KBEAR ST12 ケーブルをレビュー コスパ抜群の高品質なケーブルで初心者にもオススメ

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今回はケーブル製品のレビューとなります。

今回ご紹介するのは、「KBEAR ST12」です。
中華イヤホンに触れたことのある方なら、KBEARというブランドをなんとなく見かけているかと思うのですが、コストパフォーマンスに優れた製品をたくさん輩出しているブランドのケーブル製品となります。

Amazonで1899円、AliExpressなら1000円台前半の低価格品ですが、一体どれだけの実力があるのか、記事を通してお伝えできればなと考えています。

目次

外観など

全体

黒青・グレー・黒の3色展開のうち、黒青カラーを選択。

1000円台で購入できる製品としては、豪華さは無いにしてもチープさは全く感じません。工業製品として純粋に十分なクオリティを感じます。

全体外観
全体外観

重量は軽めで巻き癖も付きにくい8コアで編まれた仕様になっているので、とても取り回しが良いです。

プラグ周り

プラグの拡大写真をマクロ撮影してみても、2Pinの精度も良さそうですし、メッキのムラやバリも無いよう見えます。

2Pinプラグ拡大図
2Pinプラグ拡大図

ケーブル・被膜

ツルッとした被膜でタッチノイズは気になりません。とてもしなやかで柔らかい被膜なので、使用中に取り回しに困難することはありませんでした。

被膜・外観
被膜・外観

個人的には8芯は全方向に柔軟性があるので好みです。

仕様(スペック)について

ブランドKBEAR
モデルST12
導体(線材)8芯 4N無酸素銅銀メッキ
ケーブル長約1.2m
プラグ仕様3.5mm / 4.4mm
コネクタ0.78mm 2Pin /QDC/MMCX
製品仕様の詳細

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • 低価格品のケーブルに最適
  • 全体的にスッキリした音質
  • ニュートラル癖なく、高音域に伸びをプラス
  • しなやかで癖がつかない!
  • タッチノイズとさようなら
変化する音域
減少
-2
-1
高音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
中音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
低音域
+1
+2
増加
音の傾向
暖色
寒色
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
ビルドクオリティ
残念
良い
コストパフォーマンス
残念
堅実
素晴らしい

音質の変化について

ほぼニュートラルで大きな変化は無いが、低価格品の付属ケーブルと比べたらハッキリと解像度・分離感を確実にアップ!

高音域

付属ケーブルで感じられなかった隠れた高音域や情報が持ち上がってくる印象があります。

中音域

ボーカル帯域や楽器隊がよりハッキリと感じられますが、特徴があるわけではなく自然に持ち上がってくるような印象

低音域

ブーミーさや曇った低音が晴れてスッキリとした音に。

その他の評価項目について

ボーカル

情報量が増したおかげで、ボーカルのクリア感がアップしています。

音場

交換対象の付属ケーブルの品質にも左右されるとは思うが、最低でも1段階くらいは広がる印象。

音色

寒暖色などの変化はほぼなく、原音のままの雰囲気は崩さないがややスッキリした曇りが晴れたような音に変化する。

解像度

3000~4000円くらいの製品と比較すると厳しいものがあるが、3000円以下のイヤホンの付属ケーブルと取り替えると、確実に解像度が向上したことを実感できるケーブルです。

迫力感

迫力があるタイプのケーブルではなく、情報量を丁寧に増やしてくれる感じで、繊細とも迫力系とも言えない様相です。

音のキレ

やや増すがほぼ誤差かも。

長所と短所

長所

  • 癖のない純粋なアップグレードケーブル
  • しなやかで癖が付きにくいケーブル
  • とにかく安い
  • タッチノイズが少ない

短所

  • イヤホンの付属ケーブル次第では改善が得られない

コストパフォーマンスについて

外観的な作りや音質面を含めて、品質が高く、低価格イヤホンのリケーブルをするならとりあえずコレで良いと思いました。

8芯であることと柔軟性のあるケーブルなので、癖がつきにくく取り回しは抜群で絡まることもありませんでした。しかも軽くてタッチノイズも気にならないのでおすすめです。

使用感について

ただ、致命的な欠点としては付属ケーブルの品質が高いと音質の向上が見込めない可能性があることと、たった1-2000円の追加費用でワンランク上の製品を購入できることですね…(^_^;)

こんな人におすすめ!

コストパフォーマンスを重視するようなユーザーや使い勝手を重視する方におすすめです。

まとめ

激安と侮るなかれ…中高音以上をスッキリと伸ばし、ボーカルの音域からシンバル、ハイハットの伸びやかな高音域を美しく聞かせてくれるケーブルです。

解像度が上がったおかげで、空気感や立体感もアップする印象があります。低音域はさほど変化がないものの、ブーミーさや、曇った感じが消えスッキリします。
流石に3-4000円台の昨今の製品と比べると見劣りする部分はありますが、1000円台ながら相当に頑張ってる印象です。

3000-4000円くらいのケーブルと比べると見劣りする部分も無くはないのですが、迫る音質を誇っていると思いますし1本くらい持ってて損はないと思います。

あとがき

KBEAR ST12は価格帯を超える品質、音質を持っているなと感じています。 取り回しが良くて使い勝手も良いし、音質も最低限有しているので、リケーブル初心者にもオススメしたいですね。 イヤホンの音質を劇的に変えるわけではありませんが、低価格イヤホンに付属するチープなものに比べると大きな変化を感じられると思います。
中高音の伸びの良さをぜひ試して実感いただきたいケーブルです。

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本記事の執筆にあたり、Easy earphones様より製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

免責事項:
本記事のレビューにおいて、レビュー用のサンプルとして製品を提供頂いておりますが、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておりません。以上の内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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