Yongse stormrise レビュー:堅実な選択肢、見た目も凄い!解像度・音場・装着感…三拍子揃った高品質イヤホンケーブル

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こんにちは、Trefle Labです。今回レビューするのは、イヤホン用アップグレードケーブル「Yongse Stormrise」です。
高級な金属素材をふんだんに使用した作りや、音質向上の謳い文句が印象的な本製品を詳しくチェックしていきます。

目次

製品について

Yongse Stormriseは、中国系ブランドYongseから発売されたイヤホンケーブルで4.4mm/0.78mm 2ピン仕様のみの設定です。

金・銀・銅・パラジウムといった複数の貴金属素材を組み合わせたハイブリッド構造が最大の特徴で、素材面から音質向上を図った意欲的なケーブルです。

メーカー公称によれば、本ケーブルは信号損失を極限まで抑え、高解像度でクリアな音質を実現するとのこと。太さ19AWG・532本もの導体を撚り合わせた多芯設計により、抵抗値を大幅に低減し、豊かな低音から繊細な高音まで立体感あふれる臨場感を届けると謳われています。

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予想最終価格:1.1万円くらい。
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外観など

パッケージ

Yongse Stormriseのパッケージは、シンプルながらもしっかりとした作りになっています。外箱は落ち着いたデザインで、高級感のあるブラックを基調にブランドロゴが中央に刻まれていました。

Yongse Stormrise
Yongse Stormrise パッケージ

付属するケースは質感高い有機的な凹凸のある上質な合皮で、ケーブルを安全に保護する十分な厚みがあります。

Yongse Stormrise 開封
開封した時の収まり方

全体

Yongse Stormrise 全体図
Yongse Stormrise 全体図

まず目を引くのがその見た目でしょうか。編み込まれたケーブルはブラックを基調に、ところどころ金色が螺旋状に織り交ぜられています。一見すると派手さも感じますが、上品な質感とも言えます。イヤホンケーブルであることを忘れるようなデザインだと思いませんか?

ケーブル・被膜

Yongse Stormrise 外観拡大図
外観拡大図

ケーブルの太さは段階的で、見た目の重厚さとは裏腹に、実際には非常に扱いやすい印象です。Yスプリッターを境に前後で太さに明確な差があり、耳掛け側はやや細めでしなやかに仕上げられています。

Yongse Stormrise 2Pin部分
2Pin部分

耳に掛ける部分(耳掛け)は人間工学に基づいたカーブが付いており、耳の形状に沿ってフィットするデザインになっています

Yongse Stormrise プラグ周り
Yongse Stormrise プラグ周り

イヤホン側の2ピン端子は金メッキが施された2ピン。
4.4mmプラグ側はロゴ入りの熱収縮チューブがかけられていますが、熱収縮チューブ含めた剛性感があり抜き挿し時の安心感があります。全体として、本体の工作精度や質感は価格以上に感じられ、「さすがアップグレードケーブル」と納得。

線材ごとの手触りの違いも個人的に面白いポイントだと感じました。朱色の線材はツルツルとした滑らかな質感の一方で、緑がかったグレーの線材はサラサラとしたマットな手触りになっており、音質に直結する部分ではないもののどんな意図があったのか気になります。

仕様(スペック)について

製品名Yongse Stormrise
ブランドYongse
モデルStormrise
長さ約1.2m
コネクタ0.78mm 2Pin / カスタム
プラグタイプ4.4mmプラグ / カスタム
構造-センター:9/0.03 銀メッキ銅合金 + 28/0.03 銀銅合金 + PVC
– レイヤー2(混合材料):
16/0.052 金メッキ純銀 ×2
16/0.052 パラジウムメッキ純銀 ×2
16/0.067 N単結晶銅 ×2
商品内容Yongse ケーブル ×1、収納袋 ×1

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • ナチュラル、ニュートラル系
  • 音場の形成が自然な円形で
  • 解像度・分離感に優れる
  • ほんのりウォーム
  • 高音域がめちゃくちゃ綺麗!
変化する音域
減少
-2
-1
高音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
中音域
+1
+2
増加
減少
-2
-1
低音域
+1
+2
増加
音の傾向
暖色
寒色
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
ビルドクオリティ
残念
良い
コストパフォーマンス
残念
堅実
素晴らしい

聞いてみた感想

Yongse Stormriseのサウンドキャラクターは、全体的に非常にバランスが良く、どちらかに寄りすぎない絶妙な中庸さを持ち合わせた元気いっぱいに鳴らしてくれるようなタイプ。クール系ともウォーム系とも断言しにくい中立的な音色ですが、最近の製品に多いクールでシャープな傾向と比較すると、中低音以下がウォーム寄りと感じる場面もあります。とはいえ、その温かみは決して過度なものではなくニュートラル程度に収まっており、自然で耳馴染みの良い聴き心地を実現する程度かと思います。

ドンシャリ傾向や中域の凹みといった極端な味付けは見られず、あくまで元のイヤホンの特性を尊重しながら各帯域を元気に底上げするアプローチです。ニュートラルな音色を保ちつつ、解像度やクリアさ、ダイナミクスに厚みが加わることで、音楽全体に躍動感が生まれるような感じです。

ボーカルの描写力も良く、吐息やブレスといった細かな表現がきちんと伝わり、生々しさのあるナチュラルな質感に仕上がっています。

情報量や解像度も非常に高く、各音の分離感も秀逸。価格帯を超えるクオリティを感じさせる部分であり、オーケストラや生楽器系の楽曲ではリケーブルによる恩恵を如実に感じられるのではないでしょうか。

低音域

低音域は量感をさほど増やさないままに引き締まった表現になりました。手持ちのいくつかのケーブルではやや緩く感じていたベースラインが、輪郭が立つようになり粒立ちの良い輪郭のある低音に変化しました。深さ自体も十分に出ていますが、スッキリした印象で余計な膨らみはありません。…ただ言葉で表しづらい中央に集まった元気いっぱいな躍動感のある低音を感じます。

中音域

中域の音色傾向自体はニュートラルで、必要以上に前に出たり引っ込んだりという癖はありません。しかし微細なニュアンス(息遣いやビブラートなど)が増したことで存在感が自然に向上している印象もあります。

昨今のケーブル製品は一聴した時の変化がわかりやすいような解像度重視でピーキーになるケーブルも多く見かけるようになりましたが、こちらのケーブルは中音域の豊かさも持ち上げてくれる印象があります。

もしかしたら解像度重視のドンシャリ的な変化のあるケーブルからの換装だと少し曇った印象を感じるかもしれませんが、ちょっと耳を慣らしてみてください。分離の良さや音場の丁寧な形成に焦点をシフトしてみてください。

高音域

まず感じるのがその伸びやかさです。シンバルやハイハットの余韻、ヴァイオリンの高音弦の響きなどが空気感を伴いながらよく伸びています。
非常に細かな高周波成分まで表現されている印象です。ただし鋭さばかりが強調されるわけではなく、耳に刺さるようなキンキン感は抑えられています。むしろ滑らかさと艶が増している印象です。

ただ、元から高音域にピークがあるようなイヤホンとの組み合わせだと、少々派手に聞こえることもあるかもしれません。
めちゃくちゃ元気いっぱいによく伸びます。

その他の評価項目について

ボーカル

男女問わずボーカルの質感が向上する印象です。高音方向への伸びやかさが顕著なケーブルなので、リップノイズや吐息がスウッと抜けるような繊細な音がよく聞こえてきます。そして、分離の良さのお陰でボーカルも背景の音楽の混じって濁らず鮮明に聞こえるようになりました。

音場

公式スペックでも「立体感あふれる臨場感をお届けします」と記載されている通り空間表現力の向上は顕著で全体的に円形に広がります。

音色

「ニュートラル&自然さ」を感じられる音色です。銀メッキ銅による高音の伸びや低音の厚みが合わさって、どの帯域も過剰に主張しないバランスが取れています。

先ほども申し上げた通り、低音の音像が塊のように中央に集まって際立つように描写されるような存在感になることを除いては(笑)

迫力感

感じられなかった地鳴りのような低音の深みを感じられるようになりました。どっちかというと元気いっぱいの迫力があります。

音のキレ

適度なキレで、標準的。特に特筆点はありませんでした。

長所と短所

長所

  • 全体的な音質の向上
  • タッチノイズがかなり少ない
  • 外観が唯一無二
  • 高音が特に伸びやかになる

短所

  • 高音が派手に感じる場合があるかも
  • プラグのロゴが取れちゃいそう
  • やや重ためのケーブル
  • 4.4mm 2Pinのみ。
  • もっと奥行方向に分離してほしい

使用感について

見た目の印象とは裏腹に、実用性も意識した設計なのではないかと思います。多芯構造によるある程度の太さはありますが、柔軟性に優れており、取り回しは非常に良好です。とくにYスプリッター以降のケーブル径はナイロンスリーブにと比べ細く抑えられているため、耳周りのフィット感が損なわれることなく、装着中のストレスを感じさせません。

こんな人におすすめ!

イヤホンの持ち味を活かしながら、音質を一段引き上げたい方にはぴったりのケーブルです。音のキャラクターを大きく変えるタイプではなく、元のチューニングを尊重しつつ、解像度や分離感、情報量といった“音の質”を高めてくれるため、愛用のイヤホンをより深く楽しみたい方に適していると思います。

あとがき

総評として、価格以上の価値を提供してくれる優れたアップグレードケーブルだと感じました。複数の高級素材を巧みに組み合わせた構造は伊達ではなく、音質面・使用感の両方で満足度の高い仕上がりです。特に解像度や分離感の向上を強く感じられました。

本記事がケーブル選びの一助になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました。

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本記事の執筆にあたり、AliExpress様よりPRのご依頼を受け執筆致しました。
このような素晴らしい機会をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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本記事のレビューにおいて、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておらず、内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

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この記事を書いた人

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