今回はXINHS HIFI Storeのケーブルを2本まとめて短評っぽくレビューします。
価格帯としてはどちらもかな~りリーズナブルな部類に入りますが、キャラクターはかなり対照的です。
クリーンで自然なオールラウンダーの『XINHS HIFI T01』と、とにかくマイルドさに全振りした『XINHS G88 』で面白く聴き比べることができました。
それぞれの特徴をまとめながらお伝えできればと思います!
XINHS HIFI T01|見た目はチープ、音は本物。





評価チャート
驚くほどチャートがフラット…(笑)
線材
OCC単結晶銅
インプレッション
OCC単結晶銅を導体に採用しているだけあって、全体的なサウンドはとにかく自然で滑らか。余計なザラつきがなくクリーンで聴きやすい質感。「銅ケーブルってこういう音だよね」と素直に頷けるような、嫌味のない自然な鳴り方です。
空間表現も良く、銅単体構成らしい誇張のない自然な減衰を伴いながら、広がりのある音場をしっかり描いてくれます。この価格帯でこの空間の広さは満足度がとても高く、普及価格帯のケーブルケーブルと比べてもまったく遜色ないと感じます。
安価なケーブルにありがちな「高音の不足感」や「全体的なモヤ」は、驚くほど感じられません。メリハリもしっかりあってリズムに乗りやすく、それでいてドラムのアタックが程よく丸く仕上がっていて疲れにくい。しかも立体感もちゃんと感じ取れるので、聴きやすさと音の密度が両立できています。いや~、これは正直予想外でした。見た目のチープさに騙されました(笑)
中音域から中高音の表現が明るく芯があって、男女ボーカルどちらも映えます。特に女性ボーカルはエッジに自然な艶が乗って声の質感も気持ちよく聞こえてきますし、楽器類も埋もれることなく適度な存在感を保っているので、全体的にバランスよく聴けます。
あえて言うなら、煌めきや輝き成分、いわゆるブリリアンス帯域がやや控えめで高域の刺激感は少し抑えられた印象です。シンバルやハイハットにキラキラした輝きを求めるタイプの方には少し物足りないかもしれません。ただ、それが聴き疲れのしにくさにも繋がっているので、デメリットと断言できないのが正直なところです。
とはいえブリリアンス帯域なので気にならない人の方が多いかもしれませんね。
見た目は正直「安っぽいケーブル」という印象から入りましたが、いざ聴いてみるとその出音には目ん玉が飛び出るくらい驚かされました。音は本物で安っぽさはまったくなく、かといって高価なケーブルにありがちな情報量の洪水にもならないですし、その絶妙なバランスのおかげで、むしろ高額ケーブルより聴きやすくて「こっちのほうが好きかも」と感じたイヤホンとの組み合わせも実際にありましたね。
高いものが必ずしも正解じゃないということを実感させてくれるケーブルです。
外観・取り回し
外観はパール調のツルツルした淡いグリーンで、シンプルで清潔感のあるルックス。ケーブル自体が軽くしなやかで取り回しも良く、日常使いでストレスは感じにくいんじゃないかなと思います。
XINHS G88|音を柔らかく、暖かく、まろやかに





評価チャート
導体
7N OCC&銀メッキ銅
インプレッション
たしか2024年のバグセールで大放出されていたケーブルだったと思いますが、実際に聴いてみると値段の付け方が謎になってくるくらいトータルとしてはしっかりした作りのケーブルですね。
ウォーム寄りのキャラクターで、メリハリをあえて抑えながら音粒を横にきれいに並べたような、整頓された空間表現が印象的なケーブルです。刺さらない、疲れない、でもスカスカしない、そういう方向性に全振りしたサウンドで、「尖ったところを削いで聴きやすさに寄せた」というキャラクターがはっきり感じ取れます。派手さや情報量の多さで勝負するタイプではなく、長く聴いていても嫌にならない心地よさが全て!みたいなケーブルです。
低音は一聴しただけでは弱めに感じるかもしれませんが、量感が足りないわけではなさそうです。どうやら輪郭がかなり甘めで丸みを帯びているのでそう聴こえるだけのようで、楽曲全体を支えるだけの量はありますね。全体がスカスカしたり軽くなったりはしないので、ウォームな土台としての働きをしてくれている印象です。ただ、弾力やタイトさのある低音や、音の粒感を追いかけながら聴きたいタイプの方には少し追いづらさを感じるかもしれません。ベースラインをグルーヴィーに楽しみたい用途よりは、音楽全体を包むように聴きたいときに向いていると思いますね。
中高音以上は明確に抑えが効いていて、刺激は薄く一歩引いた音色です。柔らかく、暖かく、まろやか…この三つがそのまま音になったようなケーブルで、解像感やキレ、分離感を上げたい用途には向きませんが、逆に言えばその特性をうまく活用するべきケーブルで、高域の情報量を足すより、全体をなだらかにまとめたいときに真価を発揮する変わった子って感じでしょう。
ボーカルの刺さりや高域の刺激に悩んでいるイヤホンと合わせると、一気に化けます。
そういう意味では万能型ではなく、目的とケーブルの特性がはまったときに本領を発揮するタイプなので、長時間の聴き流しや、ヘッドホン用ケーブルとしてオーダーするのもアリだと思います。
個人的にも低音量でゆったり聴く機会が多いリスニングスタイルなので、こういうケーブルは1本くらい手元に所有しておくとオーディオライフが豊かになるのではないかと思います。
外観・取り回し
質感は安っぽさがなく、手に持つとしっかりした重量感があります。バグセールで格安放出されていたケーブルとは思えない上質な手触りで、見た目だけで判断すると価格帯の予想がつかないくらいです。
取り回しについては柔軟性としなやかで、癖がつきにくく扱いやすい印象です。ただちょっと重めではありますね。
購入先
XINHS HIFI T01

XINHS G88

本記事の執筆にあたりXINHS HIFI Store様よりPRの機会を頂戴し、筆者自身の感じたままに執筆いたしました。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。
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