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Kiwi Ears Dolce をレビュー 名の通り甘くて緩い描写と適度な解像度を共存するイヤホン

こんにちは。とれふるです。
今回は、Kiwi Ears Dolceをレビューをさせていただきます。

こちらの記事の執筆にあたり、@Linsoul_JPより製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

目次

製品概要

Kiwi Ears Dolceは、10mm のLDP(LDPE+LCP)振動板を採用し、高いダイアフラム剛性で正確かつ高速な応答と優れた分離感を提供します。
低歪み、高速応答、高解像度が特徴で、柔らかく繊細な音と強い低音を実現したそうです。

Kiwi Ears Dolce
Kiwi Ears Dolce

Dolceの名前の通り、楽しくて甘いサウンドに仕上げられた製品で、より音楽的で楽しいリスニング体験を実現するために、音にわずかな暖かみを持たせるように調整されているそう。
高音域は3kHz あたりにピークがありつつ、自然に高音にかけてゆっくりと減衰することで自然な音色を与えるよう設計されているそうで、ステージ、スタジオ、毎日の通勤など、どのような場面にも最適なイヤホンとして設計しているそうです。


Amazon商品リンク:Kiwi Ears Dolce

仕様について

製品名Dolce
ブランドKiwi Ears 
カラーブラック/ホワイト
ドライバー10mmのLDP(LDPE+LCP)振動板
筐体医療グレード樹脂
インピーダンス16Ω±10% 
感度102±3dB 
プラグ3.5mmステレオミニプラグ 
周波数帯域20-20000Hz 
ケーブル0.75mm 2Pin
製品仕様の詳細

パッケージ紹介

Kiwi Ears Dolceのパッケージは小型ですが、外装のデザインが秀逸です。 フェイスプレートと外装のデザインを上手に組み合わせていますね。ブランドロゴも既にオシャレなデザインですが…笑

Kiwi Ears Dolce パッケージ
パッケージ
Kiwi Ears Dolce 開封
開封してみると

開封してみると…
わりと定番な仕組みだと思いますが、イヤホンが型枠に収まっているタイプのパッケージでした。こういったパッケージは振動や郵送時のスレに強いので個人的には安心感があります。
ただ、型枠から本体を取り出すのにかなり苦労した上に、イヤーピースに型枠に貼られている起毛が大量に付着してきました(^_^;)

付属品

箱の中には、以下の画像のような付属品が入っていました。
シンプルを究極に極めた必要最低限の構成です。

  • イヤホン本体
  • ケーブル(3.5mmプラグ)
  • イヤーピース
Kiwi Ears Dolce 付属品
Kiwi Ears Dolce 付属品

価格帯にしてはしっかり太めなケーブルが付属します。イヤーピースが本体のカラーとマッチしていて、パッケージも含めデザインは秀逸ですね。

イヤホン本体

フェイスプレートの表面が、黒と水色がディザっぽいグラデーションでデザインされています。
触るとサラサラしていて質感高く感じます。

Kiwi Ears Dolce 本体
本体

イヤーピースを取り外した状態の背面も見ていきます。青っぽい緑がかったようなクリアな樹脂素材になっています。
ノズルが長めで、耳への装着感は比較的良好だと感じます。

Kiwi Ears Dolce 本体
本体裏

接着剤のはみ出しや色ムラ、カケや傷などもなくツヤっとしています。ビルドクオリティはとても高く感じます。

付属ケーブル

ケーブルは昨今は逆に珍しくなってきたストレートタイプのケーブル。
線材が透けて見え、赤と青っぽい模様が螺旋状に入っています。

Kiwi Ears Dolce 付属ケーブルアップ
ケーブル拡大写真

被膜が厚めなので、ケーブルそのものは適度な太さがあります。 ツヤがあってタッチノイズも少なく優秀です。
ケーブルには縦溝が入っているので、ケーブル同士の摩擦が軽減されています。おかげで絡まりにくいことに気付きます。
ストレートケーブルの弱点に配慮されているようですね。

音質の評価

レビューを執筆するにあたってのガイドラインや使用機材などの詳細は、以下のページにて記載しております。

グラフによる音質の可視化

聴覚上の聞こえ方を、個人的な感想としてグラフにまとめると、以下のような印象です。

以下の画像は拡大を推奨します。

質量感グラフ

※再生周波数を再現したグラフではありません。
※個人の感想として、聴覚上どのように聞こえるかを再現したものです。
※音質の感じ方には個人差がかなり大きいので、あくまで参考までにご閲覧いただければと思います。

項目ごとの評価

詳細な内容は以下の通りまとめましたので参考にしてみてください。

評価基準は、S~Dまでの5段階に加えてプラスマイナスが付きます。
基本的にどの評価項目も価格帯を考慮せずに評価します。
※例外的に価格によるバイアス等がある場合はコメントで必ず言及します。

S帯:素晴らしい! 
A帯:イイネ! 
B帯:普通 
C帯:微妙
D帯:残念…

音色 A わずかにウォームな感じのある製品コンセプトをしっかり体現した、緩く甘めの優しい音色です。 ほぼニュートラルな感じです。 寒色か暖色のどっちかといえばやや暖色かなと。
低音 B+ 輪郭が緩く甘めの低音で、雰囲気で鳴らしてくる感じがありますが、ボワつきはありません。
中音 A- 低音の輪郭が甘めに対して、中音域はメリハリのあるようなハリのある音が出ます。
高音 A- 20kHzまで自然に減衰するように消えていく自然な出音です。
音のバランス A 全体的な音のバランスとしては自然な甘めの出音でバランスが良いです。
甘めの低音とクリアでナチュラルな優しい高音が高く評価出来ます。本当にコンセプト通り。
ボーカル B+ 少し遠い位置に定位しています。
女性ボーカルを重視する方にはやや向かないかもしれません。
解像度 B+ やや良いといいますが、適度な解像度と言えます。
コンセプト的には解像度を上げすぎるのは得策じゃないのかもしれません。
艶感 A- 中音域に適度な艶感があります。
音場 B+ 広くも狭くもない程度ですが、音のバランスも相まってちょうどいいと感じます。
定位感 A- 音像の位置関係は把握しやすいように感じます。やや甘めの解像度ながら定位感はやや優秀です。
ビルドクオリティ A- 値段なりの安っぽさは感じますが、クオリティそのものは高いと感じます。
装着感 A ノズルが長く、耳の奥までしっかりイヤーピースを挿入出来るので保持力もあり、耳掛け式と組み合わさって優秀な装着感です。 
タッチノイズ A 縦溝と厚めの被膜のおかげでタッチノイズは少なく、絡まりづらい点を高く評価したいです。
コスト
パフォーマンス
A-

販売価格:3,300円 (Amazon)
バランスの整った耳疲れの少ないイヤホンを探している方の心を射止めそうな特性をもつイヤホンですので、そういったものを狙っている方には、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

解像度やクリア感、分離感を重視する方にとってはちょっと違うのかな…?

総合評価 A-(3.3) エントリークラスのイヤホンとしてそこそこ優れた選択肢になると思います。音質からデザイン、コストパフォーマンスのバランスが取れており、エントリークラスのイヤホンを買う時には選択肢に入れて問題ないと感じました。
特筆点 ややウォームで輪郭の甘い低音がちょっと心地よく、チルタイム的な疲れた時に良いな~と感じました!
詳細な評価項目

長所と短所

長所

  • 耳当たりの優しさ
  • 甘めで優しい音
  • 優秀な装着感

短所

  • 広くはない音場
  • やや物足りない音の開放感

試聴した感想

あ~!!優しい。Dolceってこういうことね!と聞いた瞬間から理解出来るような音が出ます。
こもり感も全く無く、クリアで中低音以下の音がややウォームで輪郭が甘く優しい音なので疲れた時にいいな~と思いました。

イコライザで遊ぶと分かるのですが、この価格帯にしては超高音域までしっかり出せる性能があることに気付きます。
リラックスしたい時や長時間のリスニングに最適です。特に、ジャズやアコースティック音楽など、細かいニュアンスを楽しみたいジャンルにぴったりです。音の分離感も良く、各楽器の音がしっかりと聞き取れるので、音楽のディテールを楽しむことができそうです(^o^)ノ

まとめ

Kiwi Ears Dolceは、ウォームで甘い音色が特徴のエントリークラスのイヤホンです。
10mmのLDP振動板を採用し、低歪みで高解像度の音を実現しています。パッケージやデザインも秀逸で、装着感も良好です。特に、リラックスしたい時や長時間のリスニングに最適で、ジャズやアコースティック音楽にぴったりです。

価格帯を考慮すると、非常にコストパフォーマンスが高く、エントリークラスのイヤホンとして優れた選択肢となるでしょう。
興味のある方は、ぜひ一度試してみてください。

製品購入先リンク

Amazon:Kiwi Ears Dolce


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免責事項:
本記事のレビューにおいて、レビュー用のサンプルとして製品を提供頂いておりますが、執筆に伴う金銭等のやり取りはございません。同時に執筆内容への指示も一切受けておりません。以上の内容は全て筆者自身の個人的な感想です。

Kiwi Ears Dolce 本体

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この記事を書いた人

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