こんにちは。今回レビューするのは『INTUAURA Balance』です。
今回紹介する『INTUAURA Balance』は、製品名が示すとおり音のバランスに焦点を当てたモデルで、「自然な音」を目指した製品です。

製品概要
INTUAURA Balanceは、10mm径のシングルダイナミックドライバーを搭載した有線イヤホンです。振動板(ダイアフラム)にはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)+PEEK複合素材が採用されています。発売時期は2025年8月で、メーカー希望価格は約$159.99(日本円で2万円ほど)
筐体内部にはAir Pressure Equilibrium systemと呼ばれる独自の大型ベント(空気孔)が設けられており、空気圧を最適化して低音域のナチュラルなレスポンスや広い音場表現に貢献しているようです。

ブランドのINTUAURAは2021年に設立された比較的新しいブランド。高価な見た目や派手なパッケージよりも音そのものの価値を追求する哲学を掲げているブランドで、価格帯に関係なく高度な音響技術を投入する姿勢が特徴のようです。
まだマイナーで、知名度は高くありませんが、その裏には職人的なこだわりと挑戦があり、INTUAURA Balanceもその理念のもと開発されているようです。
仕様
| 構成 | 1DD(10mm) DLC+PEEK複合素材 |
|---|---|
| 再生周波数帯域 | 20Hz-20kHZ |
| 発売日 | 2025年8月 |
| 価格 | 159.99ドル |
パッケージ内容
大きさはそこそこありますが、製品本体が大きくプリントされて白文字が施されてるだけのシンプルなパッケージ。

開封後&付属品
キャリングケース、メッシュポーチ、ケーブル、本体、イヤーピースと付属品は比較的充実感があります。

イヤホン本体が保護出来るポーチがついてるのはかなり嬉しいですね。ケースが付属してもイヤホン本体を直接保護出来るポーチが付属するのはレアケースだと思います。
イヤホン本体
まるで蝶の鱗粉のよう!モノクロベースでカッコいいです。ハウジングは小ぶりで装着感も良さそう。

厚みは標準的ですが、目を惹くのは特大サイズのベントでしょうか。Air Pressure Equilibrium systemというものらしく概要欄でも触れましたが、低音域のナチュラルなレスポンスや広い音場表現に貢献しているようです。

付属ケーブル
付属ケーブルは細めの8芯ですが、被覆が薄めで導体はたくさん使われてそうな感じ。(妄想)

あまり既存の製品では見られないような波打ちのある見た目をしています。それをツイストして仕上げたような感じ。
イヤーピース
イヤーピースは2種類を3サイズ用意されています。違いは口径でしょうか?

ケースとその他
艶と梨地加工のあるグレーまたは黒っぽく見えるケースが付属します。本体カラーとよく合っていますね。

音質について
INTUAURA Balanceの特徴を簡単に表すならば…
「抜けの良いバランス型のUカーブ」といった感じですね。
周波数特性
計測データは以下の通りです。※素人による計測の為、参考程度にお願いします。

左右のマッチングはほぼ完璧です…なんだこれ(笑)
評価チャート
音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
視聴環境
- Lotoo PAW 6000
- 標準ケーブル
- 付属イヤーピース(白)
サウンドインプレッション
あ〜、まさに「バランス系のイヤホンってこういう音だよね」という王道をしっかり体現しているモデルだと思います。全体としてどの帯域も落ち着きがあり、どこかが出すぎたり引っ込みすぎたりすることもなく、ごく自然?音楽を聴かせてくれます。
最近のキラッとした高域が売りのモデルと比べると、高音の煌びやかさは控えめに感じるかもしれません。ただ、それが逆に『これが本来の普通の音だよね』と語りかけてくるような魅力にもなっていて、どこか誠実さがある音
キャラクター性の強いイヤホンとは違い、このモデルは温度感も硬さもニュートラル。良い意味でクセがなく、シンプルに音楽と向き合わせてくれる印象です。自然な1DDってこういう音だったなと改めて思い出させてくれる、そんな素直なサウンドだと感じました。
低音域
低音はふくよかさがありながらも決して出しゃばらず、ちょうどいい距離感よ量感。相変わらず癖はなさそう。重低音は控えめで昨今の製品に比べると物足りないかもしれません。しかし制御の聞いた程よい低音で癖無く膨らまず、楽曲を下支えしてくれます。
中音域(楽器類)
どの楽器にもそれぞれ適度な距離感があって、良くも悪くも整いつつ距離感を感じる場面があります。ひとつひとつがしっかり分離して聴こえる一方で、音粒を前に押し出すタイプではなく、淡々と丁寧に音を並べていくような印象です。このあたりは好みが分かれるポイントかもしれませんが、落ち着いたバランスを重視する方には魅力的に映ると思います。
中音域(ボーカル)
やや距離感を感じる…いや、むしろこれがニュートラルな位置なのかなと思わせるような鳴り方で、ある意味ではモニターライクとも言える、良い意味でコメントがなかなか思いつかないタイプの音です。クセがなく、必要以上に主張しないため、音の印象がスッと耳に馴染んでしまう感覚があります。
ただ、その中にもボーカルにはほんのわずかに艶をまとった透明感があって、淡々としすぎない生っぽさが感じられるのが印象的でした。
高音域
高音域は、昨今の製品と比べるとやや控えめで、暴れたりギラついたりしない落ち着いたタイプです。必要以上に主張しないぶん耳当たりが柔らかく、聴き疲れの少ない高域だと感じました。
やや物足りなさはあるものの、音が自然にスッと減衰していく感覚があり、無理に伸ばそうとしていない素直な消え方が心地よく思えます。
音場・空間表現
音場はわりと広めで、音抜けもかなり良い印象です。大型のベントが採用されているからなのか、音がスッと外へ抜けていくような開放感があり、閉塞感をほとんど感じません。
スッと音が生まれる瞬間の気配がとても自然で、聴き始めの第一印象から心地よさを感じられるのは好印象でしたね。
装着感について
比較的小ぶりで、形状も耳の穴に沿っているので収まりは良い方かなと思います。

気になった点
とてもバランスが良く、長時間心地よく聴ける音色で、音抜けも良く自然体の気持ちいいサウンドなのですが、楽曲によっては重低音にやや物足りなさを感じる場面があります。空気を震わせるような迫力という点では、もう一歩欲しくなる印象もありました。
これはバランス型ゆえの特徴でもあると思いますが、そのぶんクセがなく聴きやすい一面とのトレードオフになっているように感じます。

バランスって難しいね。
まとめ
INTUAURA Balance は、大きな個性を押し出すタイプではありませんが、そのかわりに『音楽と長く付き合える素直さ』を持ったイヤホンだと感じました。派手さや刺激を求める方にはやや控えめに映るかもしれませんが、どの帯域も落ち着いていて、ふと聴きたくなるイヤホンなのではないかなと思います。
音抜けの良さや広めの音場、スッと立ち上がる音の気配など、細かな部分にも丁寧さがあり、ふと聴き返した時に『やっぱこれ良いイヤホンだなぁ』と思わせてくれる存在です。
そんな真面目・誠実な音作りが INTUAURA Balance の魅力と言えるのではないでしょうか。
購入先
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