皆さんこんにちは、Trefle Labのとれふるです。
今回の記事ですが、うつせみワークス様(@chiacchiere_)より、ヘッドホンアンプ「SOUND TIGER」をレンタルさせていただきましたので、それについてお話したいと思います。
X(旧Twitter)にも投稿しましたが、短めとなりますが自身の備忘録も兼ねて、こちらでもご紹介させていただきます。

以前からイベントなどでFFの方を通じて試聴はしていたのですが、今回あらためてじっくりと聴く機会を得たことで、あらためて気づいたことや感じたことも多くありましたが、サクッと読める程度に感想は以下にまとめておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
試聴機材
変化が分かりやすいと思い、安価なDACをチョイスしました。使用したのはTRN Black Pearlです。
イヤホンはALTER EGOを使用しています。
SOUND TIGER Sinfonia

定番かつ高解像度の「Sinfonia」と皆さんが口を揃えて仰る理由がよく分かる出音でした。
癖がなく原音に忠実なイメージがあり、迷ったらこれを選べば間違いないという安心感があります。
全体的に音圧が上がり、音が元気よく鳴るようになるのが印象的でした。
SOUND TIGER immersion

音の変化がはっきりと感じられるタイプで、中音域〜中高音域がグッと前面中央に寄ってきて、明瞭感がグッと高まります。
ポップス、テクノ、エレクトロニカなど、ボーカルや楽器が前に出る楽曲をよりクリアに楽しめそうです。
全体の音色も明るく艶やかで、聴いていてとても楽しいタイプだと思いました。
SOUND TIGER Classical

生楽器系の楽曲、ジャズ、フュージョン、オーケストラなどとの相性が抜群すぎて、思わず腰を抜かしそうになりました。
低音は引き締まりつつも芯があり、深みと奥行きを伴う低音に感じます。 高音は優しく癖がなく、ニュートラルに伸びていく印象。
中音域には上品な厚みが加わり、自然で心地よい表現がなされます。
奥行きやスケール感の拡大がもっとも顕著に感じられる機種でした。
私の好みの話
個人的な好みで言えば、「Classical」が圧倒的に好きでした。
生楽器系や音の奥行き・定位感を重視するリスナーにとっては、非常に刺さるチューニングだと思います。
感想
TRN Black Pearlとの組み合わせでは、明瞭度が上がり、解像感や奥行きがしっかりと感じられる音色に変化します。
5000円のDACが、まるで5万円クラスのDACに進化したかのような音(少し大げさですが)に感じられ、思わず驚かされました。
やはり安価な製品との組み合わせでは、聴覚上の音質向上を爆発的に感じやすい傾向があるように思います。
一方、フラッグシップDAPであるFiio M17との組み合わせでは、わずかにクリーン感が損なわれる印象もありましたが、それを補って余りある音場の広がりや明瞭度、そして音全体が”持ち上がる”ような感覚を確かに体感できました。
各ICごとに異なる音の個性をや変化を楽しむという意味でも、純粋に「音楽を楽しむ」ことを含めオーディオライフを豊かにしてくれる機器だと思いました。だからヘッドホンアンプは必要な場合があるのか。
ヘッドホンアンプって意味あるの?と思っている方にこそ、一度は体験してみて欲しいですね。
原音を100%の高音質と定義するならば、間に機器を挟むことで100%の音は出ないのかもしれません。
ですが、それ以上に「聴覚上の音質の向上」は確かに存在していました。
懐疑的な方も、ぜひ一度じっくりと試してみてください。きっと音楽の楽しみ方が一つ増えるはずです。(^o^)ノ