XINHS Nereus.Sola レビュー|広い空間表現と分離感が光る!3DD+1PLハイブリッドイヤホン

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今回ご紹介するのは、XINHS Nereus Solaです。

XINHSといえば、中華イヤホンを楽しまれている方なら比較的ご存知の方も多い、有線イヤホン用のケーブルを多く輩出しているブランドですよね。最近はイヤホンにも力を入れているようで、定期的に新作が出ていてワクワクさせてくれます。

XINHS Nereus Sola
XINHS Nereus Sola

今回紹介するイヤホンは、2026年6月頭にリリースされたもの。販売数は多めで人気もあるようですがどんな音か気になる所です。

目次

製品について

XINHS Nereus Sola は中国のオーディオブランドXINHSが手がけた初のフラッグシップ有線IEM(インイヤーモニター)です。ドライバー構成:3DD(ダイナミックドライバー)+1PL(平面駆動ユニット)。珍しいハイブリッド構成でラメが輝く水色のフェイスプレートが特徴のイヤホンです。

仕様

構成3DD(ダイナミックドライバー)+1PL(平面駆動ユニット)
再生周波数帯域 20Hz-30kHz
コネクター0.78mm 2Pin
発売日2026年6月
価格約100ドル
製品仕様

パッケージ

パッケージは水面に反射した光を輝くような…もしくは水中から上を向いて水面を覗くようなキラキラした幻想的な様子をデザインしたパッケージ。

XINHS Nereus Sola パッケージ外観
パッケージ外観

開封すると、イヤホンとケース、イヤーピースが丁寧に収まった衝撃にも強い安心感のあるパッケージです。内容物に対して、箱の大きさがかなり大きめです。

XINHS Nereus Sola 開封後
開封後

付属品

アップグレードケーブルVerのパッケージは、以下の通りの付属品になっています。

XINHS Nereus Sola 付属品
XINHS Nereus Sola 付属品
  • イヤホン本体 ×1ペア
  • イヤーピース 合計3ペア
  • ケーブル×1
  • ケース×1
  • その他、説明書など

通常のパッケージの場合は、以下のケーブルが付属します。

XINHS Nereus Sola 標準ケーブル
標準ケーブル

イヤホン本体

青のグリッターの粒の大きさが不揃いで綺麗にばらまかれています。このグリッターのおかげで立体感や奥行きのある美しいデザインになっているのですが、中々写真だと伝えられない…

XINHS Nereus Sola フェイスプレート
フェイスプレート
XINHS Nereus Sola FPクローズアップ
クローズアップ

形状としては一般的なカスタムIEMライクなタイプで、適度に窪みもあり、装着感への配慮がなされているように見えますね。

XINHS Nereus Sola 背面&サイドビュー
背面&サイドビュー

フェイスプレートは動画の方が美しさが伝わりやすいかも。

ケーブル

付属ケーブルは、標準ケーブルを購入した場合とアップグレード仕様で購入した場合で異なるケーブルが付属します。
標準ケーブルでもそこまで安っぽさはありませんが、アップグレードケーブルは流石に質感から外観まで品質がグッとアップしますね。

XINHS Nereus Sola 標準ケーブル
標準ケーブル
XINHS Nereus Sola アップグレードケーブル
アップグレードケーブル

ケース

XINHSブランドのケーブルを購入する時と同じケースが付属します。

XINHS Nereus Sola 付属ケース
付属ケース

装着イメージ

装着イメージは以下の画像の通り。若干大きめのサイズ感ですがダイナミックドライバーが3基搭載されていることを考えれば…まぁそんなもんかな?という程度でしょう。 装着感そのものは至って標準的で苦労の無い装着感です。

XINHS Nereus Sola 装着イメージ
装着イメージ

音質について

XINHS Nereus Solaの特徴を結論から言うと…

  • 美しい外観
  • Uカーブ的サウンド
  • 中低音にフォーカスが合う太いサウンド
  • 実体感ある鳴り方
  • 高い分離感
  • 伸びのある高域

全体的にバランスが整っててウォーム系!空間広く、奥行きもあり、低音も高音もハリがある音色。音が近めではなくて、少し一歩引いた位置から広く聞こえるタイプ!

周波数特性

実測データは以下の通りです。
(IEC711/IEC 60318-4 clone / 1/12oct (1kHz) @ 94dB )
※8KHz付近は計測器の特性上共振しやすい帯域実際よりもピークが強めに出やすいことを理解の上でご覧ください。

平均値

周波数特性

左右差

評価チャート

音の傾向や特徴は、以下の評価チャートをご覧ください。
※製品の価格を考慮した評価となります。

音の傾向
暖色
寒色
ウェット
ドライ
暗い
明るい
狭い
広い
低解像度
高解像度
繊細
迫力
モニター
リスニング
人工的
リアル
ゆったり
早い
ビルドクオリティ
残念
良い
費用対効果
残念
優秀
装着感
微妙
良い
付属品
最低限
充実・豪華

試聴環境

  • Lotoo PAW 6000 (レビュー用リファレンスとして)
  • Lotoo PAW GOLD TOUCH
  • 付属イヤーピース

ショートインプレッション

XINHS Nereus Solaをざっくり表現すると…
『空間広めて分離感の高いタイプ!ウォーム系だけど爽快感があるバランス型リスニング系イヤホン』だと思いました。

全体的にはややウォームで実体感や立体感のある中低音~中音域の弾力ある生寄りの鳴り方に、マイクロプラナーの繊細で細く抜けの良い高音が乗って綺麗なバランス、高い分離感を感じさせるようなタイプのイヤホンですね。

低音は中低音付近が主体で太さと少し重みが聞いた豊かな弾力のあるタイプで、楽曲の低域をブリブリと支えてくれます。
エレキベースが入った楽曲は特にノリよく聞けるタイプ。3DD搭載されているとのことですが、質の良いDDが1基で鳴ってるみたいなつながりで、聞こえ方はかなり1DD+1PL構成のハイブリッドみたいな感じです。

標準ケーブルでは、ディテールの豊かさにまだ伸びしろはありますが、中音域の弦楽器やピアノ系、ギターも明るく上向きに元気に鳴ってくれるイメージ。そこにパァーンと高音域が乗って爽快感があります、ちょっとドライな部分もあるし、ちょっと元気すぎる気もしますが、全体としてはよくまとまったイヤホン。

アップグレードケーブル仕様だと全体的なディテールが増え、ドライな部分や弱点が消えます。より奥行きも出て大人の雰囲気、落ち着いた鳴り方に変わり上品なサウンドに。プラナーの元気すぎる暴れた抜け感も穏やかになります。中音域もより厚みが出てリアルな感じになりますね。

低音域

厚みと豊かさのある中低音がブリブリと弾むように下支えするタイプ。聞き取りやすい中低音が主体なので一聴すると低音が多めな聞こえ方ですが、楽曲によってはバランスの取れた量感に収まったりします。弾力感があり、キレも適切で嫌な癖もなく非常にリズミカルでノリ良く聞こえてきます。迫力、重さ、落ち着きを求める方にはやや元気すぎるかもしれません。
とはいえ、立体感や分離感に優れ、低音は低音、中音域は中音域と描き分けが上手で、低音が上の帯域を喰ったりはしません。

アップグレードケーブルVerでは、より深さが出て中低音だけが前に走るような鳴り方が改善して落ち着きのある低音の鳴り方に変化します。

中音域

標準ケーブルでは厚みにやや物足りなさを感じましたが、実体感のある奥行きは十分に表現されていたと思います。ウォームで柔らかいトーンでありながら、軽やかさも同居しているのが面白いところでした。分離感がかなり高く、レイヤーを感じる鳴り方なので、音数の多いサビでも飽和せず、解像度高く聴かせてくれるのがこのイヤホンの持ち味かもしれません。

アップグレードケーブルVerに替えると厚みの物足りなさが改善され、奥行きと立体感が一段と増しました!

ボーカル

プラナー搭載機らしく、自然な伸びと透明度の高いボーカル表現。ギラつきがなく、歯擦音も気にならない範囲に収まっていて、カ行やパ行のディテールもよく拾えています。女性ボーカルはエッジがシャープで前傾気味の明瞭なタイプで、甘くゆったりした鳴らし方というよりはポップス寄りの表現だと感じました。男性ボーカルはやや低域成分が物足りなく、少し薄めに聴こえる場面がありました。ここはアップグレードケーブルの方が満足度が高いと思います。

高音域

プラナーらしい伸びと解像感がありつつ、刺さりを抑えた聴きやすいチューニングでした。全体のウォームな傾向に対してやや冷たい響きを持っていて、繊細なディテールもよく拾えています。強いて挙げるならプラナーとDDの質感差はあり、クロスオーバー付近が薄く感じる瞬間もありましたが、この価格帯としては一般的な範囲だと思います。

音場・空間表現

奥行き方向に特に広さを感じる音場で、立体感と実体感のある鳴り方。
左右の広がりも含めて空間表現は良く、音の整理や分離能力が高いので、混雑した曲でもクリア。アップグレードケーブルで聴いたときの奥行きと立体感は特に良かったです。包まれ感のある空間の作り方なので、リスニング用途としてもちょうどいいバランスだと思います。

解像度

標準ケーブルVerのセール中の実売価格は1.2〜1.4万円台、そう考えると一般的な水準以上の解像度だと感じました。分離感が良くレイヤーをしっかり感じさせてくれるのは、この価格帯では珍しい部類だと思います。

長所と短所

長所

  • 分離感の高さ
  • 価格以上の水準の解像度
  • 立体感ある表現
  • 空間の広さ

短所

  • 標準ケーブルだと元気な音すぎるかも
  • DDとプラナーの質感差
  • 中高音はややアタック強め

短所…というか個性のレベル。ひねり出して書いたけど正直、イヤホンの素性が良い。アップグレードケーブルでの鳴り方は中々良い。

総評と感想

XINHS Nereus Solaは、3DDとマイクロプラナーを組み合わせたハイブリッド構成で、広い空間表現と高い分離感を軸にしたイヤホンでした。全体を通してウォーム傾向な音色で、純粋に基礎性能の高さには驚きました。

ウォームで弾力のある低域に、プラナーらしい繊細な高域が乗る構成はバランスが良く、標準ケーブルでも十分楽しめます。
アップグレードケーブルVerの完成度が高く、弱点といった弱点も見事に消えるくらいには良かったですね。奥行きや厚みがさらに増し、より完成度の高い鳴り方に変わりますし、なんだか落ち着きのある完成度高いイヤホンみたいな味わいになります。

標準ケーブル仕様でも1.2〜1.4万円台という価格帯を考えると、費用対効果の高い製品だと思います。空間表現と分離感を重視する方には、特に向いているイヤホンではないでしょうか。

ケーブルブランドのイヤホンなんて…とか思ってると完成度の高さに度肝を抜かれますよ…!

こんな人におすすめ

  • 広い音場と高い分離感を重視する方
  • ウォームな低域とすっきりした伸びの良い高域のバランスを求める方
  • 透明度の高いボーカルを求める方

温かさ、立体感、抜け感この三要素にビビッと来たらGO!

購入先


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本記事はXINHS HiFiよりPRの機会をいただき執筆しました。このような機会を頂き心より感謝申し上げます。
執筆にあたり、金銭等の対価は一切発生しておらず、内容は当サイトのレビューポリシーに基づく筆者自身の体験と個人的な見解のみで構成しています。

XINHS Nereus Sola

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この記事を書いた人

メディアサイト「Trefle Lab」を運営しています。
積極的にオーディオ製品やガジェットなどもレビューしています。

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