセットアップしたNASが表示されているので、資格情報を入力してください。


先程の手順で作成したフォルダが表示されているはずです!


あとは自由にデータを入れて取り扱ってください!
UGREEN独自の管理システム「UGOS Pro」を採用されていますが、これが想像以上に直感的で使いやすい!
UIがとてもシンプルでスマホを使う感覚で進められるので、初めてでも迷うことはほとんどありません。セットアップウィザードに沿って進めるだけで、ほんの数分で使い始められます。


ファイル共有やバックアップ、メディア管理といった基本機能はもちろん、Dockerや仮想マシンにも対応していて、まさに「NASをただのストレージで終わらせたくない人」にピッタリな設計。汎用性がかなり高いです。
アプリセンターから仮想マシンアプリを入れて、仮想マシン用のISOをマウントするだけ…


スマホアプリからの操作もスムーズで、写真や動画の自動バックアップも簡単。家族でフォトアルバムを共有するのにも向いていて、「これ1台で全部できちゃうな」っていう“全部入り感”があります。


AIによるアルバムの整理機能も活用してみるとなかなか便利でしたよ~。
UGREEN NASync シリーズ ラインアップ
モデル名 | ベイ数 | 主な特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
NASync DXP2800 | 2ベイ | Intel N100/8GB DDR5/2.5GbE対応 | 55,880円 |
NASync DXP4800 Plus | 4ベイ | 拡張性重視モデル | 99,880円 |
NASync DXP6800 Pro | 6ベイ | 高速ネットワーク対応/プロ用途 | 169,880円 |
NASync DXP8800 Plus | 8ベイ | 大規模データセンター級モデル | 188,880円 |
NASync DXP480T Plus | 4ベイ(上位版) | 大容量・耐久性重視設計 | 129,880円 |
👉 各モデルの詳細は UGREEN公式サイト をご覧ください。
総評|初心者にも優しい “全部入り” NAS
NASync DXP2800は、高性能・高品質・高コスパを兼ね備えた、初めてのNASにもぴったりな1台です。
他社や定番ブランドに比べても操作性がシンプルで、NAS初心者にも安心。複雑な設定画面が少なく、アプリのように直感的な画面のUIで操作したりアプリ機能が使えるのが凄すぎ。
AIフォト整理や、Docker対応など、一度導入すれば長く使える完成度です。なんかもっと山程機能があったはず。
データの安全性を確保したい方、写真や動画をまとめて管理したい方、あるいは「クラウドのサブスク費を減らしたい」「写真を自動的に整理したい」という方にも特におすすめ。



あなた専用のクラウドがここにある!!
長所と短所
長所
- 高い拡張性
- セットアップの簡単さ
- 本体の高い処理能力
- 静粛性が高い
短所
- やや場所を取る
- 拡張性が逆に高すぎる(笑)
- NASという特性上、マニュアル必読



こんなに全部入りのNASがあるんだ…って印象。
いままでLAN指してPCから認識させてアクセスするだけの単純なものしか扱ったことがないので驚きがたくさん。
購入先


📣 Amazonプライム感謝祭にて、UGREEN NASyncシリーズが20%オフ特別セール中!
NASを初めて導入する方にも嬉しい価格で手に入るチャンスです。
期間限定なので、この機会にぜひチェックしてみてください。(2025/10/10まで)
公式サイト:https://nas.ugreen.jp/products/ugreen-nasync-dxp2800
UGREEN NAS アプリ
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/ugreen-nas/id6458647408
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ugreen.pro&hl=ja
免責事項:
本記事のレビューにおいて、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておらず、内容は全て筆者自身の個人的な感想です。
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