LETSHUOER Astralis レビュー|同社らしい落ち着きにメリハリを加えた、円形平面ドライバーのリスニング機

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LETSHUOERから、15.5mm径の円形平面ドライバーを搭載したイヤホン「 Astralis(星瞳)」が登場!

平面駆動といえば四角い振動板のドライバーが定番ですが、本機はドライバーそのものを見直した作品。新規開発の「第 5 世代リング型平面振動板ドライバー」なるものが採用されているのが特徴です。

ということで、「Letshuoer Astralis(星瞳)」をレビューしていきます!

Letshuoer Astralis
Letshuoer Astralis

LETSHUOER様より、ご紹介のために製品をご提供頂きましたが、内容は当サイトの下記のレビューポリシーに基づく筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

目次

製品について

「Letshuoer Astralis(星瞳)」は、新開発の15.5mm径・第5世代リング型平面振動板ドライバーを1基搭載したイヤホンです。一般的な四角形ではなく円形の振動板を採用し、低域の表現力と過渡特性の向上を図っています。両面ボイスコイルやリング状のN52マグネット、ボイスコイルの直接はんだ付け構造を採用し、ハウジングはCNC加工のアルミニウム合金製です。

接続端子は0.78mm 2pinです。付属ケーブルは216芯の銀メッキ単結晶銅線で、3.5mmと4.4mmのプラグを付け替えられます。USB Type-CのドングルDAC「DT01 Pro」も同梱しています。

国内では2026年3月27日に発売され、価格は33,000円(税込)です。主な仕様は以下のとおりです。

構成1PD
(15.5mm 第5世代リング型平面振動板ドライバー)
再生周波数帯域20Hz-40kHz
発売日2026年3月27日
価格33,000円(税込)
製品仕様

パッケージ

外箱は無漂白のような白地のパッケージで、バツ印を散りばめて描かれたようなオシャレなデザイン。

Letshuoer Astralis パッケージ外観
パッケージ外観
Letshuoer Astralis 開封後
開封後

箱を開けると、イヤホン本体とケースが上下に収まっていました。シンプルですが箱の作りも良く上質です。

イヤホン本体

細かい梨地調の表面で、安っぽさをさほど感じさせません。指紋がつきづらいのも有難いポイントですね。フェイスプレートには紺色のパターン模様が描かれています。

Letshuoer Astralis フェイスプレート側
Letshuoer Astralis フェイスプレート側
Letshuoer Astralis 背面&サイドビュー
背面&サイドビュー

付属品

Letshuoer Astralis 付属品
付属品
  • イヤホン本体 ×1
  • イヤーピース 2種類 合計6ペア
  • 付属ケーブル ×1
  • 脱着式プラグ 3.5mm / 4.4mm 各1個 
  • 収納ケース ×1
  • ドングルDAC(DT01 Pro) ×1
  • その他、説明書など

ケーブル

付属ケーブルは2種類の線を撚り合わせたような4芯ケーブルです。交換式プラグは脱着式で3.5mm/4.4mmに対応しています。

Letshuoer Astralis 付属ケーブル
ケーブル
Letshuoer Astralis ケーブル、脱着式
脱着式

イヤーピース

円盤状のホルダーに「Vocal」と「Balanced」の2種類がS・M・Lの3サイズで用意されています。
「Balanced」の1ペアは本体に装着済みでした。

Letshuoer Astralis 付属イヤーピース
付属イヤーピース

このイヤーピースの選択によってもフォーカスされる帯域が変わったりするので、試してみて欲しい所。

ドングルDAC (3.5mm)

付属のDACはType-C端子と3.5mmジャックを銀メッキ線でつないだドングル型DAC『DT01 Pro』です。アルミ筐体の色が本体と揃っていて、統一感がありますね~!

Letshuoer Astralis 付属DACの
付属DAC

付属ケース

ケースは黒いマット仕上げの円筒形で、スクリュータイプで丈夫な樹脂製のハードケースです。

Letshuoer Astralis 付属ケース
付属ケース

装着イメージ

イヤホン本体の大きさはやや大きめに見えますが、丸みを帯びたフォルムのおかげか、それほど大きく感じません、装着感も違和感無く痛みも感じられず快適です。丸みがあるので優しい装着感。本当に見た目よりかは良いですね。

Letshuoer Astralis 装着イメージ
装着イメージ


ほんのり装着時にひんやりと温度が吸われていくのも気持ちが良いです(笑)

音質について

最初に結論から。

  • 豊かな低域
  • 中低音~中音域に温かみあり
  • 音の粒が繊細で滑らか。
  • 包まれ感ある鳴り方
  • リスニングっぽい味付け

平面駆動らしい音のきめ細かさがあり、全体的にフラットな鳴り方に厚めの低域を重ねたやや暖色~ニュートラルな温度感のイヤホンです。長時間聴いても疲れにくい刺激の無さと、音の粒が小さく繊細な表現を共存させています。
豊かな低音や脳内をセンターにした包まれるような鳴り方がリスニング的な味付けになってるのも特徴で、LETSHOUER製品としては、ダイナミクスの大きめな鳴り方なので、平面駆動でも聴き応えがある楽しいサウンドを提供してくれます!

周波数特性

実測データは以下の通りです。
(IEC711/IEC 60318-4 clone / 1/12oct (1kHz) @ 94dB)
※8kHz付近は計測器の特性上共振しやすい帯域で、実際よりもピークが強めに出やすいことを理解の上でご覧ください。

平均

Letshuoer Astralis 平均
平均値

左右

Letshuoer Astralis 左右差
左右差

驚異的なマッチング…!

評価チャート

音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※製品の価格を考慮した評価となります。

音の傾向
暖色
寒色
ウェット
ドライ
暗い
明るい
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
モニター
リスニング
人工的
リアル
ゆったり
早い
ビルドクオリティ
残念
良い
費用対効果
残念
優秀
装着感
微妙
良い
付属品
最低限
充実・豪華

試聴環境

  • Lotoo PAW 6000
  • Lotoo PAW GOLD TOUCH
  • 付属イヤーピース

全体的な音色や特徴など

ほんのりと暖色系の雰囲気を感じる音色です。平面ドライバーにありがちな線の細さや薄っぺらさはあまり感じられず、音の粒の細かさとほどよい温かみを両立しているように思います。ある程度厚みのある音に仕上がっているので聴き応えがあるのがポイントですね。

空間表現は、頭を中心にして音に包み込まれるような聴こえ方をします。やや前方に音場の中心が寄った、スピーカーで聴いているような自然な鳴り方とは違い、シネマチックな空間の作り方で、映画館の座席で音に包まれているような感覚があり、これがリスニング向けの心地よいリスニング体験を提供してくれます。

また、LETSHUOER製品としては珍しく元気なタイプでコントラストもあり、メリハリのあるサウンドに仕上がっています。それでも同社らしい落ち着きはあるのですが、良い具合に現代的なリスニングサウンドに寄せてきたなぁと思います。

低音域

量感は多めでミッドベースにも厚みがありますが、サブベースの振動のような成分もそこそこ感じやすく、意識を向けるとサブベース帯の揺さぶられるような振動音が聴こえてきます、でもどこか質感に優しさが残りますね。
輪郭がぼやけることはなく、キックやベースラインの動きを追いやすく、誇張はないけど低音の輪郭も適度に追いやすいレスポンスの良さを感じます。
そのレスポンスの良さもあってか、もたつきやダルさのない軽快な低域になっているのは結構好印象。

ただダイナミックドライバーみたいな空気を動かすような躍動感は抑えめですが、左右のセパレーションが広めに取られているので分離感や空間は高く感じられます。

ボーカル

男性ボーカルは厚みがあり力強くかつ、激しさやパンチを少し抑えつつもディテール豊か。ブレスや声帯の震えも程よく拾うような繊細な聴こえ方をします。女性ボーカルでは、丁寧さや楽曲の溶け込ませ方が上手で、センター定位もバッチリと安定しています。

予想外に男性ボーカルの方が前傾的で力強く聴こえ、女性ボーカルは美しさや繊細さよりも丁寧さや安定感が高い雰囲気に聴こえました。

高音域

高域はアタックや控えめで、繊細で柔らかい表現に感じました。張り出すような感じも少なく、耳の痛さが感じにくい優しさがある鳴り方でしょうか。他のレビューされている方が言うほど丸みを帯びているようには私は感じませんでしたが、耳に刺さりやすい中高音あたりの帯域がやや抑えられているのかなとは思いました。

音場・空間表現

ここまでのコメントでも少し触れてきましたが、このモデルは空間の作り方が独特で、頭を包み込むような空間表現になっています。前方から音が届くようなスピーカーのようなナチュラルなリスニング環境ではなくて、映画館のようなシネマチックなサウンドと表現した方が分かりやすいかなと思います。

音場はやや広めに展開されるものの、ある程度のところで壁のような境界を感じました。それでも音の出し方に繊細さがあるので詰まったような窮屈さはありませんでしたね。…おっとこれもシネマチックな要素に似ていますね…?

これは平面駆動ならではの部分もあると考えています。余韻や響きで旨味を加えるタイプではなく平面駆動らしい追従性の高さや歪みの少なさが強みになっています。これはプラス・マイナスという評価軸ではなく、タイプ別というだけの話です。

長所と短所

長所

  • 平面駆動の粒の細かさと厚い低域を両立
  • 質感高めのイヤホン本体
  • リスニングに寄せたLetshuoerサウンド
  • メリハリと落ち着きの共存
  • DACまで付属する充実さ

短所

  • 空気感やホール感などの余韻は控えめ
  • もっとパンチがあってもいい。
  • 空間表現の仕方は好みが分かれそう。

LETSHUOERらしい丁寧さと、リスニング的な要素が共存している珍しい機種。

総評と感想

「Letshuoer Astralis(星瞳)」は、LETSHUOERが円形の振動板という新しい構造に挑んだモデルです。それでいて、技術のアピールより音楽を楽しく聴かせる方向へしっかり舵を切った1台だと感じました。

これまでのLETSHUOER製品には、丁寧で落ち着いた音づくりという印象がありました。本機はその持ち味を残しながら、メリハリと聴き応えを持ち上げてきたなぁと感じます。同社らしい上品さと、今どきのリスニングサウンドの楽しさ。この2つが無理なく共存した仕上がりでまとまってるのも流石だなと。

頭を包み込むような空間の作り方は、多少は好みが分かれるところです。スピーカーのような自然な前方定位を求める方には、少しクセとして感じられる要素かもしれませんが、この没入感にハマる方にとっては、他のイヤホンではなかなか得られない魅力になるはずです。

金属削り出しの本体の質感や、左右の驚くほど揃った特性、交換プラグ付きのケーブル、ドングルDACまで含めて33,000円。パッケージとしての満足度も十分に高いと思います。

平面駆動の繊細さは欲しいけれど、薄く淡白な音では物足りない。そんな方にぜひ一度試してみてほしいイヤホンでした。

こんな人におすすめかも。

  • 平面駆動の質感と厚めの低域をどちらも楽しみたい人
  • 刺さりの少ない音で長時間聴きたい人
  • 付属品だけでスマートフォンからすぐ使いたい人
  • リケーブルや上流の違いを楽しんでみたい方

低域の量を十分量持たせたことで、より万人に受ける音へ。そして平面駆動の入門機にも、ダイナミック型からの乗り換え先にもなりやすいモデルだと思います。

レビューは以上となります。ここまでお読み頂きありがとうございました。

購入先


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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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