今回ご紹介するのは…「Hedacabl K01 Smaragvor」です。
Smaragvor という名前を見て、Smarag(スマラグ)…なるほどエメラルドか、と勝手に納得してしまいました(笑)では早速~(*^_^*)ノ

製品について
導体
「Hedacabl K01 Smaragvor」は、“7N金メッキ古河OCC + 油含浸グラフェン”を採用した6芯ケーブルです。
※導体構成については商品ページの記載をそのままご紹介しているため、具体的な構造や訳出の正確さまでは十分に行き届いていない可能性がある点、あらかじめご了承ください。

外観など
全体像
とにかく緑です。透明な被膜の中に、メタリックなグリーンのリボン状の箔と、金メッキ線が走るケーブルですね。

金具パーツ外観
金具はシルバーのアルミ削り出しで、多面カットが入ったデザインです。表面はサラッとした仕上げで、手触りが良いですね。

線材
寄って撮ると、この線材の構造がよく見えますね。

プラグ
プラグは4.4mm 5極で、金メッキの端子に黒いリングが入った標準的なもの。

音質について
箇条書きで、本製品から得られた印象を書き上げると以下のような印象です。
- タイトな低域
- 少し早めのレスポンス
- ボーカルはくっきりとした存在感
- 少しの臨場感
全体的にクリーンで癖はなくシンプルにクリア。 少し重心高めで明瞭感のある音が持ち味。アナログ的な響きやディテール、繊細さよりは、クリーンという言葉のほうが近い。イヤホンの音をそのまま素直に出してくるタイプのケーブルだと思います。
試聴環境
※多ドライバー、1DD構成、フルBA等のイヤホンで評価基準にしているケーブルを聴き比べ、感じられたことや変化を書き出します。
- Lotoo PAW 6000
- THIEAUDIO Monarch MKIII
- MoonDrop 竹 CHU2
- Softears Studio 4
- 他、評価基準にしているケーブルなど
ショートインプレッション
全体的に印象深いものをいくつか挙げていきたいのですが…まず最初には余計なものを足さないクリーンさでした。低域は締まって土台を固めるだけ、その上に乗る中高域から高域が、すっと明瞭に立ち上がり、全体の解像度は高めで、同社のレーティングで上から2番目という位置づけにも納得のいく描写です。
ただ、艶っぽさやアナログ的な響きで聴かせるタイプかというと、そういう方向でなく音量を一段上げたかのように輪郭がくっきりして、情報が整理されて出てくる。そういうシャープさが、このケーブルの持ち味という感じ。
低音域
素直です。タイトさを保ちながら、適度な厚みとパンチをきちんと感じさせてくれる低音域でした。重みや厚みを大きく強調していく方向ではなく、あくまで引き締まった表現に寄せてきます。
癖がなく、大きな膨らみも出ません。レスポンスはやや早めで、鳴らすべきところを鳴らしたらすっと引く感じ。この引き際の良さがあるおかげで、上の帯域が濁らない。土台を固めることに徹している低域、という言い方が近いかもしれません。
中音域
楽器類は全般に少しだけ太めで、広がりのある鳴り方ですね。
アコースティックギターだと、ローの部分がわずかに太くなって、ハイの部分がやや持ち上がったような質感になります。ボディの鳴りが少し豊かになりつつ、弦を弾いた瞬間の音が前に出てくる感じでしょうか。
このあたりは低域のタイトさとは少し方向が違っていて、楽器の帯域では窮屈にならない程度の余裕、広がりを持たせてくれています。ガチガチに引き締めた音ではないので、聴いていて息苦しくならないのはありがたいところです。
ボーカル
明瞭度の高さ!ややシャープというか、純粋に音量を上げたかのような存在感の出方をします。距離が近づくというより、存在感だけがくっきりする感じですね。
細かな艶やブレスのディテールを味わうというよりも、ハッキリクリア聞こえる!という感じで意識が向いてしまう。声のニュアンスや質感にフォーカスするたイプではなく、声をクリアに聴かせるタイプです。女性ボーカルでも男性ボーカルでも傾向は変わらず、どちらも同じように輪郭が立ってきました。
歌い手の感情や繊細なニュアンス、余韻などを含めて浸りたい方だと少し物足りなく感じるかもしれませんが、歌詞や声をしっかり聴き取りたい方にはむしろ好都合じゃないかなぁ、と思います。
高音域
透明度が高く、シャープです。減衰していく感じがあまりなく、しっかりとした存在感を保ったまま鳴ってくれます。
抜け感や余韻はやや抑えめではあるものの、そのぶん明瞭に存在感を持って出てくる。すっと消えていく余韻を楽しむというよりは、そこに音がある、とはっきり認識できるタイプの高域でした。刺さるような荒さは感じませんでしたが、線が細くなることもなく、しっかり芯を残して鳴ってくれます。
空間表現とダイナミクス
音場は、外に大きく抜けていくほどの広がり方ではありませんでした。標準的で耳のあたりまで広がり、その頭の中に情報がみっちり詰まっている、という感覚が近いです。それでいて空気感は多少あって、少しだけ臨場感を伴った鳴り方をします。だだっ広い空間ではないけれど、情報量の多さが空間の密度として感じられる、という表現になるでしょうか。
ダイナミクスについては、全体的にやや迫力が乗るタイプ。そのぶん静の部分がそこまで多くなく、常に音が前に出てきている感覚があります。抑揚の落差でハッとさせるというよりは、全体を持ち上げて聴かせる方向かもですね。
総評
「Hedacabl K01 Smaragvor」は、低域が癖なく地を固め、やや早めのレスポンスで全体を支えたうえで、高域や中高音付近の音を素直にシャープに、明瞭に鳴らしてくれるケーブルでした。
アナログ的な響きやディテール、繊細さを押し出してくる感じよりは、クリーンという言葉のほうが近い性格をしています。良くも悪くも情感やエモさは乗らず、イヤホンの音をそのまま素直に出してくるタイプなのかもしれません。このあたりを弱点と捉えるか、逆に長所と捉えるかは、使う方の好み次第だと思います。手持ちのイヤホンの個性をケーブルで色付けしたい方には物足りないでしょうし、イヤホン本来の音を濁らせずに引き出したい方には歓迎される性格でしょう。
ドライになりすぎることはなく、適度なレスポンスとパンチを持っているので、曲を選ぶという感じもありませんでした。ロックでもポップスでも、明瞭さが邪魔になる場面は特に出てこなかったです。音の出方に癖がないぶん、銅線では物足りないから銀メッキ系のケーブルが欲しい、という方にもちょうど良いバランスに落ち着いているのではないでしょうか。
こんな人にオススメ!
- イヤホン本来の音を色付けせず、素直に引き出したい方
- 解像度や明瞭度を優先したい方
- 銀メッキ系のシャープさを求めている方
- 再生環境で既にある程度音のキャラクターが完成していて、それを崩したくない方
- 緑の映える線材で見た目にもこだわりたい方

見た目が独特だよね。
購入先


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本記事はHedaCable様よりPRの機会をいただき執筆しました。このような機会を頂き心より感謝申し上げます。
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