こんにちは、Trefle Labのとれふるです。
もし自宅や旅先で、大画面シアターのような映像を手軽に楽しめるとしたらどうでしょうか!?2025年最新のARグラス「Rokid AR Spatial」は、それを現実にするデバイスです。ARグラスを利用されてるユーザーやまだ未経験の方やガジェット好きな方も、もちろんですし、高画質で映画鑑賞を楽しみたい一般ユーザーにも魅力的なモデルのはずです(^o^)ノ
本記事では、レビューをしつつ製品紹介に重きを置いてRokid AR Spatialの実機に触れながら詳しくご紹介していきます。
Rokid AR Spatialとは?
「Rokid AR Spatial」は、中国のRokid(霊伴科技)社から発売された最新ARグラス製品のセットを指します。
ARグラス本体「Rokid Max 2」と、専用コントローラー兼ストリーミング端末「Rokid Station 2」をセットにした空間コンピューティングデバイスで、大画面体験が可能なガジェットなんです。
セット内容とコンセプト

Rokid AR Spatialのセットには、ARグラス本体のRokid Max 2と、手のひらサイズのデバイスRokid Station 2(コントローラー兼ストリーミングデバイス)が含まれます。グラスは一見するとサングラス風デザインで、重量はわずか75gと超軽量です。
ケーブル1本でStation 2やスマートフォンと接続し、目の前に仮想大型スクリーンを表示できます。主な利用シーンは、自宅や移動中での映画視聴やゲームプレイ、さらにはPCディスプレイ代わりといった個人向け用途で、いつでもどこでもプライベートシアター(ディスプレイとしても)を実現可能です。

旧名称にはなりますが、2024年春のKickstarterクラウドファンディング「Rokid AR Lite」として90万ドル以上を調達し(約1億4200万円)注目を集めました。先代モデルRokid Max(2023年発売)から各種機能が強化され、視度調整やマルチスクリーン表示など「空間コンピューティング」体験が大幅に進化しています。

公式が空間コンピューティングってワードを使ってるので踏襲してるけど、正直これメガネ型大型ディスプレイって感じの万能機ですわ…!
ARグラスで楽しむゲームプレイ
もちろんSwitchの映像は他人に見せることなく自分のグラス内だけに表示されるので、夜遅くに大画面ゲームを楽しんでも周囲を気にする必要がないのは大きな利点…かも?
では、その実力について各項目ごとに詳しく見ていきましょう。
購入先リンク
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2025/06/16 16:00から、6/26 15:59まで以下のクーポンが使えます。
数量限定コード:TRLAB100 / IFPRJD3 (100ドルオフ)
その他のコード:IFP7UG7 / JPSS60 / AFBSS60 (60ドルオフ)
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超軽量デザインと快適な装着感
わずか75gという軽さと、サングラスに近い洗練されたデザインで長時間の映画鑑賞でも負担になりにくい装着感を実現しており、日常使いにも配慮された作りになっています。


洗練された外観と軽量ボディ
グラス本体は一見すると少し大きめのサングラスのような外観のフレームはプラスチック製で非常に軽く、顔に装着しても重量はさほど感じません。その軽量性は調べた所ARグラス市場でもトップクラス。


独自のエルゴノミクス設計により、鼻あて部分にはポヨンポヨンで質感の良い超軽量エアノーズパッドが採用され、鼻への圧迫を約30%軽減する工夫がなされています。またつるの部分も柔軟性が高く、耳の形状に沿って曲がるソフト素材で長時間かけても痛くなりにくい設計です。


実際に筆者も連続して4時間ほど装着して様々な体験をしてみましたが、特に重さによる疲労感はほとんど感じらませんでした。


0.00D〜-6.00D視度調整ダイヤル


メガネをお使いの方に嬉しいのが、強力な視度調整機能(0.00Dから-6.00D)をグラス自体に内蔵している点です。Rokid Max 2ではフレーム上部左右に小さなダイヤルがあり、これを回すことでレンズのピントを調節できます。
瞳孔間距離(IPD)調整とフィット感
人それぞれ異なる瞳孔間距離(IPD)にも対応するため、ソフトウェアによるIPD調整機能も備えています。


設定アプリ上で自分のIPDに合わせて画面の見え方を最適化できるので、左右のブレや焦点ズレを防ぎ、長時間の使用でも目が疲れにくくなっています。実際にIPDを微調整すると、映像のブレが減り視界全体が安定して均一な映像体験が得られました。
また、グラスの前面は下からの外光を遮るノーズのようなものがついているので、装着すると周囲がより暗く見えるため映像に集中しやすい設計です。
付属の遮光カバーを取り付ければ外光を完全にシャットアウトすることも可能で、より没入感のある視聴体験が得られます。総じて、ユーザーの視力や顔の形状に幅広く対応できる調整機構が盛り込まれており、「誰でも快適に使えるARグラス」を目指した設計思想が感じられますね。


映像クオリティと大画面体験
Rokid AR Spatialをかけると、目の前には仮想の巨大スクリーンが現れます。高精細なMicro-OLEDディスプレイによる鮮明な映像と、広い視野角がもたらす迫力の大画面体験は、本製品最大の魅力と言えるでしょう。
解像度・視野角と仮想スクリーンサイズ
搭載されているディスプレイはソニー製0.68インチMicro-OLEDパネル(有機EL)で、片眼あたりフルHD相当(1200P)の1920×1200解像度を実現しています。左右の映像を組み合わせることで、約50度という広い視野角をカバーしており、目の前数メートル先に巨大なスクリーンが浮かぶような感覚を味わえます。


具体的には最大で約8メートル先に300インチ級の仮想画面を映し出すことが可能です。これは一般的な家庭用テレビとは比べものにならないサイズで、自宅がまるで映画館のよう。
発色も鮮やかでコントラスト比は100,000:1と極めて高く、暗いシーンでは有機ELらしく黒が本当に黒で視認性がとても高く感じられます。最大輝度は600ニトに達する明るさで、視認性も抜群でもちろん明るさ調節も可能です。
実際の使用感においても、「画面が明るく鮮明」だという印象がありますし、特に遮光カバー装着時は周囲の光を遮断できるため、映像の明るさとコントラストが一段と際立ちとても高い没入感を味わえますね。
映画鑑賞で感じる迫力
Rokid AR Spatialは映画鑑賞にオススメ


NetflixやAmazon Prime Video、Disney+といった主要な動画配信サービスの視聴に対応しており、Google Playから各種アプリをダウンロードすれば映画館さながらの映像が楽しめます。


従来の一部ARグラスや前モデルでは著作権保護(DRM)の制限でNetflix映像が映らないケースもあったようですが、Rokid AR SpatialはHDCP対応のため、バッチリ映ります。これはありがたい!
実際にスマートフォンの画面をミラーリングしてNetflix映画を鑑賞してみると、映像は非常に明るく鮮明で、色彩も美しく表現されました。他社ARグラスは使ったことがありませんが、明らかに画質の良さが際立っているように思います。
音質に関しても、構造上低音が出にくいのは想像がつきましたが(以下の画像参照)、ステレオ感をしっかり感じられることと、声に焦点が合いやすい音色となっており、作品の音声にも没入出来るようになっています。


ARグラスなので、遮光カバーを外せばARグラスの後ろが透過します。スマホのカメラでは中々実際の見え方が再現出来ませんでした… めちゃくちゃ繊細で綺麗なのに。


自分だけのプライベート空間を得たい時は、先ほど紹介した遮光カバーを装着すれば外の光を遮って黒の沈みがさらに向上し、真っ暗なシアター空間で観ているかのような映像が得られます。
マルチスクリーン機能
また、本グラスは最大3つのアプリ画面を同時表示できるマルチスクリーン機能を備えており、映画を観ながら別ウィンドウでSNSをチェックしたり、関連情報をブラウザで検索したりといった“ながら視聴”も可能です。


ウィンドウサイズや配置は自由に調整できるため、空間上に巨大ディスプレイを好きなように使いこなすような感覚です。
表示モードについて
ゲームに限らず映像モードとしては、動きに合わせて画面がブレないよう補正するスポーツモード(移動モード)が用意されています。車や飛行機で移動中にグラスをかけてゲームや動画を見る際、頭の傾きや揺れに対して画面を安定させてくれる機能で、酔いにくく快適に視聴できます。
実際、恥ずかしい気持ちを抑えて電車移動中に動画を視聴してみましたが、モーションモードONでは視界が揺れず映像に集中できました…



これを装着して電車乗るの、不慣れ過ぎて恥ずかしい。でも時代が時代だけに「あ~ARグラスかぁ」くらいの視線で、二度見は無かった気がします。ちなみにおばあちゃんが「それなぁに?」って聞いてきました。
Station 2コントローラーの操作性と特徴
セット同梱のRokid Station 2は、Rokid AR Spatialのある意味心臓部でもありながら操作インターフェースを担う重要なデバイスです。Androidベースの独自OS「YodaOS-Master」で動作しているようです。


タッチパッドによる直感的な操作方法


Rokid Station 2は一見スマートフォンのような小型端末で、ディスプレイ見えるパネルはディスプレイではなくタッチパネルです。


そして本体に物理キーは最小限しかありません。電源ボタンや音量キー、ホームボタンこそありますが、メニュー選択やカーソル移動には正面のタッチパネル操作を採用しています。このパネルを指でなぞることで、視界内に表示されるポインターをマウスのように動かして操作出来ます。初めて使う人でも数分触れば慣れるでしょう。
スマホのタッチ操作とマウス操作を組み合わせたような感覚で、極めてスムーズにメニュー操作が行えました。
さらに複数の指によるジェスチャーにも対応しており、一本指でカーソル移動、二本指スワイプでスクロール、三本指タップで特定機能起動…といった具合に、まるでノートパソコンのタッチパッドのような直観的なシングル/ダブル/トリプルタッチ操作が可能です。
接続方法


説明が遅れましたが、Rokid Max2とRokid Station 2の接続はとても簡単で、USB-Cケーブルを用いてARグラス(Rokid Max2)ののポートに刺すだけです。
充電用ポートと、ARグラスへの接続用の端子があります。対応するイラストがUSB-Cポート付近に書いてあるので間違えないようにしましょう。
バッテリー残量の確認


Rokid Station 2の本体上部には、赤い印の電源ボタンがあり、その横には電池残量を表すインジケーターが装備されています。
赤い印のボタンを押すと瞬時に電池残量を白く輝いて教えてくれます。ちょっと脈打つような光り方をするのでかっこいい。
対応デバイスとスマホミラーリング活用
スマートフォンとの接続とミラーリング方法
スマホ連携はRokid AR Spatialの基本機能のひとつです。特にDisplayPort (Alternate Mode出力)に対応した機種、例えばiPhone 15 Pro/Pro Max以降と一部のAndroidスマホならプラグ&プレイですぐ利用可能です。スマホで再生中の動画やゲーム、ウェブなどあらゆるコンテンツをARグラスの大画面に映せます。NetflixやYouTubeといった動画配信サービスも、スマホ経由で問題なく視聴できました。


有線接続しない場合はスマートフォンを同じWi-Fiに接続すれば多少の遅延はあるものの、ミラーリング機能が使用可能です。
様々なデバイスとの接続
本製品はNintendo SwitchやSteam Deckなどのゲーム機とも相性抜群です。一部のゲーム機やPCについてはUSB-C出力(Alt Mode)を備えていれば直接ケーブル一本で接続でき、大画面モニターとして機能します。
そのほか、据置型のPS5やXbox、PCのHDMI出力などHDMI信号を持つデバイスなら、適切な変換アダプタを用いることでRokid AR Spatialに映せます。市販のHDMI to USB-C変換ケーブルを使えば、家庭用DVD/BDプレーヤーの映像を映すことも理論上可能です。手間だけどね。
以上の接続の柔軟性もあることから、Rokid AR Spatialは「つながらないデバイスを探すほうが難しい」と言えるほど広範な互換性を備えています。スマホ・タブレット・PC・ゲーム機と、一台でマルチに活躍してくれるため、購入後の用途が限定される心配は少ないでしょう。Rokid Hubなどアクセサリを組み合わせれば利便性がさらに向上し、シーンに応じた柔軟な使い方ができます。
Rokid AR Spatialはケースに全て収まる。


ちなみに、Rokid AR Spatial(Rokid Max2)に付属する専用ケースは、本パッケージの内容物のARグラス本体やStation 2コントローラー、ケーブル類など、同梱されている全てのアイテムをきれいに収納できる設計になっています。
※公式が特に推奨する収納法という訳ではなく、ケーブル含めて全部入った!みたいなニュアンスで受け止めて頂けると助かります。
ケース内部には仕切りが設けられており、Rokid Station 2とRokid Max 2と分けて収納可能でした。収納スペースが無駄なく分けられているため、持ち運び中にカタカタ動いたりぶつかり合ったりすることはほとんどありません。
見た目もシンプルで最小限の大きさになってると思いますので、バッグにも収まりやすく、持ち運びにも便利。使用後は全てをケースに戻すだけで整理が完了するので、自宅でも外出先でもスマートに使えるのが大変魅力です。
こうした収納性の高さも含め、日常的にARグラスを使いたいユーザーにとって、大きな利便性につながるはずです。
Rokid Hubで広がる接続性
セット製品ではありませんが、サンプルとしてRokid Hubも手元に届いておりますので、関連アクセサリとして触れておきましょう。


Rokid Hubはゲーム機やその他の接続を補助する小型のハブで、特にNintendo SwitchをARグラスで使いたい場合に便利なアイテムです。
Switchは映像出力に要件があるため、Rokid Hubまたは社外品含むハブを介して接続する必要があります。Rokid Hubの使い方は、まずSwitch本体下部のUSB-C端子にRokid Hubを装着します。次にRokid Hubのグラス用USB-Cポート(画像左)にRokid Max 2のケーブルを挿し込みます。
最後にRokid Hubのもう一方のUSB-Cポート(画像右)に電源を供給すればセット完了です。これでSwitchの映像がグラス(Rokid Max 2)に出力され、しかも同時にSwitch本体へ給電も行われるため、長時間のプレイにも耐えられます。
もちろん供給する電源はモバイルバッテリーに限らず、アダプターを介しても問題ありません。


実際に試したところ、遅延も感じられず快適にプレイできました。他人と画面を分け合うことなく、自分だけの大画面でゲームに没頭できる体験は新鮮ですね。



まぁ妻にはシュールwwって言われましたが。
まとめ!Rokid AR Spatialは映画もゲームも楽しめる次世代ARグラス
本記事では、Rokid AR Spatialの実体験を通して、デザイン・映像・音質・操作性・接続性を多角的にチェックしてきました。総じて感じたのは「ARグラスの新時代を感じさせる完成度の高さ」ですね。
75gの軽量ボディとサングラスのような外観は、日常に自然と馴染みます。視度やIPD調整により、メガネユーザーでも快適な視聴が可能、そして片目1080P/1200P・50度の視野角が生む仮想300インチスクリーンは圧巻。Netflixなどの動画も大画面で楽しめ、映像美と120Hzの滑らか表示が高い没入感を実現しています。(60Hz/120Hz切替は音量ボタンの+を4秒間長押し)
内蔵スピーカーもクリアで、音漏れも少なく十分実用的。Rokid Station 2の操作性も快適で、ノートPCライクの操作感で初めての人でもすぐに馴染めます。
スマホやPC、Switchとの連携もスムーズで、まさに「映像もゲームも作業もこなす万能ARグラス」。ガジェット好きにも映画ファンにもおすすめの一本です。
ぜひ一度、その没入体験を味わってみてください。
各種リンク
Rokid Japan 公式HP:https://jp.rokid.com/
購入先リンク
Rokid AR Spatial:https://s.click.aliexpress.com/e/_oETwCCe
2025/06/16 16:00から、6/26 15:59まで以下のクーポンが使えます。
数量限定コード:TRLAB100 / IFPRJD3 (100ドルオフ)
その他のコード:IFP7UG7 / JPSS60 / AFBSS60 (60ドルオフ)
Rokid Hub:https://s.click.aliexpress.com/e/_oBPtIVg
免責事項:
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