GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis|原音忠実さにエモさと温度感をまとわせる純銅ケーブル

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今回レビューするのはGYVIISI HiFi GVS-37 Anubis です。

「Anubis(アヌビス)」といえば、古代エジプト神話に登場するジャッカルの頭を持つ冥界の神。

その名の通り、銅色の地肌に金の箔がきらめくような外観など、こだわりがたくさん垣間見えるケーブルをレビューしていきます。

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis
GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis
目次

製品について

導体

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis は、クライオ処理(サブゼロ処理)された古河製7N OCC銅導体です。
導体構成については商品ページの記載をそのままご紹介しているため、具体的な構造や訳出の正確さまでは十分に行き届いていない可能性がある点、あらかじめご了承ください。

外観など

全体像

銅色のベースの中に金色の箔が編み込まれて光の当たり方でキラキラと山吹色に輝く「Anubis」という名にふさわしい、エジプトカラーな配色です。

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis 外観
外観

コネクタ側の耳掛け部分には、透明ではなくマットブラックの熱収縮チューブで形をつくっているようです。金銅とシックな黒のツートーンが全体を程よく引き締めている秀逸なデザインです。

金具パーツ外観

プラグとコネクタのハウジングやスライダー、スプリッター等はすべてクロームメッキとゴールドを組み合わせたものなどで統一されています。 コンセプトに忠実。

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis
GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis

線材

クローズアップで見ると、透明な被覆の下に銅色の細い素線がびっしりと詰まっており、そこへ金色の箔絡むように編み込まれているのがよく見えます。

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis クローズアップ
クローズアップ

プラグ

プラグは4極(4.4mm)は金メッキ&銀メッキを組み合わせたもの。 ※4.4mmのみのコンボ仕様です

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis プラグ
プラグ

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • 自然で広めの空間
  • クリアで艶っぽく明瞭度高!
  • 余韻を残す高域
  • 豊かな中低音
  • 透明度は維持しつつ低域は少し柔らかめの響き
  • 高解像度
  • 万能性高め
変化する音域
減少
-2
-1
高音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
中音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
低音域
+1
+2
増加
音の傾向
暖色
寒色
しっとり感
減少
増加
キレ
ゆったり
早い

試聴環境

※多ドライバー、1DD構成、フルBA等のイヤホンでケーブルを聴き比べ、感じられたことや変化を書き出します。

  • Lotoo PAW 6000
  • THIEAUDIO Monarch MKIII 
  • MoonDrop 竹 CHU2
  • Softears Studio 4
  • その他

ショートインプレッション

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis は、まさに導体通りで純銅らしいナチュラルでつながりの良い音色!
特徴をざっと一言でまとめるなら「ナチュラルな広い空間に艶っぽい中高音を響かせるケーブル」でしょうか。

温度感もニュートラルかわずかにウォームかも?くらいで、銅らしい滑らかで誇張のない響きの中に、ツヤツヤとした煌めきがあって、楽器の音からボーカルまで粒立ちよく、美しく鳴らしてくれます。中低域から下の帯域は、クリアネスは保ちつつも、柔らかく響くようなまろやかさがあって、楽曲を包み込むように、聴き心地のよい音を届けてくれる印象…!
金属音に関しては、銅のケーブルにしては明瞭度高く自然な質感を維持したままちょっとした押出し感がある良いリスニングバランスに収まる程度の味付けがあります、解像度も高めのケーブルだなぁと思いますね…!

空間は広めで、音の消え際の描写も丁寧なので、音が大きく展開してそのまま消えゆくような広がりを感じます。横も十分に広めですが、少し上方向の方が広く感じますね。

見た目のコンセプトが強いので、見た目重視ケーブルかと思うとびっくりするくらい良い音で良い意味で焦ります(笑)

低音域

レンジが下方向へ少し伸びて深みが増し、重低音から中低音にかけては弾力がわずかに増します。クリアネスは保ったまま、それでいて柔らかく響くまろやかさがあって、いわゆる少しウォーム寄りの質感ですね。言い方を変えればややソフトな傾向なのですが、解像度が落ちてブーミーになるようなことはなく、あくまで見通しの良さは残してくれている印象でした。

中音域

銅らしい厚みが、気づかないくらい自然に乗ってくる印象で、音に芯と太さがナチュラルに加わります。ピアノで例えるなら、鍵盤を叩いた瞬間にかすかに乗るコツコツとした生っぽい響き、そういった低音成分の明瞭度が増して、情報量がひとつ増えたような感覚でしょうか。
ギターやバイオリンも明瞭度高く鳴ってくれますが、そこに温かみが宿っていて、楽器の筐体に響く胴鳴りを余すことなく再生してくれる、そんな心地よさがあります!
中高音域の弾けるような音になると、ツヤツヤ・テカテカとした煌めきが乗り、ハリのある元気な鳴り方をしてくれます。

ボーカル

男女ボーカルともに情報量が豊かで、音にしっかり芯がありながらも適度な柔らかさを併せ持っていて、情感がや人肌の温かさが乗るような、実体感のある聞こえ方。それをベースに、ブレスの温かみもきちんと乗せつつ、ボーカルのエッジには倍音成分がたっぷり乗っているような艶めきやシャープネスさ、明瞭度の高さが特徴でしょうか。

高音域

純銅系のケーブルとしては、高域の情報量がずいぶん豊かだなぁと感じました。もしかすると導体のサブゼロ処理が効いているのかもしれません……(確証はないのですが)。

通常、銅素材のケーブルは高域が優しく自然に減衰していく傾向があるのですが、こちらはシンバルなどの金属音も明瞭度高く、やや前傾するように鳴ってくれます。とはいえ銀メッキほど主張するわけではなく、あくまで銅らしさの範囲でしっかり届けてくれる、という塩梅に収まっています。

空間表現

音場の広さ、余韻の豊かさ、消え際の美しさ。このあたりの要素が重なり合って、空間はやや広め。とくに上方向への抜けが良く、上下方向に広がりを感じるタイプですね。臨場感もたっぷりで、スケール感が求められるような楽曲でも、オーケストラなどでも丁寧に鳴らし切ってくれるケーブルだと思いました。

総評

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis は、じっくり聴いた感想として一言でまとめるなら、「イヤホンの個性を消さずに、空間と質感を丸ごと一段引き上げてくれる万能型ケーブル」という表現がしっくりくるように思います。

低域はキレと弾力と柔軟性、中域は厚み、高域は余韻と明瞭度の高さ…と、それぞれの帯域の良さを引き出しながらも、強調しているほどの味付けもありません。そして広く高い音場と豊かな響きによる臨場感も気持ちが良いです。
原音の忠実さを保ちつつ、エモさや楽曲の味わいや雰囲気、温度感までまとってくる音は、聴いていて素直に心地よく、長く付き合いたくなる質感だと感じました。

こんな人にオススメ!

  • ミドルクラスのイヤホンをワンランク上へ引き上げたい方
  • 広く立体的な音場と臨場感を重視する方(オーケストラやライブ音源が好きな方)
  • 男女ボーカルの情感や、楽器の描写力を底上げしたい方
  • 荘厳で所有感のある見た目に惹かれる方

購入先

筆者に質問してみようコーナー

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本記事はGYVIISI HIFIよりPRの機会をいただき執筆しました。このような機会を頂き心より感謝申し上げます。
執筆にあたり、金銭等の対価は一切発生しておらず、内容は当サイトのレビューポリシーに基づく筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

GYVIISI HiFi GVS-37 Anubis

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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