NICEHCK 5AplusUltra レビュー|大人しく丁寧な原音忠実系ケーブル。派手さより解像度と自然さ

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今回レビューするのはNICEHCK 5AplusUltraです。

高解像度サウンドで人気を博した「NICEHCK 5Aplus」の後継機となるケーブルです。
今回はそんな5AplusUltraを実際にじっくりと聞くことが出来たのでレビューしていきたいと思います。

金具パーツなど
目次

製品について

導体

NICEHCK 5AplusUltraは、7N金メッキ銅銀合金+高導電性銅を採用したケーブルで4芯構造です。
金メッキ素材のOFCプラグとOFCコネクタを採用しているのも特徴ですね。

実売価格について

投稿時点で概ね1万円前後。

外観など

全体像

被覆はサクラとかピンク系の色合いで、光を受けるとキラキラとしたラメも浮かび上がる、華やかながらも上品見た目のケーブルです。

Culemi-11 Blaze

装着感・取り回しについては、芯数の割にケーブルとしては標準的な柔らかさで、特別重かったり硬かったりする印象はありませんでした。癖になるようなタッチノイズも気になるレベルではなく、普段使いしやすい範疇に収まっていると思います。

金具パーツ外観

スプリッターとプラグ、コネクタは、さらっとしたガンメタ系な色合いで統一されていて一体感があります。

コネクタもプラグも素材は真鍮ではなくOFCを採用しているようです。

金具パーツなど

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • 非常に均整が取れており、色付け無し
  • 繊細で解像度高め
  • 原音忠実性高い
  • ボーカルは中心に癖なく定位し、前傾しない
  • ダイナミクスやメリハリは抑えめで、全体的に落ち着いた鳴り方
変化する音域
減少
-2
-1
高音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
中音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
低音域
+1
+2
増加
音の傾向
暖色
寒色
しっとり感
減少
増加
キレ
ゆったり
早い

味付けがとても少なく帯域バランスや質感に大きな変化の影響はありませんでした。しかしここのグラフで表せられない解像度や奥行きが特徴の製品でしたよ~。

試聴環境

※多ドライバー、1DD構成、フルBA等のイヤホンでケーブルを聴き比べ、感じられたことや変化を書き出します。

  • Lotoo PAW 6000
  • THIEAUDIO Monarch MKIII 
  • MoonDrop 竹 CHU2
  • Softears Studio 4
  • その他

ショートインプレッション

NICEHCK 5AplusUltraは全体的にはよく均整の取れた帯域バランスで、どこか一つの帯域が突出するようなことがありませんね。どの帯域も少しだけ一歩引いた位置から鳴っている感覚があり、前後の奥行きを活かした自然な描写に感じられます。

響きにも誇張がなく、素直な鳴り方をしてくれます。それでいて解像度は高く、音の粒ひとつひとつにリアリティがあって、繊細なディテールがよく見えてくる生々しさのあるサウンドだと感じました。量感の大小よりも奥行きやディテールの豊かさが優秀という印象なのです。原音忠実なタイプとも言えそうです。

ボーカルも前傾せず癖なく中心に定位していて、メリハリやダイナミクスに誇張一切なし。楽曲全体を俯瞰しながら精密な音の粒を丁寧に追いかけられるような、落ち着いたチューニングのケーブルという印象です。

価格帯としても実売で9000~10000円前後ということで、総合力としても説得力がある値段ですね。

低音域

低音域はわずかに輪郭が柔らかめですが、全体に溶け込むような柔軟性を持っていますね。タイトでも高弾力でもない、ちょっと輪郭が柔らかめの質感。突出することはなく、量感も過不足のない範囲でややおとなしめではあるものの、量感そのものが減っているわけではありません。楽曲全体を丁寧に、静かに支える力持ちのような存在感だと感じました。

中音域

楽器やシンセ、弦楽器などの中音域は、とても紳士的で丁寧な描写をしてくれます。「大人しく丁寧」という言葉がしっくりくる表現でしょうか。派手さや華やかさはありませんが、原音に忠実にディテール豊かに鳴らそうとする意志の強さを感じました。

ボーカル

ボーカルは前に張り出してくることなく、癖のないシンプルな描写で、楽曲全体の中心にすっと定位している印象です。過度な色付けがない分、楽曲本来のバランスの中でボーカルを楽しめると思います。

ボーカルが前傾してこないので全体を俯瞰的に聞きたい方におすすめしやすいですね。

高音域

高音域も全体の傾向と変わらず、一切の突出がありません。ですがドラムを聴いてみると、スティックの繊細なタッチがしっかりと見えてきたり、主張しないながらも「原音忠実で高解像度でしょう?」と静かに気づかせてくれるような描写をしてくれます。自然な減衰や、ピアノ高音域の弦の響きのナチュラルさも印象的で、質感や空気感をしっかり感じさせてくれる高域だと思いました。

空間表現

横方向よりも縦方向・奥行き方向の方が広い印象が強いです。
とはいえ、横方向が狭いワケでもなく標準的なレベルです。わかりやすく言えば、味付けのない無味無臭なテイストで、奥行きや楽器同士の分離感を意識させるようなケーブルだと感じました。
定位についてもオーケストラ編成を十分に聴き分けられるレベルの精密さがあると思います。

ダイナミクス

ダイナミクスに関しては、良くも悪くもメリハリを強く効かせてくるタイプではありませんでした。

音の強弱を大きく煽って迫力で聴かせるのではなく、楽曲全体を俯瞰しながら、ひとつひとつの音の粒を精密に追いかけられるような、落ち着いたチューニングだと感じます。派手な起伏を求めると物足りなく映るかもしれませんが、その分どの瞬間の音も丁寧に描き切ろうとする実直さや解像度があるように思いました。

総評

NICEHCK 5AplusUltraは、前作5Aplus高解像度志向を受け継ぎながらも、より均整の取れた、落ち着いたチューニングに仕上がっているケーブルだと感じました。原音忠実なタイプとも言えそうですね~!
特定の帯域を持ち上げて派手に聴かせるタイプではなく、あくまで原音に忠実に、精密な音の粒を丁寧に描き出すことに重きが置かれている印象です。とにかく汎用性が高い

低域は柔軟に溶け込み、中域は紳士的で丁寧、高域は主張せずとも繊細なディテールをしっかり伝えてくれる。ボーカルも癖なく中心に定位するため、ジャンルを問わず安心して使える汎用性の高さも魅力だと思います。音場は横方向よりも奥行き方向に広がりを感じるタイプで、オーケストラのような編成の楽曲でも十分な定位精度を発揮してくれるはずです。

派手さや強いメリハリを求める方には少し物足りなく感じられるかもしれませんが、原音に忠実で解像度の高い、丁寧な描写を求める方にはぴったりのケーブルだと思います。落ち着いた環境でじっくりと音楽と向き合いたい方には特におすすめできる一本ではないでしょうか。

こんな人にオススメ!

  • 派手な色付けよりも原音忠実な描写を求める方
  • 高解像度で繊細なディテールを楽しみたい方
  • 奥行き方向の音場表現を重視する方

購入先

筆者に質問してみようコーナー

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本記事はNICEHCKよりPRの機会をいただき執筆しました。このような機会を頂き心より感謝申し上げます。
執筆にあたり、金銭等の対価は一切発生しておらず、内容は当サイトのレビューポリシーに基づく筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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