COZOY D1 レビュー|30ドルでここまで鳴る?軽快で抜けの良い万能エントリー1DD有線イヤホン

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今回ご紹介するのは、期待の新星として登場したオーディオブランド「COZOY」が手がける格安イヤホン『COZOY D1』です。

約30ドルという価格帯ながら、「グラフェン振動板搭載の10mmシングルダイナミックドライバー」「デュアルマグネティック・デュアルキャビティ構造」「医療グレードの3Dプリント樹脂シェル」など、本格的な仕様…!

COZOY D1
COZOY D1

興味深いのは、元EPZの従業員が設立した新工場からのデビュー作らしく、ベテランの専門知識をエントリーレベルの価格帯で提供するというコンセプトで、かなり意欲的な製品に仕上がっているようですね。

それでは早速、詳しくレビューしていきます!

目次

製品概要

COZOY D1は、同社が独自開発したデュアルマグネティック回路・デュアルキャビティ構造の10mmダイナミックドライバーを搭載するインイヤーモニターです。

モデル名の「D」は“Dynamic Driver”の頭文字に由来しており、ブランド初のプロダクトであることも意味しているとのこと。シンプルですが、スタートモデルらしいネーミングです。

ドライバーにはデュアル磁気回路を採用し、より強力で安定した駆動を狙った設計。さらにデュアルキャビティ構造により内部の空気制御を最適化し、音場表現やダイナミックレンジの確保を目指しています。

振動板にはグラフェンダイアフラムを採用。軽量かつ高剛性という特性を活かし、レスポンスの速さと高域の伸びを確保しながら、歪みの低減にも配慮された構成となっています。メーカー資料上では、パワフルな低域、明瞭な中域、そして自然な高域の伸びを実現するとされています。

仕様

構成1DD
再生周波数帯域20Hz-20kHz
発売日2025年12月
価格$30
製品仕様

パッケージ

黒いパッケージでシンプルなデザインです。ブランドロゴが中央に刻まれただけの、性能で勝負するタイプのパッケージデザインになっています。

COZOY D1 パッケージ外観
パッケージ外観

開封後

30ドルという価格帯の製品ながら、箱への収め方は高級機に負けず劣らずで、美しい開封体験が得られる構造になっていました。

COZOY D1 開封後
開封後

付属品

COZOY D1 付属品
付属品
  • COZOY D1イヤホン本体 × 1ペア
  • シリコンイヤーチップ × 2種類&各3ペア
  • 付属ケーブル × 1

最低限のシンプルな内容物になっています。

イヤホン本体

COZOY D1』はパッケージも本体デザインもシンプル。フェイスプレートはゆらめきのある青いデザインにブランドロゴが中央に刻まれているだけのものでした。

COZOY D1 本体正面
本体 正面

小型で耳に収めやすく厚みも抑えられたハウジング形状です。

COZOY D1 本体 サイドビューと背面
サイドビューと背面

イヤーピース

イヤーピースの質感は付属品としては驚くレベルで、超しなやかでぷにぷにと柔らかいシリコンが使われていました。この価格帯の付属品としてはかなり良質です。 質感だけ見れば単体で販売されているものと差がありません。

ダブルフランジタイプのイヤーピースも付属しますが、こちらもサイズ感が抑えめで挿入しやすく、装着感に違和感がありません。通常のシングルフランジと比較して使ってみたい所です。

COZOY D1 付属イヤーピース
付属イヤーピース

音質について

COZOY D1』をざっくり表現すると
バランスよくクリアな最小公約数的な万能イヤホン』という感じ。

安物感が一切ない癖の無い音色で、リケーブルや上流で化ける化ける…!(笑)

周波数特性

※素人による計測の為、参考程度に。8KHz付近の山はカプラの共振の為。無視推奨。
計測データは以下の通りです。
片側を94db@1000Hzに合わせ計測。

COZOY D1 周波数特性
周波数特性

評価チャート

音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※製品の価格を考慮した評価となります。

音の傾向
暖色
寒色
暗い
明るい
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
モニター
リスニング
人工的
リアル
ゆったり
早い
ビルドクオリティ
残念
良い
コストパフォーマンス
残念
優秀
装着感
微妙
良い
付属品
最低限
充実・豪華

視聴環境

  • Lotoo PAW 6000 (レビュー用リファレンスとして)
  • Lotoo PAW GOLD TOUCH
  • 付属イヤーピース(シングルフランジ)

ショートインプレッション (バランス・音色など)

COZOY D1』…これやべぇな…(゚.゚) ポカーン

全体のチューニングは癖の少ないニュートラル寄りのW型で、程よい低音の量感映えるボーカル伸びやかな高域と、低音・中音・高音のバランスがとても整っています。最大公約数的な音色で、どんな人でも「いいねこれ」と言ってしまいそうな良好なバランスです。ちょっとレスポンス早めで軽快で明るいのも楽しい個性ですね。

鳴らしやすさもあり、どんなプレイヤーでも各帯域の情報量をしっかり引き出して鳴らしてくれる印象で素直さがあり、ディテールも良くレスポンスにも優れており、この価格帯としては非常に高い完成度だと感じます。

いわゆるドンシャリ系の派手さは抑えられていて、明るさもある見通しの良いサウンドですね。長時間聴いても疲れにくい、バランスの取れたチューニングだと思います。

低音域

低音は量感・質感ともに価格以上の満足度です。厚みや重さはやや控えめながら、しっかりと存在感があり、軽快さのある早めのレスポンスが特徴的な低音ですね。エレキベースのスラップ奏法がとても映える質感です。

中低域の膨らみも抑えられているため、一聴した感じはフラットバランスのような量感に聴こえます。リズミカルに軽快に鳴るタイプで、バスドラムのキックのアタックはハッキリしていますし、瞬間的な重さもあるため低音が物足りないという感じはありません。

鳴り方としても空間を支配するようなボヤけた鳴り方では無いのは好印象でした。

中音域

ナチュラルでニュートラルなチューニングで繋がりも良くて聴きやすいですね。ボーカルやギター、ピアノなど主要な音もしっかり芯を持って鮮明にクリアに、全体的にやや爽やかで明るく抜け感のある音色で気持ちよく描写してくれます。とても粒立ちの良い音色です。

ボーカル

ボーカルはやや前傾的で明瞭度高く明るく、存在感があります。少しブレスに艶っぽさが乗り、無機質さを感じさせないのが好ポイント。
ボーカルホンと揶揄されるほどの押し出しではなく、少し明るめのニュートラルの中にそっとボーカルの背中を押すような絶妙なチューニングですね。とても良いです。

高音域

伸びやかで明瞭、しっかりエッジがありながらスムーズに感じる高音です。特にシンバルやハイハットの金属音は程よい硬質さでシャキッと抜けが良いことに驚きます。

高音域のディテール描写も秀逸で、ホールの反響の奥に抜けていく余韻や空間に散らばっている細かな成分までしっかり再生してくれます。「明るく華やかだが主張しすぎない」という塩梅が絶妙…!

音場に空間的な広がりと定位感を与える上で、高音域のディテールはかなり重要ですが、本作は抜かりなかったですね…(驚)

音場・空間表現

空間表現力は満足度十分ですね。イヤホンとしては平均以上の広さで、上下左右、奥行きともに広がりを明確に感じられます。

左右の広がりはかなり充足感があるレベルに達していて、この価格帯ながら奥行き方向の定位感もしっかりあります。安価なイヤホンだと左右に広げる代わりに平面的に聞こえたり、立体感が乏しいものも多い印象ですが、本作は奥行きもなかなか…やってくれます(凄い)

解像度

より高価なものと比べてしまえば限界はあるものの、解像度と分離感は価格を越えた水準に達していると思います。

粒立ちの良さや高い透明度、明るさ、定位の良さもあってのことだと思いますが、音のエッジが適度に強調された本作の音色が、わかりやすく解像度を感じさせてくれる点が良かったですね。

ライブ音源や生収録音源に入っている微細な音、例えば観客が咳き込んだ音や座席側の音、譜面をめくる音などもしっかり拾って再生する解像度があります。この価格帯でここまで細かい音を拾えるのは、正直驚きでしたね~。大音量で聞いてみたり、リケーブルも試してみて下さい。結構良い方向に化けます。

装着イメージ

小さめのシリコン耳型に装着させてみても、耳甲介腔が余るほどコンパクトで装着感が良いです。

COZOY D1 装着イメージ
装着イメージ

長所と短所

長所

  • 全帯域で高いバランス
  • 定位・分離が良い
  • 明るめの音色
  • 安価ながら奥行きもある
  • 良好な装着感

短所

  • 環境次第で高域付近がやや刺さる手前
  • 迫力はやや抑えめ

安価で、明るくて抜けが良くてキレがあって軽快なサウンドを求めるならコレだわ!

総評

COZOY D1』は、約30ドルという価格帯を考えると驚異的な完成度でした。音楽の細部までしっかり見せてくれる実力があって、この価格でこの解像度は正直驚きです…w

嫌味や癖がなく聴きやすいので、長時間のリスニングや作業用BGMのお供としても通常のリスニングタイムでも満足な水準の音だと感じました。鳴らしやすくDACも選ばないのも好印象でとにかく使いやすいなと。
素直に鳴らしきれてくれるので、あまり安価すぎるDACだと高域が刺さったり雑味は出やすいかもしれませんが(汗)。

個人的なお気に入りポイントは、高音域の綺麗さや明るめで軽快な音色でしょうか。この価格帯でここまで伸びやかで透明感のある高域が得られるとは思っていませんでしたね。

本体やケーブルのビルドクオリティとしては値段なりかなぁと思う程度ですが、音色の完成度の高さが本当に素晴らしくて、「元EPZの従業員が設立した新工場」という背景を知ると納得の品質…。ベテランの専門知識をエントリー価格で提供するというコンセプトが、しっかりと製品に反映されていると感じました。

約30ドルという価格を考えれば、間違いなくコスパ抜群の一本です。初めての中華イヤホンを探している方や、サブ機として気軽に使えるイヤホンを探している方に、自信を持っておすすめできます!ホントニヨカッタ~!

こんな人におすすめ

どんなジャンルや場面でもこなせる万能機を安価に、でも音質も妥協したくない方に!
そんなアナタに最適な製品かもしれません。

DDを鳴らしきるということがどういうことか勉強にもなる1台。

購入先

使用可能な割引クーポンはこちらからお探しください。
基本的には何かしらクーポンがご案内出来ると思いますので、お困りでしたらXアカウントまでご連絡ください。


本記事の執筆にあたりCOZOY様よりPRの機会を頂戴し、思ったまま感じたままに執筆致しました。このような素晴らしい機会をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

mondにて匿名の質問を受け付けております、興味があれば是非質問してみてください!

本記事の執筆にあたり、金銭等の対価は一切発生しておりません。内容は当サイトのレビューポリシーに基づき、筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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