水月雨(MOONDROP)は、有線イヤホン「星野 3 – Starfield III」を2026年10月26日(月)に国内で発売します。価格は19,800円(税込)です。

本機はStarfieldシリーズの第3世代モデルで、従来の1DD構成から、ウーファーとツイーターを組み合わせた2DD構成へと変更されました。付属ケーブルには3.5mm、4.4mm、サウンドカード内蔵USB-Cの3種類の交換式プラグが付属し、USB-C接続時は公式アプリやWebツールからPEQやDSPによる音質調整が行えます。
製品概要
水月雨(MOONDROP)は、2015年に設立された中国のオーディオブランドです。設計と研究開発を自社で行い、イヤホン・ヘッドホンの製造工場も自前で構えています。KATOやAria、Blessingシリーズなどで知られ、Starfield(星野)シリーズも同社の定番ラインのひとつです。
「星野 3 – Starfield III」はその第3世代にあたります。これまでの2モデルは1DD構成でしたが、本機では2基のダイナミックドライバーを帯域ごとに使い分ける2ウェイ構成「D.W.T.音響システム」を自社で設計し、シリーズで初めて採用しました。
木製ドームのウーファーとDLCツイーター
中低域を受け持つのは10mmのウーファーです。振動板は複合タイプで、ドーム部には無垢材を極薄にスライスして成形した木製パーツを使っています。メーカーによると、木材の剛性と内部損失の高さを生かして、中域の厚みとツイーターへのつながりの滑らかさを狙ったとしています。磁気回路には内側と外側の容積をそろえた複合デュアルマグネット構造を採用し、柔軟なエッジと組み合わせて、振幅が大きい場面での歪みを抑える設計です。

高域側には7.8mmのツイーターを搭載しています。DLC(ダイヤモンドライクカーボン)のドームに柔軟性の高いエッジを組み合わせたハイブリッド振動板で、小口径ならではの高域の伸びと情報量を確保しつつ、分割振動を抑える構造になっています。

2基のドライバーの位相合わせには、ハウジング内部の音響導管が使われています。この導管はHeyGears社と共同で開発したもので、高精度なDLP方式の3Dプリントによって複雑な経路を作り込んでいます。

2Pinケーブルと3種類の交換式プラグ
イヤホン側の端子は0.78mm 2Pinで、ソケットは浅めの凹型です。付属ケーブルは高純度単結晶銅の導体をナイロン編組で覆ったもの。プラグ部はロック機構付きの交換式で、3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス、サウンドカード内蔵USB-Cの3種類が同梱されます。



USB-Cプラグと第2世代DSP
USB-Cプラグには新たに開発された独立サウンドカードチップが入っており、出力は60mWです。MOONDROPの公式アプリやWebツールと連携させると、32バンドのパラメトリックEQ(PEQ)で周波数特性を細かく調整できます。

DSPは「第2世代ユーザー参加型DSP」に対応し、世界中のユーザーが作ったチューニングのダウンロードや、自作した設定の共有が可能です。好みの音響プロファイルを生成・保存して引き継げる「Sound Target ID(STI)」機能も備えています。

ハウジングと装着感
フェイスプレートには、同社が以前から使っている「星光塗装」を採用。見る角度によって深い藍色から紫へと色が移り変わり、その上に星の光をモチーフにした柄がゴールドでプリントされています。ハウジング外周には新たに設計したアルマイト処理のアルミ合金フレームを配置し、普段使いでの擦れや衝撃から塗装面を守る構造です。

シェルは、同社が改良を重ねてきたエルゴノミック形状を採用しています。メーカーは音楽鑑賞のほか、長時間のステージモニターやeスポーツでの使用も想定しています。

製品仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ドライバー構成 | 10mm木製ドーム複合振動板ウーファー+7.8mm DLCドーム振動板ツイーター |
| 有効周波数帯域 | 20Hz–20kHz(IEC 60318-4、-3dB) |
| 感度 | 119dB/Vrms(@1kHz) |
| インピーダンス | 7.7Ω ±15%(@1kHz) |
| 全高調波歪み | THD ≤ 0.2%(@1kHz、94dB) |
| イヤホン側端子 | 0.78mm 2Pin |
| 付属プラグ | 3.5mmシングルエンド/4.4mmバランス/サウンドカード内蔵USB-C |
発売日: 2026年10月26日(月)
発売価格: 19,800円(税込)
販売店: Amazon、楽天市場のほか、e☆イヤホン、ビックカメラ、フジヤエービック、ヨドバシカメラの店頭で取り扱い

