TRKAPLSTブランドに追加された七つの大罪シリーズに第2作目のケーブル『TRKAPLST-35 Envy』が登場しました。
ということで、今回レビューするのは『TRKAPLST-35 Envy』ということで、『嫉妬(Envy)』という名が割り当てられています。
こういったシリーズものの製品は不思議とワクワクしますね。

製品概要

導体について
英語で資料を頂いているので翻訳の精度が分かりませんが参考程度にして頂けると助かります。
素材:(希土類パラジウムメッキ、22×0.11 + 多芯パラジウムメッキ銅 126×0.06)×2 +(グラフェン 210×0.08)×2
仕様について
| 製品番号 | TRKAPLST-35 Envy |
|---|---|
| 製品名 | Envy(七つの大罪シリーズ) |
| AWG | 17/19 |
| 抵抗値 | 0.19Ω |
| ケーブル長 | 1.20~1.25m(長さカスタマイズ可能) |
| ケーブル被覆 | ポリ塩化ビニル(PVC) |
| 導体 | (希土類パラジウムメッキ、22×0.11 + 多芯パラジウムメッキ銅 126×0.06)×2 +(グラフェン 210×0.08)×2 |
| プラグタイプ | 3.5mmシングルエンド/2.5mmバランス/4.4mmバランス/6.35mm/4PIN XLR、その他 (選択可能) |
| コネクター | 0.78mm 2pin、MMCX、IE900、Dual 3.5mm、その他 (機種別カスタマイズ可能) |
外観など
全体像
グラフェン線らしい独特なテカリのある黒い線材と、落ち着いた深緑の色の線が4本編まれた4芯ケーブルのようです。
2種類の線材でデザインが入ってはいますが、大人しめのプラグパーツの選択で落ち着いた雰囲気があります。

線材
線材を拡大すると以下のような感じになっています。

プラグ
細身でシンプルなデザインのプラグが採用されています。
TRKAPLSTオリジナルのデザインは本作には採用されていないようです。

コネクタ

音質について
箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。
- 抜群の余韻と抜け感
- 高音域のディティールが素晴らしい
- 前後の分離感あり!
- ボーカルが艶っぽい
視聴環境
※複数のイヤホンでケーブルを聴き比べ、感じられたことや変化を書き出します。
・Lotoo PAW 6000
・THIEAUDIO Monarch MKIII (多ドラ要員)
・MoonDrop 竹 CHU2 (1DD要員)
・その他…
インプレッション
このケーブルによる変化を手短に語ると、『高い分離感と、伸びやかで抜けの良い高音域』にシフトするケーブルだと思いました。
まず聴いてすぐに感じたのは、解像度の高さと優れた分離感。
特に高音域の描写にかなり優れる印象で、これまで埋もれていた細かなディテールを描いてくれる感覚があります。
さらに前後方向の分離感の向上を感じますね。オーケストラなどの厳密な定位感や奥行き感が必要なジャンルでも難なく再生する手助けをしてくれるケーブルだと思います。
空間は広めで、左右のステレオ感が特にかなり強め。奥行きも十分に確保されており、やや横方向寄りですが、広い空間で鳴らしてくれるタイプの空間表現力です。
とくに高音の伸びは秀逸で、背景の暗さが一枚上手になり、消え際ギリギリまで再生を手助けしてくれる感覚があります。
遠くにあるべき音は遠く、近い音は近く。定位の整理が非常に上手いケーブルで、イヤホンの空間表現と分離の高さや描写力を底上げします。
人によってはやや重心が上方向に感じる方もいるかもしれませんが、音色のクセは少なめ。
味付けでキャラクターを作るケーブルというかは、高い抜け感と分離感、そして高音域のディテール表現にフォーカスしたケーブルだと感じました。

この空間表現はやや誇張に感じる人もいるかもしれませんが、変化が分かりやすくてめっちゃ良いです。解像感も抜群です。
低音域
弾力感や音の塊感はやや抑えめで、ズーンと全体を支えるような丸い輪郭をした低音にやや変化する印象があります。
弾力でブリブリと存在感を出すタイプではなく、重厚感で全体を支えて存在感をさり気なく出す感じですね。量感の変化は控えめ。
中音域
滑らかさと鮮明さを兼ね備え、どこかフレッシュな明るさを帯びた音色です。クリーンでありながら硬質すぎず、透明感の中に適度なみずみずしさがあります。滑らかで明るい、そんな感じ。
ピアノは軽やかに立ち上がり、そのまま素直に伸びていく印象。
ギターやシンセといったエッジ聞かせた表現が重要な楽器も、シャープかつクリアに寄せる感覚。輪郭が曖昧にならず、音の芯を見せてくれて好印象です。
ボーカルについては別セクションで詳しく触れますが、艶感と倍音の豊かさ。声のニュアンスや空気感まで感じ取れる点が、このケーブルの大きな魅力だと感じています。
高音域
儚く消えゆく瞬間まで丁寧に描き切る、その繊細な描写力が素晴らしいケーブルに感じました。
音の立ち上がりだけでなく、減衰していく過程までも細やかに追いかけるようなディテールの良さがあります。
おそらく本ケーブルにおいて、最も繊細かつ鮮明で、情報量の豊かさを感じさせる帯域はこの高音域でしょう。
細かなニュアンスの変化や余韻の表情までしっかりと可視化の手助けをするような解像力です。
アタックが鋭すぎたり硬さがあると違和感が出るのですが、そういったネガティブな部分がありませんでした。
純粋な解像度の増強を最も感じる帯域でした。
ボーカル
高い透明度と繊細さを加え、少し煌めき感を加えてくれます。声の倍音成分や、かすかに混じる掠れのニュアンスが結構聞き取りやすくなりますね。この描写が刺さる人には、間違いなく強烈に刺さるタイプ。好きな人は本当にめちゃくちゃ好きだと思います。
ただ、柔らかく滑らかさ・しっとり系や温かみのあるボーカルとは少し方向性が異なります。包み込むような温度感というよりは、輪郭と情報量を際立たせるクリア系でしょうか。
空間表現
ホールのような圧倒的な広大さこそありませんが、空間は広めに変化させる傾向があります。
ステレオ感が強く、セパレーションにも優れています。特に左右方向への広がりが顕著で、さらに奥行きもしっかり確保されている印象。横に広く、そして奥へもきちんと伸びるバランスと表現出来ますね。
一聴すると中音域から高音域がやや近めに感じられるかもしれません。
しかし、音の粒をひとつひとつ丁寧に追っていくと、近い音は近く、遠い音はきちんと遠くへと配置されていることに気づきます。
決して前に寄せているだけではなく、定位そのものの描き分けが丁寧、音場の整理能力が高いケーブルだと感じました。
総評と感想
やっぱりこのケーブルは分離感が気持ちいい…!そして高音が伸びて消える瞬間まで美しい。そんなケーブルでしたね!
やはり中音域から高音域にかけての伸びの良さと抜けの良さはかなりのもの。スカッと伸びて、余韻を残して、儚く消えていく。
そんな消え際まで描写してくれるケーブルはそう多くはありません。個人的にはかなりの当たりケーブルです。
広めの空間とはいえ、ホール級の広さがアナログ的に表現されるとまでは行きませんが、音粒が横に広がる感覚があって、左右の分離がとにかく明確。音が混ざらない。ごちゃっとしない。ちゃんと一つ一つが見える。 そんな感覚が心地よかったですね。
唯一の弱点は低音の解像感が中音域と高音域に比べると僅かに劣る感じで輪郭が追いにくい感じがありましたが、相対的に弱点かも?と思う程度です。全然十分良い。
【分離感。抜け。高音の伸び。】
ここに価値を感じるなら、かなり満足度は高いケーブルだと思います。



グレーの外観も含めて、音もバランス良いし友人にオススメしやすい良いケーブルでした。
あれ?このケーブルSクラスに迫ってない…?
こんな人にオススメ!
- 解像感を重視したい人
- 左右に広いケーブルを求める人
- 爽やかで明るい音を求める人
- 抜け感がある音を好む人
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