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リケーブル「Zisin-39」レビュー 見た目も音も上品に!透明感抜群の音色変化を楽しもう

こんにちは。とれふるです。
今回はリケーブル製品の「Zisin-39」をレビューをさせていただきます。

こちらの記事の執筆にあたり、ZIsin様より製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

目次

Zisinについて

ZIsinは、イヤホンのケーブルを主力に、イヤホンやDAC・民生用ケーブルを開発、販売するブランドです。
同社には他ブランドとしてXINHSやivipQも運用しており、これらは全て同一企業の製品ですが、XINHSは特に手頃な価格帯の製品を提供しています。

ZIsinのユニークな点は、銅・銀・銀といった一般的な素材ではなく、希土類(レアアース)、グラフェン、パラジウムなどの特殊素材を積極的に使用していることです。また、視覚的な魅力も重視しているようで、色彩豊かな被膜や個々の線材の編み方にこだわりを見せ、他ブランドとの差別化を図っているようです。

製品紹介

見た目は黒と金色の線材が一緒に編まれた美しいケーブルです。
線材は、「油浸グラフェン+ 精製金メッキ合金パラジウム + 液体窒素7N OCC 」とのことですが…複雑すぎてよく分かりませんがとにかく凄い!んだと思います…(笑)
黒いのがグラフェン、7N OCC(銅線)に合金パラジウムと金メッキがコーティングされているような感じなのかもしれません。

Zisin-39 ケーブル本体
Zisin-39 ケーブル本体

ケーブル自体は比較的柔らかめの被膜が使われているのか、さほど癖が付きづらずしなやかで取り回しが容易なケーブルになっています。

Zisin-39 ケーブル接写
Zisin-39 ケーブル接写

プラグの品質も高く、四角柱のような形状でくぼみがあるため、力が入りやすく機器への接続が非常にスムーズです。全体的なビルドクオリティは高いように思いますね。


仕様について

ブランドZisin
モデルZisin-39
導体(線材)油浸グラフェン+ 精製金メッキ合金パラジウム + 液体窒素7n occ
長さ1.25m
プラグ仕様4.4mmバランス
コネクタ0.78mm 2Pin

※コネクタ、プラグ仕様はレビューする製品の仕様となります。

音質の評価

レビューを執筆するにあたってのガイドラインや使用機材などの詳細は、以下のページにて記載しております。

試聴した感想

箇条書きでサクッと書き上げるとこんな感じ

  • 解像度がやや良くなり音の分離感が良くなる。
  • 音場が全体的にやや広くなる
  • 女性ボーカルが上品に艷やかに
  • 粒立ちやアタック感の向上
  • 輪郭のある引き締まったタイトな低音に
  • 低音の量感が少しアップ
  • 刺さりやすい高音がマイルドになるのに伸びやかな余韻を感じる音に

めちゃくちゃ音良い~というのが聞いて一発目に感じた感想でした。
音の雑味のような感じが消えて、粒立ちが良くなり解像度と音場が改良され、濁りが取れたような音に変化します。

味付けはあまり感じられないものの、スッキリ上品に全域を自然に持ち上げて解像度高く、さらに音場やや全体的に広くなる印象がありました。

特に良いなと感じた点としては、ボーカルが艷っぽく魅力的な質感に変化する点や、空気感の表現や余韻の良さかなと思います。

詳細な評価

項目詳細な内容は以下の通りまとめましたので参考にしてみてください。

音色音色変化としてはニュートラルで色合い的な変化は感じられない…かも。
リケーブル
体感度
体感度合いとしては、普通に違いを感じ取れるレベル。
低音低音はやや強化される感じがあるが、質量の増減よりも、タイトに引きしまった低音に変化してキレが増す印象の方が強い。
中音少しだけ前に出てくる。ギターやピアノ、ボーカルが少しだけ前に出てくる。前に出るけど主張しすぎない優しさを感じます。
高音やや角が取れたような優しい上品な高音域になりつつも、伸びやかさや余韻や空間表現を描いてくれる高音域に感じます。
キレ
アタック感
全体的な透明感が上がることから、キレやアタック感、ダイナミックな表現が少し強化されるような印象があります。
前述していますが、特に低音が引き締まったタイトな音になるのが高評価です。
ボーカル空間に溶けて消えていくような儚いボーカル表現も得意で、ボーカルに艶っぽさをと繊細さ、エモさのようなものを加えてくれるケーブルです。
解像度全体的に向上しているように感じます。
音場前後左右に広がるように感じます。
ビルドクオリティ優秀と言えます。プラグやスプリッター等の金具も品質が良いですし透明度の高い被膜の下に見えるツヤツヤの山吹色(黄金色)の線材が美しいです。
タッチノイズしなやかなな被膜と適度な重量感が相まってあまり気になることはないと思います。
コスト
パフォーマンス
セール時8,000円、通常時は2.8万円ということで、決して安いケーブルでは有りませんが、セール時の価格で考慮しても、しっかりと価格相応もしくはそれ以上の価値のあるケーブルに思います。
以上の意味としては、めちゃくちゃコスパが良いとは言えませんが、堅実なステップアップを踏める費用対効果のある優秀な製品だと感じます。
まとめ
特筆点
全体的をクリアに解像度を持ち上げつつ、空気感や余韻表現などの魅力を与えてくれるケーブルだと感じました。さほど癖はありません。
ちなみに、NICEHCK AceLillacにめちゃくちゃ似ている印象があります。
ただ、こちらの方が艶っぽいです。
音質評価
(点数)
A+ (3.8)
※総合評価の最高点は5.0

あとがき

Zisin,XINHS,ivipQブランドは、他の中国系ブランドと異なり積極的なマーケティングを行っていないので実態がややわからないブランドというイメージがありますが、中国国内においてはかなり大型の工場を持ち、他ブランドの製品加工も請け負っている規模の大きいブランドだそうです。(と、日本国内の展示会で直接お聞きしました。)

本記事でレビューしている製品も、想像以上のビルドクオリティと音質変化を与えてくれる素晴らしいケーブルで、皆様にオススメしたいくらいです。

新作のケーブルなので、あまり所有している方もいらっしゃらないと思うので、ぜひ参考にしてくれれば幸いです。

製品購入先リンク


mondにて、匿名の質問を受け付けております、興味があれば是非!

https://mond.how/ja/trefle_lab


免責事項:
本記事のレビューにおいて、レビュー用のサンプルとして製品を提供頂いておりますが、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておりません。以上の内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

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この記事を書いた人

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