SIVGA Lyrebird レビュー|SIVGAらしさのあるハイブリッドイヤホン!4ドライバーでも繋がりの良さはそのまま。

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今回ご紹介するのは、SIVGA Lyrebirdです。

SIVGAの有線イヤホンといえば、ダイナミックドライバー1基の製品というイメージ強い印象がありますが、SIVGA史上初のハイブリッドイヤホンが登場、しかもマルチドライバー製品1作目から4ドライバー構成を採用するとは予想もしていませんでした。
一体どんな音なのか、本記事にて触れていきたいと思います。

SIVGA Lyrebird
SIVGA Lyrebird
目次

製品について

SIVGA Lyrebird は国内総代理店である01Diverse株式会社が2026年7月24日に発売するイヤホンです。市場想定価格は27,800円(税込)とのことです。

特徴は4種類のドライバーを組み合わせたハイブリッド構成で、低域を10mmポリマー複合振動板ダイナミック、中域をバランスドアーマチュア、高域をマイクロ平面駆動ユニット、超高域を9.2mm積層型ピエゾセラミックが担当します。それぞれ得意な帯域を受け持たせることで、低域から超高域までを妥協なく再現するとのこと。

仕様

構成1DD+1BA+1MP+1PZT
再生周波数帯域20-20kHz
コネクター0.78mm 2Pin
発売日2026年7月24日
価格27,800円(税込)
製品仕様

パッケージ

以前からデザインの良さに定評のあるSIVGAですが、今回はさらに高級感アップ。イヤホンのデザインが中央に描かれていますが、それで挟むかのようにLyrebird(琴鳥)らしき鳥のモチーフも描かれていて、なかなか美しい仕上がり。

SIVGA Lyrebird
SIVGA Lyrebird

開封してみると、設計的な面では一般的によく見るタイプの開封体験。
でも、この壁紙や木やコルクなどにも見える薄茶色のパッケージの手触りが驚くほど良くて、実物は高級感があります。

SIVGA Lyrebird 開封後
開封後

付属品

SIVGA Lyrebird 付属品
付属品
  • イヤホン本体 ×1ペア
  • イヤーピース 合計7ペア
  • ケーブル×1
  • ケース×1

その他、説明書など

イヤホン本体

イヤホン本体は、これまでのSIVGA製品とは雰囲気が違って、一皮むけたスタイリッシュなシェイプになっています。

SIVGA Lyrebird フェイスプレート
フェイスプレート

これまでの製品になかったサラサラした表面加工がされているハウジングで、まるで世代交代したかのような雰囲気を感じさせます。

SIVGA Lyrebird 背面&サイドビュー
背面&サイドビュー

ケーブル

付属ケーブルは、古河OCC・銀メッキ銅・金銀メッキ銅を使った混合…シールド構造のケーブルのようですね。

SIVGA Lyrebird 付属ケーブル
付属ケーブル

イヤーピース

イヤーピースは本体に装着済みのものを含めると液体シリコンの3ペアとその他で4ペア、合計7ピース。

SIVGA Lyrebird 付属イヤーピース
付属イヤーピース

ケース

SIVGAブランドで以前から使われているケースは特に変更無くいつも通りという感じ。

SIVGA Lyrebird 付属ケース
付属ケース

装着イメージ

これまでのSIVGA QueやUTG、Nightingaleなどと異なり卵型ではないので、耳にすっぽり収まる感覚がありました。過去のモデルの装着感が悪かったというわけでは決してないのですが、それでも今回のほうが収まりは良く感じますね。

SIVGA Lyrebird 装着イメージ
装着イメージです

音質について

SIVGA Lyrebirdの特徴をいくつか書き出すと…

  • 空間を使った表現
  • 広がるボーカル
  • 優秀な分離感
  • 4ドライバー構成を感じにくい
  • 低音は中低音を主軸に

周波数特性

実測データは以下の通りです。
(IEC711/IEC 60318-4 clone / 1/12oct (1kHz) @ 94dB )
※8KHz付近は計測器の特性上共振しやすい帯域実際よりもピークが強めに出やすいことを理解の上でご覧ください。

平均値

周波数特性

左右差

4ドライバー構成なのに恐ろしいほどマッチングが優秀ですね(・o・)

評価チャート

音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※製品の価格を考慮した評価となります。

音の傾向
暖色
寒色
ウェット
ドライ
暗い
明るい
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
モニター
リスニング
人工的
リアル
ゆったり
早い
ビルドクオリティ
残念
良い
費用対効果
残念
優秀
装着感
微妙
良い
付属品
最低限
充実・豪華

試聴環境

  • Lotoo PAW 6000 (レビュー用リファレンスとして)
  • Lotoo PAW GOLD TOUCH
  • 付属イヤーピース

ショートインプレッション

SIVGA Lyrebirdをざっくり表現すると、『重心高めだけど聴き疲れしない、SIVGAらしくまとめ上げてきた有線イヤホン』だと思いました。

全体的にやや軽やかな音色で、低音は中低音付近を主軸に据えていて、低音も昨今の製品と比べると量感は控えめ。ただ、下支えに必要な最低限の音量はきちんとキープしていますし、SIVGAらしいつながりの良さを保ちながら、ドライバーをしっかり使い切って分離感も出しつつ、まとめあげてきたSIVGAらしい製品だと思います。

低音が控えめなのは間違いないのですが、かといって全体がドライになってしまうこともなく、適度な弾力や柔らかさは残る調整も上手ですし、こういったさじ加減で聴き疲れしやすい音を見事に回避しているのは素晴らしいなと思います。空間も全体的に広めですし、音の分離も価格を考えるとかなり優秀な部類なのではないでしょうか。

低音の厚みや下支え感、量感の豊かさ、音の濃さ、パンチのある音など、これらに対するこだわりがある方にとってはあっさりしていて物足りないかもなぁ…という印象はありますが、割とすぐ耳が慣れてくるといえば慣れてきます(笑)

低音域

低音はシンプルに量感が控えめです。周波数特性を見ても、見たまんまの結果ですね。

でも、ただ低音が控えめなだけでは終わらず、その控えめな低音に少しだけ暖かみと弾力、柔らかさが乗っています。量は控えめではありますが、ドライな音にはならず、全体の帯域の温度感を変えることなくニュートラルを保持。このあたりのさじ加減が、SIVGAというブランドのチューニングの上手さなのではないかなと思いました。

中音域

中音域は意図的に少しおとなしめ、というか派手さを抑えてまろやかに寄せているのかもしれません。ギターやピアノ、弦楽器あたりの鋭さはかなり削がれていて、極めて滑らかでアタックの優しい音色でした。

中音域は主旋律を担う楽器が多い帯域ですが、エッジが丸く、アタックも穏やかなので聴き疲れしにくいと思います。全体に穏やかな方向性なので、つい音量を上げたくなるというか、上げやすいなぁと感じました。

ボーカル

ボーカルは少しだけ前に出てくる程度の距離感です。透明度はきちんとあるのですが、中音域のセクションで触れた傾向とほぼ同じで、ボーカルもやはり少し甘めで柔らかい質感でした。

エッジがまったくないわけではないものの、その先っちょを丸く整えたような声質、といえば伝わるでしょうか…。どちらかというと、男性ボーカルのほうが力強さを表現できているような気もしなくもないですね

高音域

高音域はPZTが極めて上手に制御されていますね!ウィンドチャイムをそっと撫でたときのような、優しくキラキラした金属音が繊細に響きます。少しベールを掛けたような上品な鳴り方で、PZTにありがちなパリパリ、ギラギラした質感は一切感じませんでした。シルクのような滑らかさと柔らかさのある高域だと思います。ただ、伸びやかさという点ではもう少し欲を言いたくなるかもしれません。ちょっとPZTを抑える方向に制御しすぎかもしれません。

逆に言えば、シンバルを叩いたときのモワーンとした胴鳴りや、実体感・厚みのある生々しい響き方はしないタイプです。
このあたりは人によって好みが分かれそうな気もします。

音場・空間表現

空間そのものは標準的か、ちょっと広めくらいのレベルだと思います。広さそのものよりも、音の奥行きや配置の丁寧さのほうが良かったなぁという印象でした。レイヤー感はちゃんと感じられるのですが、定位は少し甘めで、音像がやや横に広がって鳴るような感じでしょうか。この甘さも音楽に浸

シネマチックな抜け感を狙った激しい鳴らし方や空間の使い方はせず、“音楽に浸れるような穏やかな音”を目指しているのではないかなと思います。実際、このレビューを書きながらでも眠気が…というくらい、聴きやすい音でした。

…やっぱり目指しているところはSIVGAサウンド?

解像度

解像度の高さを総合成績的に表現するなら、価格に対して説得力があり、納得できる標準的な総合性能を備えていると思います。突出して解像度面の費用対効果が大きい、と感じさせるタイプではありませんし、全体的に穏やかで滑らかな方向のイヤホンなので、むしろ必然の感想なのかなと思いますが、それよりも、期待以上にハイブリッドらしい分離感や音のレイヤー分けの良さを感じたので、個人的にはそちらを褒めたいところです。

長所と短所

長所

  • つながりの良いマルチドライバー
  • PZTユニットの上品で刺さらない高域処理
  • アタック優しく穏やか
  • 優秀な分離感

短所

  • 低音の量感や厚みは控えめ
  • 高域の伸びやかさにはやや欲が出る
  • シンバルなどの生々しい実体感は薄め

4ドライバーなのにめちゃくちゃ抑えが効いてる。

総評と感想

SIVGA Lyrebirdは、ブランド初のハイブリッド構成でありながら、これまでの1DD機で培ってきたであろう繋がりの良さやニュートラルな方向性をそのまま踏襲してきた製品だと思いました。

低音の量感は控えめですが、ドライにならないよう暖かみや弾力を残したさじ加減はさすがSIVGA。中高域から高域にかけてはPZTユニットの制御が丁寧で、キラキラとした質感を持ちながらも刺さらず、シルキーで優しく長時間聴いていても耳に優しいのも魅力だと思います。

その反面、低音の厚みや高域の伸びやかさに関しては、もう一声欲しくなる場面もありました。ただ、それは裏を返せば全体のバランスを崩さないための調整とも言えるので、賛否ありそうです。マルチドライバーが好きだけど、落ち着いた一体感がある音を求める方、長時間リスニングを重視する方には、じっくり検討してみる価値のあると思います。

こんな人におすすめ

  • 聴き疲れしない音色でゆったり音楽に浸りたい
  • 低音控えめがお好きな方
  • 甘めの優しいボーカル表現がお好きな方

SIVGAの1DDみたいな音色を目指しているのかなぁ

購入先


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本記事は01DiverseよりPRの機会をいただき執筆しました。このような機会を頂き心より感謝申し上げます。
執筆にあたり、金銭等の対価は一切発生しておらず、内容は当サイトのレビューポリシーに基づく筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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