今回レビューするのは、TinHiFi から新たに登場した有線イヤホン 『TinHiFi T6』です。

TinHiFiといえば、シンプルな構成ながらも音作りの完成度が高く、価格帯以上のクオリティを出してくる“堅実派ブランドという印象なのですが、皆さんはいかがでしょうか?
製品概要
TinHiFi T6 は、TinHiFi の「T シリーズ」に属する有線イヤホンで、1 基のダイナミックドライバーと 1 基の平面駆動式ドライバーを組み合わせた 1DD + 1 Planar 構成により、高い解像度と自然で滑らかな音のつながりを目指している有線イヤホンです。

本体は CNC 加工による航空グレードアルミニウム のハウジングに、天然木のフェイスプレート を組み合わせた豪華な作り。
また、3 種類の交換ノズル(計 6 種類) が付属しており、付属ノズルを切り替えることでサウンドチューニングの方向性を変えられる点も特徴になっています。

仕様
| 構成 | 1DD + 1 Planar |
|---|---|
| 再生周波数帯域 | 10Hz-20kHz |
| 発売日 | 2026年1月 |
| 価格 | $119 |
パッケージ
真四角で外筒に包まれた玉手箱タイプのパッケージ、シンプルなグレーの外観に、T6というモデル名が刻まれています。

開封後
パッケージを空けると本体がすぐにお披露目されます。

付属品

- TINHIFI T6 イヤホン本体 × 1ペア
- モジュラーケーブル × 1
- 3.5mm プラグ × 1
- 4.4mm プラグ × 1
- 高級レザーキャリングケース × 1
- 高透明リキッドシリコンイヤーチップ × 3ペア
- バレット型シリコンイヤーチップ × 3ペア
- メモリーフォームイヤーチップ × 2ペア
- APC™ アコースティックフィルター × 4
- ノズル用フィルターメッシュ × 12
- ノズル用フィルターフォームインサート × 6
- シリコン製イヤーチップ収納ケース × 1
付属品は価格帯を考慮しても満足度高めではないでしょうか。
イヤホン本体
『TinHiFi T6』本体はそこまで大きくなく耳にすっぽりと収まるコンパクトさ。
CNC 加工による航空グレードアルミニウム のハウジングと天然木のフェイスプレート が映えるシンプルなデザインです。

手触りの良いサラサラした表面加工で高級感をしっかり感じられます。

付属品ケース
厚みもあり、質感高く手触りもサラサラでいかにも高級感があるようなケースが付属していました。
合皮ではありますが、質量感がそこそこあり本革っぽい感じが一瞬だけあります(笑)

フラップをあげてみると付属品がぎっしり詰まっていました。

イヤーピース
イヤーピースが3種類(液体シリコン・フォーム系・シリコン)付属します。
ケースもついてくるのは有り難いですね。

交換ノズル&フィルター
交換ノズルと交換用フィルターが別途付属します。

交換ノズルごとにスペアのスポンジやメッシュが付属しているため、長期的な使用でも不安は少ないでしょう。
スペアパーツを機にしなくても良いのは嬉しいポイントです。

付属ケーブル
ケーブルは質感高めでしっかりした造りのケーブルが付属します。

音質について
TinHiFi T6の特徴は…
『立体感良し!重低音に迫力がある原音忠実系イヤホン』という感じ。
他にも特徴をあげてみると以下のような特徴があります。
- フラット&ニュートラルな感じ
- 有機的な立体感
- 抑えの聞いた高音
- 抜群の定位
- オーケストラの空間忠実度高め
周波数特性
計測データは以下の通りです。
※素人による計測の為参考程度に!8KHzのピークはカプラの共振の為。無視推奨です。
片側を94db@1000Hzに合わせ計測。

重低音を盛ったEtymotic Research ER4SRみたいな曲線ですね…(笑)
だから重低音が強化されたフラットニュートラル系の音色なのか…
評価チャート
音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※製品の価格を考慮した評価となります。
視聴環境
- Lotoo PAW 6000
- 標準ケーブル
- 付属イヤーピース
サウンドインプレッション (バランス・音色など)
暖色にも寒色にも寄らない温度感でニュートラル。フラットな音色で原音忠実さを感じますが、その中で重低音を強く鳴らします。
繊細さと迫力を兼ね備えた原音忠実寄りの音色という印象です。全体的にどこか有機的な滑らかさや強い立体感があります。
通常はLotoo PAW 6000でレビューを書いているのですが、楽彼E7 AD1955やLotoo Paw Gold Touchで鳴らしても気持ちよく追従してくれて破綻がありません。
音の分離感が良く、横だけでなく奥行方向も使ってレイヤー感を感じられるような分解能があります。
一歩引くべき音は一歩引く…そんな寧さがありますね。 後述しますが定位が良い…
原音忠実な方向性ながら、音に重みを加えたようなユニークなチューニングです。
個人的にはこれ、大当たりイヤホンですね。 好き。
低音域
重低音寄りで柔らかい輪郭という質感です。周波数特性にも現れていましたが、重低音を山にして中音域まで抑えが効いているので、音の厚みは抑えられていてスッキリしているのに振動のような重みのある低音が感じられるチューニングに仕上がっていますね。
厚みより重みがある低音と言えば分かりやすいでしょうか。
中音域
フラット&ニュートラルな音色ながら情報量の多さやディティールの豊かさを感じます。破綻が少ない素直な出音で、アタック感も適度に抑えられています。
ボーカル
中音域のセクションでも語ったようにフラット&ニュートラルな音色で、演出や加工感のないリアルな実像感のあるボーカル表現です。
優等生すぎてやや淡白に感じる方もいれば、本当の意味で生っぽい自然な音と好意的に感じられる人もいると思いますヽ(=´▽`=)ノ
高音域
抑えの効いたギラツキのない、滑らかな高音域ですね。量感も”THE 普通”なちょうどいい具合です。
弦を弾いた時の倍音表現にも演出がなく素直に慣らしてくれます。
強いキラキラ感は無く、ごく自然に一歩引いた距離から鳴ってくれる丁寧さがあり、音が消えゆく寸前まで繊細に鳴ってくれるので音色が上品かつ情報量豊かに聞こえます。
音場・空間表現
クラシックやオーケストラ系の楽曲の再生にかなり余裕があります。
広い・狭いで語るような空間表現ではなく、自然な空間。
音があるべき場所から聞こえてくる抜群の定位感があると思います。奥行方向の表現が素晴らしいイヤホンですね。
解像度
原音忠実度が高い故に解像度はかなり高さを感じますが、音にキレがあったり輪郭を強めて鳴らすタイプではないので解像感を感じにくいかもしれません。
装着イメージ

長所と短所
長所
- 原音忠実度高い
- 迫力ある重低音
- 定位が良い
- 柔らかめの聴きやすい音色
- 造りの良いハウジング
短所
- ややモニター系イヤホンの系譜を感じる
- 大人しめのサウンド
- ちょっとケーブル硬い

私は結構好き~!!なイヤホン。
聴きやすいし定位が良い♪
まとめ
TinHiFi T6 は、派手さや刺激で魅了してくるタイプのイヤホンではありませんね。とにかく制御の聞いた原音忠実な音色という印象です。
ですが、実際にじっくり聴いていくほどに「音が正しい位置に、正しい距離感で鳴っている」ことの心地よさを実感させてくれるモデルだと感じました。
フラットでニュートラルな音色をベースにしながら、重低音にはしっかりとした重みがあり、原音忠実系でありつつも退屈しない面白さがあります。
音場は誇張せず自然体ですが、定位と奥行き表現が非常に優秀で、特にクラシックやオーケストラ、アコースティック系の楽曲では余裕のある鳴り方をしてくれます。
高音域は滑らかな質感で、情報量は豊富ながら刺激感は控えめ。
中音域〜ボーカルは加工感のないリアルな描写で、「聴かせる」というより「そこにある音をそのまま出す」タイプ。
自然な音像を重視する方にはかなり刺さるはずだと思いました(*^▽^*)
付属品や筐体の質感も価格帯を考えると非常に充実感があり、ノズルで音を微調節することも含めて、自分の音とじっくり付き合えるタイプのイヤホンと言えるでしょう。
派手さよりも完成度、刺激よりも正確さを重視したい方、
「聴き疲れしにくく、長時間音楽に浸れるイヤホン」を探している方には、ぜひ一度手に取ってほしい一台です。
個人的にはかなり好きです。静かに良さが染みてくるタイプの、素敵なイヤホンですね。
購入先
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