KBEAR Luma TC06 レビュー|フラット基調で素直な音、初めてのドングルDACに選びやすい一台

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KBEARから、新作のドングルDAC『KBEAR Luma TC06』が登場しました。

KBEARといえば、ケーブルからイヤホン、関連アクセサリーを幅広く輩出している総合ブランドという印象がある方も多いのではないでしょうか。よりハイエンドなラインナップではTRIというブランドでも展開していますよね。

KBEAR Luma TC06
開封後
目次

製品概要

KBEAR Luma TC06』は、KBEARから登場したコンパクトなドングルDACです。価格は30ドル、5000円以下という価格帯になりますね。

DACチップにKT02H20、アンプICにOPA97220という2チップ構成を採用しているようです。
独立したアンプ段を組み合わせることで駆動力の底上げを図ったものかもしれません

出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス出力の両方を搭載。公式を見ても確認出来なかったのですが、恐らく疑似バランスだと思われます。(完全バランスならアンプICを2つ搭載するか、2ch搭載のオペアンプになるはず)

対応フォーマットはPCM最大384kHz/32bitで、UAC 2.0(USB Audio Class 2.0)に対応しています。本体はアルミ合金製で、重量は約9.6gとのことです。スマートフォンやPC、タブレットなど幅広い機器でプラグアンドプレイで使えるとされています。

カラーはブラックとシルバーの2色展開です。

項目仕様
DACチップKT02H20
アンプICOPA97220
対応フォーマットPCM 384kHz / 32bit
USB規格UAC 2.0
出力端子3.5mm シングルエンド / 4.4mm バランス
THD+N-75 dB
ダイナミックレンジ105 dB

パッケージ内容について

KBEARらしい少し華やかさを感じるデザインのパッケージ。

KBEAR Luma TC06 パッケージ外観
パッケージ外観


開封すると本体のみが入っているシンプルなパッケージです。

KBEAR Luma TC06
開封後

3.5mm & 4.4mm対応に対応しています。
特にボタンやその他の機能はありません。再生することが出来るだけのシンプルな操作性の製品です。

KBEAR Luma TC06
4.4mmジャック
KBEAR Luma TC06
3.5mmジャック


スマホやUSB-Cに対応する機器に接続するだけで接続できます。
接続する機器によっては画面に接続するかどうか案内されるケースもあるようですね。

KBEAR Luma TC06
接続する様子

音質について

箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。

  • フラット基調
  • 僅かにウォーム
  • 癖がなく素直な音
  • 解像感は価格帯として十分
  • ノイズ抑制が優秀で背景は暗く静か
  • 低域の立体感にやや弱点が?
音の傾向
暖色
寒色
しっとり感
ドライ
しっとり
キレ
ゆったり
早い

感想

一言で表すなら、「素直で飾らない音」という印象です。低域から高域にかけて過不足のないフラットな再生を基本としつつ、低域にだけほんの少しだけウォームな色付けがあるようなそんなキャラクターです。癖がなく、どんな有線イヤホンと組み合わせても、有線イヤホンの素性がそのまま見えてくるような癖の無さでしょうか。

高域は刺さりや誇張がなく、自然に一歩引いておだやかにまとまっていますが、繊細さや音粒の細かさは十分に再現されており、解像感の粗さは感じません分離感と解像感は1万円未満の製品として十分な水準かつ納得行くレベル
カジュアルな用途ではまず不満は出ないと思います。

低域はニュートラルを基本としつつ、僅かにウォームで、やや平たく広がるような質感で少し暗めな感じがあります。
ベースラインは落ち着いて出てくる感じで、ドンシャリ的な誇張はないですね。ボーカルはすっきり・あっさりとした印象で、特別な色付けはありません。

ただ、低域の立体感と弾力感がもう少しあれば…全体的に生っぽくリッチな音色に化けたかもしれないなぁと感じる場面もあり、ここだけが惜しいポイントです。癖の無さは利点でもありますが、『KBEAR Luma TC06』を購入する層はエントリー層だと思うので、少し空間や解像感に誇張があった方がより楽しめたんじゃないかなと思うのですが、海外の方はどう感じるのが少々気になる所。

話は戻りますが、ノイズは感じられず、よく抑制したなぁと思いました。曲の再生・停止で不要なノイズも乗りにくいので、背景は暗くは静かです。個人的には、音量については6割前後のボリュームで十分なリスニング音量が得られているので、一般的な有線イヤホンなら音量不足ということは無さそうです。

ヘッドホンとの組み合わせについては、やや鳴らし難い機種ではパワーが若干不足する場面もあるかもしれませんので、有線イヤホンを中心とした運用をするのがオススメかもしれません。

無難なことは良いことだ。

長所と短所

長所

  • フラット基調で癖がない
  • イヤホンの素性を引き出しやすい
  • ノイズ抑制が優秀で背景が静か
  • 価格帯として十分な分離感・解像感

短所

  • ブラックカラーだと傷が目立つかも
  • 低域の立体感がもう少し…
  • 能率低いとパワー不足になるかも

基本的にはエントリーらしい製品として十分な性能といった所。

総評

アプリ連携もEQもない、ただ音を出すだけのシンプルな設計が良かったですね。
潔い設計思想でまさにエントリー向けで初心者に優しい製品だと思いますし、ドングルDACとしての基本に忠実な一台だと思います。

癖のないニュートラルなサウンドは、手持ちの有線イヤホンの素性をそのまま引き出したいユーザーにはぴったり。初心者は特に音の好みすら分からない方も多いので、こういったニュートラル基調の製品は今後のオーディオライフの一助になりやすいでしょう。

さほど欠点がない製品ですが、ヘッドホンをがっつり無らしたい方には向かないのでそれだけ気をつければ十分すぎますね!

こんな人にオススメ!

  • ニュートラル・フラットバランスなDACを求める方
  • 手軽にDACを使いたい方
  • 低価格で音楽体験を底上げしたい方
  • オーディオを初めたばかりの初心者

購入先


本記事の執筆にあたりKeepHiFi様よりPRの機会を頂戴し、筆者自身の感じたままに執筆いたしました。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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