こんにちは、Trefle Labです。今回ご紹介するのは「iBasso Audio DC-Elite」です。
DC-Eliteといえば、かなり知名度の高い最強格のドングルタイプのDACで、初登場からしばらく経過していますが、このタイミングでレビューする機会を頂きました。

DC-Eliteとは
オーディオ好きなら、一度は名前を聞いたことがあるであろう iBasso Audio「DC-Elite」

iBassoが展開するドングル型USB DAC/AMPのフラッグシップで、2023年末の登場以来、ポータブルオーディオ界隈では 最強のドングル型DAC として話題が途切れません。最近は競合製品も増え、やや厳しい戦いになっているのかもしれませんが…

スマホに挿すだけで簡単にスマホを高級オーディオプレーヤーに変貌されるバケモノ。
価格はおよそ6~7万円と、ドングルとしてはかなり攻めた設定。エントリークラスのDAPを購入出来るほどの値段、むしろそれ以上だったり。

ハイエンドオーディオ機器で使われるROHM製BD34301EKV DACチップや、自社設計の24段4セクション・ステップアッテネーターなど、あの超高級DAPであるDX320MAX Tiに投入された技術を惜しみなく投入したDAC で、チタニウム合金の削り出し筐体まで採用と、もはや全部盛りなDACでもあります。
当然の如く3.5mm/4.4mmの両方が使え、対応フォーマットは32Bit/768kHz DSD512xと将来を見据えても10年単位で使えそうなカタログスペックを誇ります。

結論を先に言うとDC-Eliteは、ドングルという枠を疑いたくなるほどの圧倒的な音のポテンシャルを持った一台だと思いました。価格は高いものの、その価値をしっかり感じられる仕上がり。そらそうか…(笑)
付属品も必要十分なものが揃ってますし、質感高いケースがチタンボディへの傷から守ってくれます。
※USB-Cの他、Lightning端子にも対応しています。(写真撮り忘れ)

音質の評価
「iBasso Audio DC-Elite」の特徴を簡単に表すならば…
「ストレートで鮮度の高いやや硬めの迫力あるサウンド」といった感じですね。
サウンドインプレッション
「DC-Elite」のサウンドをひとことで表すなら、「情報量の塊」という表現が最も近いかもしれません。
もっとシンプルに言えば、ストレートで鮮度の高いやや硬めの迫力あるサウンド。

透明度の高いクリアな描写を軸にしつつ、過度に押し出すことのないチューニング。そのうえで、ただの淡泊なニュートラルやフラットでは終わらず、必要な場面ではしっかりと迫力を密かに押し込んでくるストレートなパワー感を併せ持っています。
繊細な音は、研ぎ澄まされた刃先のようにシャープで、輪郭が驚くほど整っているのが特徴。
それでいて硬すぎる印象には寄らず、あくまでも音楽としての滑らかさをきちんと残してくれるため、「切れ味」と「聴き心地」が高いレベルで両立しているようなそんな音色、これが鮮明さ・鮮度と表現する所以かなと。
空間表現に関してはかなり音場は広く曇り無く見通しが良い感じ。東京タワーから遠くを展望するかのようです。何もない水平線を眺めてるようなシャープな感じ。
面白いのは、このDACが『分析的なサウンド』と『リスニングとして気持ちよいサウンド』のちょうど中間に位置している点かなと。モニターライクな正確性を求める人にも、音楽を心地よく楽しみたいリスナーにも、どちらにも応えてしまう懐の深さがあります。
安価なDACしか使ったことがないユーザーなら、音量を上げても音像が歪んだりピーキーにならない所で驚けるのではないでしょうか。 ノイズ耐性も比較的高く背景の暗さを感じられたらいいなと思ったりしています。
欠点を申し上げれば、全体を通してアナログチックな温かみが希薄で『ドライ・硬い・ドンシャリ』と感じる方も多いのではないかと思う所です。
高音
高域は滑らかで上品な伸びが印象的です。シンバルやハイハットは明瞭ながら耳に刺さらず、余韻も豊か。明瞭感は高いものの、アタック感が強いこともなく自然な伸びが特徴。
情報量は申し分なく、煌びやかさと繊細さもあり、かなり細かな倍音までも拾い上げるような努力を感じます。
強調したり、尖った高域で解像感をアピールするタイプではなく、「ほら、音源にこんな音あったよ?」と、教えてくれるような感じで、今まで拾い上げられなかった音をさりげなく出してくれるような印象です。
中音域(ボーカル域含む)
ボーカルは、適度な距離感で存在感を感じさせる程度です。艶やかな質感と芯の強さを備え、抑揚や息遣いも自然に伝わってきます。 リップ音や吐息が割とハッキリ聞こえてくるので、新鮮な体験に感じる方もいるかもしれません。
個人的にはもう少し温かみと柔らかさがあっても良いかなとは感じます。
低音
低音はタイトで輪郭が明確な特性を持つように感じます。キレを感じやすいというか芯があって聞き取りやすい低音という感じ。
重低音の量感は控えめですが、締まりのある質感です。アタックがハッキリしているタイプで、その瞬間に広がりを感じます。
弾力感はやや控えめでややドライな質感に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、好みの範囲かなと。
割と現代的なさっぱりした低音です。これらの特性もあってか、本機の低音を強いと感じる方もいれば、弱いと感じる方もいるようです。交流のある方との意見交換で低音の量感が見事に二分していたのは興味深いです。
空間表現
前述したように見通しが良く上下左右に広くセパレーション感を味わえる素晴らしい空間、音場表現です。
弱点は奥行方向と立体感かなと思います。
ビルドクオリティ
文句が一切ない高いビルドクオリティです。
美しく切削されたチタンボティ、それに合うよう設計された緑色のケースといい、所有満足度はかなり高いのではないでしょうか。
長所と短所
長所
- スマホを高品質なプレイヤーに
- 化け物級の音質へ
- 解像感バキバキ
短所
- 立体感に乏しい
- 奥行き方向の分離が弱い
- ドングルとしては重たい

個人的にはもっと音に柔らかさと奥行きが欲しい。でも凄い解像感。
あとがき
ドングルDACとしてスマホに挿すには重量感があって取り回しにやや難がありますが、スマホを高品質なプレイヤーに変貌させるにはかなり良い選択肢になる化け物DACだと思います。
音に関しても満足度が高いのですが、15万前後のDAPに比べると表現力に劣る印象も否めなく、エントリーDAPに肩を並べたとしても、ミドル級のDAPに比べると厳しい戦いになる気がします。
近年では似た価格帯の競合機種も多数登場していますが、音の傾向はかなり違うので好みのものを見つけられたらなと思っています(^o^)ノ
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